圧力鍋

　我が家には圧力鍋があり、私は、これを多用している。普通、圧力鍋というと、分厚い金属で、重く、使いにくい。多くの人が一時は興味を持って大枚はたいて購入するが、大抵は、台所に棚の中に仕舞われて出番がないのが多いと思う。我が家の圧力鍋は、ステンレス製で、普通の鍋よりも若干厚手にはなっているようだが、うすっぺらなちゃちな代物だ。私が単身赴任中にホームセンターで購入した安物中の安物、三千円台だったと思うが、単身赴任中の私にとっては大枚はたいて買ったという記憶があり、結構大事に使っているつもりだ。それに、ステンレス製なので、IHでも使えるというので、単身赴任先から持ち帰ってきて、今まであったアルミ製の分厚い圧力鍋は処分した。

　普通の鍋と同じように、圧力を掛けずに、麺を茹でたり、ほうれん草を茹でたり、とにかく良く使っている。また、煮物などで時間が掛かりそうな物を作る時には、すぐに圧力を掛けて使用する。料理などは趣味ではなく、必要に迫られてやっているだけ、だから短時間に済ませたい。どうしても、食事の時刻が迫ってから料理を開始するので、いつも時間不足、だから味もしみこみにくいし、やわらかくもなりにくい。ところが、圧力を掛けて調理すると、短時間にそれらをやってのけられる。まあ、そんなこんなで、毎日のように圧力鍋を多用するということになった。

　これからも、圧力鍋の多用は続くだろうと思う。