有珠アルトリ岬キャンプ場の朝、何故か消防車が一台やって来た。意味もなく少し緊張したが、どうやら単なる見回りらしく、カメラ片手の私に、消防隊員は進んで写真撮影を買って出てくれた。
キャンプ場を出発し、海沿いの道をゆるゆると進む。昨日は室蘭へ迷いこみ、夕方までに約80キロ走ったので、足に疲労が溜っている。上り坂を上っていると、洞爺湖方面の標識が出てきた。距離7キロ、走れない距離ではないし、新しいトンネルが山の土手っ腹に明いている。歩道もかなり広い。私は思わずトンネルに入ってしまった。距離7キロのうち、トンネル二つで約3.5キロもあった。もちろんトンネル内は空気は悪いし騒音も凄い。
湖畔に着くと貸しボート屋のおじさんに呼び止められた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/da/b5ffea4041e2856dce624ce212a1624e.jpg)
真ん中の島。中島?
「今夜も花火があるからな、あそこの芝生にテントを張るといいよ」
確かに張れなくはないが、いくらなんでも目立ちすぎだ。礼を述べて、これまた勧められた『昭和新山』に向かう。上り坂が強烈だ。有珠からここに来るまでの山道で、片側交互通行をしていて、やむなく登坂ダッシュを強いられ、すでに足の力は残っていない。本当に足が鉛のようだ。最後は観念して自転車を押して歩く。
山頂に着くと、目の前にはハゲ鷹の頭のような山があり、駐車場には飲食店や土産物屋があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/69/bed3d3d7975749b0cd8ae0958b300474.jpg)
ロープウェイから
ロープウェイに乗り、何て事はない噴火口を見学し、熊牧場に入る。五メートル程の深さのコンクリートの檻で、熊たちが餌を待ち構えていた。面白いことに、人通りの多い檻の熊たちはやる気にみちあふれ、人が柵の前に立つだけで『餌くれポーズ』を取り、人通りの少ない檻の熊たちは、餌を放り込んでも反応が悪い。まるで、売上の良い業界一位の企業と、万年パッとしない業界五位の企業を見るようで、非常に面白かった。人も熊も所詮モチベーションのあり方は同じなのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/e8/d05843de18bc3fd0d88662619872e7ab.jpg)
やる気のある檻のみなさん。寝ている様に見える方は、床に寝ています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/33/91b7b7383ad09305d77e561da4b98ec6.jpg)
「今回のプロジェクトは私に、是非私に!」やる気全開です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/5d/048ae1482c33e3c53d7f4040c8857e2b.jpg)
できる人はストレッチも怠りません。
私は山から降りてキャンプ地をさがした。基本的には公園内はキャンプ禁止だ。だからなんとか人から見えず、落ち着ける場所を探さなくてはならない。ホテル街からかなり離れた湖畔にテントを張った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/ed/60073744caefc16755128dc8029018e3.jpg)
花火を楽しみに遅い夕食を食べる。セイコーマートで買った鶏肉の鶏皮をはずし、フライパンで炒める。サラダ油は左後部のバッグの中で自動キャップオープン機能が働き(単なる振動)、全て流失してしまったので、鶏皮から油を抽出する。鶏肉にはからあげ粉をまぶして炒め、からあげ風味にする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/ef/de9c36d12207200d1fe07a8900e38c2c.jpg)
テフロン加工は偉大なり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/81/aa725d52aba1b7bf3200739eb5fd9d70.jpg)
北海道限定
まもなく花火が始まるが全く見えない。理由は他人から見えない場所にテントを張ったので、私からも見えないのだ。この日、私は花火の音を十分堪能した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/24/60118a697174e93b7a1373d0cede883c.jpg)
仕掛け花火?は見えました・・・。
キャンプ場を出発し、海沿いの道をゆるゆると進む。昨日は室蘭へ迷いこみ、夕方までに約80キロ走ったので、足に疲労が溜っている。上り坂を上っていると、洞爺湖方面の標識が出てきた。距離7キロ、走れない距離ではないし、新しいトンネルが山の土手っ腹に明いている。歩道もかなり広い。私は思わずトンネルに入ってしまった。距離7キロのうち、トンネル二つで約3.5キロもあった。もちろんトンネル内は空気は悪いし騒音も凄い。
湖畔に着くと貸しボート屋のおじさんに呼び止められた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/da/b5ffea4041e2856dce624ce212a1624e.jpg)
真ん中の島。中島?
「今夜も花火があるからな、あそこの芝生にテントを張るといいよ」
確かに張れなくはないが、いくらなんでも目立ちすぎだ。礼を述べて、これまた勧められた『昭和新山』に向かう。上り坂が強烈だ。有珠からここに来るまでの山道で、片側交互通行をしていて、やむなく登坂ダッシュを強いられ、すでに足の力は残っていない。本当に足が鉛のようだ。最後は観念して自転車を押して歩く。
山頂に着くと、目の前にはハゲ鷹の頭のような山があり、駐車場には飲食店や土産物屋があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/69/bed3d3d7975749b0cd8ae0958b300474.jpg)
ロープウェイから
ロープウェイに乗り、何て事はない噴火口を見学し、熊牧場に入る。五メートル程の深さのコンクリートの檻で、熊たちが餌を待ち構えていた。面白いことに、人通りの多い檻の熊たちはやる気にみちあふれ、人が柵の前に立つだけで『餌くれポーズ』を取り、人通りの少ない檻の熊たちは、餌を放り込んでも反応が悪い。まるで、売上の良い業界一位の企業と、万年パッとしない業界五位の企業を見るようで、非常に面白かった。人も熊も所詮モチベーションのあり方は同じなのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/e8/d05843de18bc3fd0d88662619872e7ab.jpg)
やる気のある檻のみなさん。寝ている様に見える方は、床に寝ています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/33/91b7b7383ad09305d77e561da4b98ec6.jpg)
「今回のプロジェクトは私に、是非私に!」やる気全開です。
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できる人はストレッチも怠りません。
私は山から降りてキャンプ地をさがした。基本的には公園内はキャンプ禁止だ。だからなんとか人から見えず、落ち着ける場所を探さなくてはならない。ホテル街からかなり離れた湖畔にテントを張った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/ed/60073744caefc16755128dc8029018e3.jpg)
花火を楽しみに遅い夕食を食べる。セイコーマートで買った鶏肉の鶏皮をはずし、フライパンで炒める。サラダ油は左後部のバッグの中で自動キャップオープン機能が働き(単なる振動)、全て流失してしまったので、鶏皮から油を抽出する。鶏肉にはからあげ粉をまぶして炒め、からあげ風味にする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/ef/de9c36d12207200d1fe07a8900e38c2c.jpg)
テフロン加工は偉大なり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/81/aa725d52aba1b7bf3200739eb5fd9d70.jpg)
北海道限定
まもなく花火が始まるが全く見えない。理由は他人から見えない場所にテントを張ったので、私からも見えないのだ。この日、私は花火の音を十分堪能した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/24/60118a697174e93b7a1373d0cede883c.jpg)
仕掛け花火?は見えました・・・。