明日へのヒント by シキシマ博士

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「白夜行」第3話 翳りゆく未来

2006年01月27日 10時00分24秒 | 明日のためのドラマ
白夜行」第3話。
1・2話で、我々視聴者は亮司(山田孝之)と雪穂(綾瀬はるか)の苦しみに共感し、2人の想い描く未来〝一緒に手を繋いで歩く事〟を実現して欲しいと願いました。
しかし、その未来へと辿る道のりは生易しいものではなく、想像以上に人間性を奪っていくようです。

笹垣(武田鉄矢)は藤村の事件(第2話のエピソード)を立件し、7年前の事件まで掘り起こそうとしている。
それを知った雪穂は亮司の元へと駆け込む。
自分らへの疑いを逸らすため、さらなる罪を重ねようとする雪穂と、それに尻込みす亮司。
そんな時、松浦(渡部篤郎)に強要され売春をしていた亮司の仲間・友彦の相手が行為中に死亡する。
それを亮司から聞いた雪穂は、恐るべき提案をする…。

2話までに掲げた2人の理想は、早くも綻び始めました。
なんとも荒んだ展開になって来ましたね。
今の亮司を取り巻く環境。
雪穂が辿ってきた7年の苦しみ。
2人の心情は理解できるだけに、間違った方向に突き進んでいくのを見ているのは辛いです。

嘘の死亡届を出し姿を消す亮司に、もう会えないと悲しむ母(麻生祐未)の姿など、まだ残っている人間的な情の部分も、今回のストーリーには含まれていました。
本当は、その情にすがったほうが良いのにね。
自首したほうが、苦しまずに済むのに…。
でも、それでも…
いくら罪を償っても、2人の苦しみの本質、11歳の時に受けた心の傷が消える事はないのです。
今までのようには、2人の行動に共感は出来なくなってきましたが、では何が最善なのでしょう?
今後のドラマの中に、答えを見いだすことは出来るでしょうか…?


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2 コメント

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難しいところでしょうね (愛梨)
2006-01-28 15:41:16
こんばんは。



 過去の事件の捜査の手から逃れようとするために、どんどん罪を重ねていくふたりの姿は見てて辛いですね。

 普通に考えれば、自首したほうが苦しまずには済むんでしょうけどね。それでも、過去のことを無いことにはできませんから…。難しいところでしょうね。



 そういう手段を選ばざるをえなかった亮司の姿が見てて辛いものがありました。もう二度とあえない母の悲しみも辛い場面でした。
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>愛梨さん (シキシマ博士)
2006-01-30 01:00:44
いつもコメントありがとうございます。



2人がだんだんと人の道から外れて行くようで、もう今までのように全面的に共感する事は出来なくなってしまいましたね。

これからも罪を重ねていくんでしょうか。

それでも、11歳の時のあの本来の純粋さを、心に持ち続けて欲しいですね。
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