今回は、「色絵 花文 小皿」の紹介です。
これは、平成10年に手に入れたものですが、小さいのにもかかわらず、なかなかの優品で、よく柿右衛門様式の特徴を備えていますことから、気に入り、身近な所に置き、時折り眺めていました。
ところが、それが仇となり、平成23年(2011年)の東日本大震災の際に被災し、大きな疵を負ってしまいました(><)
疵は、罪滅ぼしの意味も含め、素人直しですので上手な直しではありませんが、私が自らの手で、愛情を込めて補修してあげました(^_^)
表面
側面
裏面
生 産 地 : 肥前・有田
製作年代: 江戸時代中期
サ イ ズ : 口径;9.6cm 高さ;2.0cm 底径;4.5cm
なお、この「色絵 花文 小皿」につきましては、かつての拙ホームページの「古伊万里への誘い」の中で紹介しているところです。
次に、参考までに、その時の紹介文を再度掲載いたしますので、お読みいただければ幸いです。
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<古伊万里への誘い>
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*古伊万里ギャラリー74 柿右衛門様式色絵花文小皿 (平成16年3月1日登載)
小品だが、いかにも力強く、大きく感ずる。
物は、単なる造形の大小では評価できないようだ。
そういう私も、コレクションを始めた頃は、小さい物よりは大きな物に憧れた。
小さい物よりは大きい物の方が良いに決まっていると思っていたから、、、。
「大きいことは、良いことだ、、、」のコマーシャル(古う~~)に影響されたわけではないんだが、、、、、。
この生地は、ちょっと青味がかっており、また、不純物も多く、いわゆる柿右衛門の濁手とは少しちがった感じだが、文様は正に柿右衛門様式である。そういうところから見て、これは里帰り品なのかもしれない。
そう思うと、これは、ヨーロッパのどこのお城で、どのように使われていたのだろうかとの想像をたくましくする、、、。ロマンである、、、。
江戸時代中期 口径:9.6cm
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