多くの観光客が行き交う天安門広場で、先行する佐野、赤城、佐藤の三人から大きく遅れ、私はズルズルと足を引きずって歩いていた。
それはまるで『牛歩戦術』を駆使して採決を妨害する野党議員が如く、実にみっともない歩き様だった。
不法進入(笑)
進入禁止エリアに迷い込み、バックで逆走するタクシー。
傍目には、
「あのデブ、何をチンタラ歩いてやがる!」
という風にしか見えないだろうが、当の本人は大真面目だ。本気で歩いているのだが、どうにも脚の筋肉が硬直してしまい、筋疲労が激しくて歩けないのだ。
ふと前方を見ると、先行していたはずの三人が路上でタバコを吸っている。三人の前には、路上に設置された吸殻入れが地面から生えていた。
「…先に行っててくれても良かったのに」
「いや、ちょっと一服したかったんだよ」
佐野なりの気遣いらしい。
「…ツはぁ…」
すでに立っていること自体が苦しくなって来ている。
「マジでヤバイかも…」
腰の筋肉も悲鳴を上げている。
どうにかこうにか駅に着き、地下鉄を乗り継ぎホテルを目指す。
乗換駅
とても席に座れる状態ではない…。
ホテル近くの駅に着くと、そこからもさらに歩きだ。
「・・・」
私の身体の疲労は完全に限界点を超えてしまい、私は右足を引きずりながら歩き続けた。
完全に置いて行かれたと思っていると、またしても三人は路上の吸殻入れの前でタバコを吸っていた。
「…どーも、すみません」
なんとなく謝ってしまう。
「どうしたの?右足をやっちゃった?」
赤城が小声で訊いて来る。
「ええ、まぁ…」
曖昧な返事で答える。
ズルズルと歩き、どうにかホテルの前に来ると、三人が私の顔を見る。私は自分から切り出した。
「…いや、今日は疲れたんで部屋に戻ります。お疲れ様でした」
「じゃ、おやすみ!」
「お疲れ様です!」
「明日ね!」
三人は口々に私に声を掛けながら、そのままスナック『ハッピー』を目指して歩き始めた。
「ふぅ…」
私はズルズルと足を引きずって部屋にたどり着くと、ダブルベッドの上にダイブした。
「グハぁあああ…」
しばらくの間そのままベッドの上に転がり、意味不明な呻き声を上げる。
少しだけ筋肉疲労が回復すると、おもむろにパソコンを起動する。
日○テレビ(在京キー局)を中国で視聴
『Key Hole TV』を使えば、中国でも日本のテレビを視聴出来ます。
ただし回線スピードに難があるのか、10分ほどでフリーズしてしまいます。
気晴らしになるかと思ったが、すぐにフリーズしてイライラするので、ボーっと夜景を眺める。
夜景写真
ガラス越しに撮影、手ブレも追加(笑)ですっかり怪しい画像になってしまった…。
そもそも現場の打ち上げに参加しないことなど、今までの自分ではあり得なかった事態だ。
「本当にヤバイな、この身体は…」
どうやら日本に帰ったら病院に行かなくてはならないらしい。
「あんたね、このまま中国に行ったら死ぬよ!人間ってそういう時期があるんだから、病院に行きな!きっちりと検査しな!」
とある友人に言われた言葉が頭を過ぎる。
「あははは、そうだね」
笑って聞き流していたはずなのに、ここに笑えなくなっている自分が存在していた。
「で、一体これはなんの病気なんだ?」
以前聞いたことのあるヤバそうな病名が頭を過ぎる。
「んー、まさかソレはないよな…」
私はブツブツと独り言を言いながら、明日の帰国に備えてスーツケースの整理をノロノロと始めたのだった。
それはまるで『牛歩戦術』を駆使して採決を妨害する野党議員が如く、実にみっともない歩き様だった。
不法進入(笑)
進入禁止エリアに迷い込み、バックで逆走するタクシー。
傍目には、
「あのデブ、何をチンタラ歩いてやがる!」
という風にしか見えないだろうが、当の本人は大真面目だ。本気で歩いているのだが、どうにも脚の筋肉が硬直してしまい、筋疲労が激しくて歩けないのだ。
ふと前方を見ると、先行していたはずの三人が路上でタバコを吸っている。三人の前には、路上に設置された吸殻入れが地面から生えていた。
「…先に行っててくれても良かったのに」
「いや、ちょっと一服したかったんだよ」
