外国人研修生

先日ニュース番組で、外国人研修生という立場で来日して働いている中国人研修生が、どれほど低賃金長時間労働をさせられているのか、ひどい扱いをうけているのか、ということが紹介されていました。

非正規雇用が増えてて、派遣切りって言葉が生まれたように人間が使い捨てにされてるのですが、、その非正規労働者たち以下、もっとひどい立場におかれてるのが、外国人研修生という名目で働いてる人たちです。
ひとむかしまえの奴隷状態です。

ネットで検索してみました。（以下、下記紹介サイトなどからの情報です）
外国人研修生、実習生制度が１９９０年に創設された。
「途上国への技術移転を通じて国際貢献する」というのが名目です。
日本の優れた技術を学ぶ、人材育成のための制度ということになってるのですが、
「時給３００円で深夜まで働きますよ」とか言ってあっせんしてる人たちがいて、
実態は安い労働力として思うように使っているということです。

現在中国人やベトナム人などを中心に１８万人！が働いてます。
（縫製、製造、建設、水産加工、農業などの現場で）

ニュース番組でも取り上げられていたのが
山梨のテクノクリーンという会社で働く中国人女性たち
縫製を学ぶということだったのに、クリーニングの仕事ばかり。
完全な偽装研修です。
８時から１０時まで１５時間労働で、基本給が５万円。
土日も仕事があたりまえ、休日は月１回。
残業させてはいけない研修生を隠れて残業させて残業代は時給何１００円。
あまりの扱いに会社に申し入れた女性たちに、社長らが暴力で襲いかかった。
というとんでもない話です。
（詳しくはこちら）↓↓

劣悪な労働環境に悲鳴続出！
外国人研修生の「現代版女工哀史」
http://diamond.jp/series/analysis/10033/

この国で１８万人がこうした現実のなかで働いています。
激安とかの裏にはこうした現実があるのではないのでしょうか。

（こちらも参考に）↓↓
外国人研修生権利ネットワーク
http://k-kenri.net/

私たちは＜呼びかけ＞↓に書いていますように、
http://blog.goo.ne.jp/donationship/e/11da59fc44503661c996d8bea79dc4cc
託して頂いた給付金を、国内の＜貧困と生存＞問題への取り組みや活動に役立てます。

昨年の経済危機以降、失業した日系ブラジル人などの帰国に際し、日本政府は再入国制限をしています。
（当初「当分の間」としていたが、内外の批判を受け「原則３年をめどに」とあらためた。）
いらなくなったら使い捨て、閉鎖的と言われても仕方ない。
仕事を失った日系ブラジル人などや、外国人研修生のおかれている現実は
国内の＜貧困と生存＞問題と別物ではないと考えています。（さき）