京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
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ひがん花

2016-10-01 11:41:46 | 日記
 ひがん花

    金澤 ひろあき
 九月になって、ひがん花をあちこちで見かけました。
 京都の洛西ニュータウンの西に広がる田んぼのあぜ。長岡天神でも。
 咲く時は一気に咲き、消える時も一気ですね。
 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも言います。仏教で、インドの天界に咲く
花のことだそうです。天上世界は、あんな花に満ちた真っ赤な世界なのでしょうか。
 ひがん花の「彼岸」も、もとは「さとりの世界」の意味です。
 『般若心経』の有名な「ぎゃあてい ぎゃあてい・・」の所はサンスクリット語の、
「ガテー ガテー パーラーガテー パーラー サンガテー ボディヒ スワッハー」の音訳です。
「到達した者よ、到達した者よ、彼岸に到達した者よ、完全に彼岸に到達した者よ、さとりよ、成就せよ」の意味だそうですね。
彼岸=パーラーで、英語のパラダイスと共通語だとか。天国でもあるわけですね。彼岸花を見るといつも、彼岸ってすごい色なんだなと思います。
 でも仏教はインドで起こり、西方の国に広がり・・・だったので、極彩色もありかなと。
 シルクロードのベゼクリフという所の壁画を、龍谷大学が復元したものがあるんですが、
 それが真っ赤な極彩色なんです。あれは彼岸花的ですね。
ひがん花アッカアベーの舌を出す   ひろあき


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