佐野なりの気遣いらしい。
「…ツはぁ…」
すでに立っていること自体が苦しくなって来ている。
「マジでヤバイかも…」
腰の筋肉も悲鳴を上げている。
どうにかこうにか駅に着き、地下鉄を乗り継ぎホテルを目指す。
乗換駅
とても席に座れる状態ではない…。
ホテル近くの駅に着くと、そこからもさらに歩きだ。
「・・・」
私の身体の疲労は完全に限界点を超えてしまい、私は右足を引きずりながら歩き続けた。
完全に置いて行かれたと思っていると、またしても三人は路上の吸殻入れの前でタバコを吸っていた。
「…どーも、すみません」
なんとなく謝ってしまう。
「どうしたの?右足をやっちゃった?」
赤城が小声で訊いて来る。
「ええ、まぁ…」
曖昧な返事で答える。
ズルズルと歩き、どうにかホテルの前に来ると、三人が私の顔を見る。私は自分から切り出した。
「…いや、今日は疲れたんで部屋に戻ります。お疲れ様でした」
「じゃ、おやすみ!」
「お疲れ様です!」
「明日ね!」
三人は口々に私に声を掛けながら、そのままスナック『ハッピー』を目指して歩き始めた。
「ふぅ…」
私はズルズルと足を引きずって部屋にたどり着くと、ダブルベッドの上にダイブした。
「グハぁあああ…」
しばらくの間そのままベッドの上に転がり、意味不明な呻き声を上げる。
少しだけ筋肉疲労が回復すると、おもむろにパソコンを起動する。
日○テレビ(在京キー局)を中国で視聴
『Key Hole TV』を使えば、中国でも日本のテレビを視聴出来ます。
ただし回線スピードに難があるのか、10分ほどでフリーズしてしまいます。
気晴らしになるかと思ったが、すぐにフリーズしてイライラするので、ボーっと夜景を眺める。
夜景写真
ガラス越しに撮影、手ブレも追加(笑)ですっかり怪しい画像になってしまった…。
そもそも現場の打ち上げに参加しないことなど、今までの自分ではあり得なかった事態だ。
「本当にヤバイな、この身体は…」
どうやら日本に帰ったら病院に行かなくてはならないらしい。
「あんたね、このまま中国に行ったら死ぬよ!人間ってそういう時期があるんだから、病院に行きな!きっちりと検査しな!」
とある友人に言われた言葉が頭を過ぎる。
「あははは、そうだね」
笑って聞き流していたはずなのに、ここに笑えなくなっている自分が存在していた。
「で、一体これはなんの病気なんだ?」
以前聞いたことのあるヤバそうな病名が頭を過ぎる。
「んー、まさかソレはないよな…」
私はブツブツと独り言を言いながら、明日の帰国に備えてスーツケースの整理をノロノロと始めたのだった。
収めた税金ほど行政からのサービスを実感できないのが、『納税損』という感覚を強く感じさせるのかもしれませんね。
税務署の職員は『正しく(笑)納税してもらう』ことのみに集中しているので、当然国民の皆さんからは、『なんとなく』嫌われますよね。
本日私の手元に、
『独立行政法人日本学生支援機構奨学事業部』
から葉書が届きました。
内容は、
『奨学金返還完了通知』
です。
学生時代お世話になった月々48,000円の奨学金、ショボショボと毎月返還して行くと、この年齢まで払い続けることになるんですなぁ…(しみじみ)。
最近では初回返還月からバックレる奴も居るそうですが、それってほとんど犯罪に近くないか?と思ってしまいます。
千円札と10円硬貨でもイイから、奨学金は返還しましょー!(笑)
裁判官が顔をしかめつつ、面白そうに読んでいる姿が目に浮かびます(笑)
やっぱり『証拠のネタ=手の内』ってことで、小出しにして相手を小突き回すように裁判を進めるんでしょうかね。
相手が何かを証言する度に、証拠のネタを少しずつ提出しては、相手の証言を毎回潰す…。
こんなこと言っちゃアレですけど、相手は裁判なんかやらない方が良かったんじゃ?なんか人生のダメージが倍増するだけ、仮に勝っても得るものは何も無い気が…。
次のコラムは『病気王』ってタイトルにしよーかなぁ(笑)
法廷の方は着々と審理が進んでいるみたいですね。
次回はカミヤミさんも
「ド ○えもんが…」
とか、物凄いネタをブチかまして下さい!