「困った時はお互い様」    

NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

矢島祥子さんのことを知って下さい

2010-09-13 07:54:35 | 矢島祥子さん
矢島祥子(やじまさちこ)さんは
大阪、日雇い労働者の街といわれる釜ヶ崎で、
そこに生きる人たちに寄り添って共に生きていた人でした。
昨年11月、突然の訃報。
頭が真っ白になって、信じられませんでした。

ドネーションシップがNPO法人として活動を始めてまもなく、
「日本のなかの貧困問題」について学習会をして、
有志で「野宿者ネットワーク」の夜回りに参加させてもらいました。
野宿から体調を壊して入院している方の「お見舞い」にも同行させてもらいました。
そのなかで矢島さんに出会いました。
たくさん言葉を交わし、たくさんのことを教えてもらいました。
矢島さんと一緒に釜ケ崎を歩いていると、おじさんたちが声をかけてきます。
矢島さんも気になる人に出会うと声をかけて体調など気遣っていました。


(ドネ会員ページの日記より↓↓) Yさんは矢島さんです

>Yさんと一緒にお見舞いに同行した人は多いです。
>まだ若い女性の医師の方なのだが、全然えらぶることなく、
>あたりまえのように野宿する人たちに寄り添って、
>あたりまえのように自分にできることをしていた人だった。
>皆さんが日記で報告感想を書いてたから、思い当たる人も多いと思います。
>私も何度かYさんと一緒にお見舞いに同行させてもらった。
>行く道すがら、たくさん現場の話を聞かせてくれました。
>Yさんの生き方、Yさんのやさしさ、あたたかさ、、
>今もそのまま自分のなかにあって、生きています。

>突然で事情もまだわからないということだったのですが、
>ドネ有志という形でお花とメッセージを送らせてもらいました。
>どうぞ安らかに、と思いを向けています。
>Yさんのご冥福を祈ります。

>去年(2008年)の秋に一緒にお見舞いに行って、
>もう何年も正月に実家には帰ってなくて、
>(野宿者の)越冬の餅つきで過ごすのが恒例になってるんですよ。
>って、笑いながら言ってたんです。
>素敵な笑顔でした。
>それを聞いて、私も年末年始の越冬に参加しようと決めたんです。
>餅つきに参加して、Yさんと一緒に炊き出しの準備して、
>冷たい公園の流しで野菜を洗ったり切ったりしたんです。
>あなたの分も生きるよ、って、思ってます。
>Yさんの素敵な笑顔を思ってます。 (さき)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※矢島さんがなぜ亡くなったのかはわからないままで、
矢島さんのご両親が事件の情報を求めておられます。
ご両親のお気持ちを思うといたたまれないです。
下記サイトを是非ご覧になって下さい↓↓

◆「風化させてはいけない事件 大阪西成 さっちゃん先生殺人容疑事件」
http://ag-skin.com/daily/skinblog.cgi?mode=2&sn=1880
矢島さんの事件をとりあげた「報道特集」をYouTubeで見ることができます

(生田武志さんのホームページ)
◆ 矢島さんに関する報道と追悼文
http://www1.odn.ne.jp/~cex38710/thesedays16.htm

・・・・8月21日のTBS「報道特集」や、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」(予定)などで、
釜ヶ崎に関わり続けてきた医師、矢島祥子さんが昨年11月に亡くなった件について報道がされています。
矢島さんは野宿者ネットワークに参加して、夜回りや交流会、
様々なセミナーや会議に中心的なメンバーとして活動していました。・・・・

・・・(9.21追記)・・・
●さっちゃんの会を応援する会
http://sachan330.exblog.jp/i2/
署名活動の呼びかけがあります。
ぜひサイトをご覧になって、署名にご協力下さい

・・・・追記・・・・
◆矢島祥子さんの願ったこと
人を大切にしたいし、自分も大切にされたい
http://blog.goo.ne.jp/donationship/e/8a4f9f4312141c122a004537db9cf834

・・・・追記・・・・・
こちらも見て下さい
http://blue.ap.teacup.com/yajibin/
矢島祥子さんのお兄さんのブログです。
11月23日に報道された番組が見られます。
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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (「さっちゃんの会」事務局)
2010-09-17 08:35:24
「さっちゃんの会」事務局です


矢島祥子の事をブログで取り上げて頂き、
心より感謝申し上げます。

私達は警察に対して捜査継続を求めるための
9月中旬より署名活動を開始いたしました。

そして、皆様より頂きました署名
(直筆3,600名、全国からのFAX1,200名)
を9月14日に警察苦情申出の添付資料として
大阪府公安委員会へ提出して参りました。

なお署名活動は継続してゆく予定ですので
今後ともご協力をいただければ幸いです。

署名活動等の詳細につきましては、
「さっちゃんの会を応援する会」の
ホームページをご覧下さい。
http://sachan330.exblog.jp/


皆様のお力添えをいただきながら
真相究明を求め続けてゆきたいと思います。
本当に、ありがとうございます。

返信する
「さっちゃんの会」事務局さま (さき)
2010-09-17 10:26:40
コメントありがとうございます。
私はほんのわずかしか知らないのですが、矢島さんと過ごした時間、矢島さんと交わした言葉がよみがえり、、、涙がでます。
署名活動については知らなかったので、私たちドネの会員の方やつながる方にお知らせします。
ホームページを見させていただきます。
お知らせいただいてありがとうございました。
返信する
その後 (そら)
2010-10-27 10:44:24
職場の捜査、遺品の鑑定、遺族と釣り人の面会があったと報じられています。
10月26日にはフジテレビジョンのスーパーニュースで観ました。
真相究明が進みますように祈ります。
返信する
初めましてm(_ _)m (SёikÅ)
2010-10-30 14:58:46
私は矢島先生が主治医でした。
希死念慮を訴える私の目を見て、
「この世に死んでいい人はいないんです」
と言ってくれたことを今でも思い出します。
ご実家に飾られていた写真と同じものを私も持っています。
今でも診察室から「SёikÅさん、どうぞ」という声が耳に残っています。
矢島先生のお顔を拝見するだけで治療の半分は終わったような気がするほど、診察日を楽しみにするようにもなっていました。
私が最後に矢島先生とお会いしたのは11月13日でした。
支離滅裂なコメントですみません。
返信する
そらさん (さき)
2010-10-31 01:39:03
昨日お兄さんのブログでスーパーニュースの動画を見ました。
今後ますます報道でも取りあげられ、どんどん事実があきらかになるようにと思います。
返信する
SёikÅさん (さき)
2010-10-31 01:53:31
コメントありがとうございます。
11月13日に矢島さんと会われたのですね。
>「この世に死んでいい人はいないんです」
矢島さんの言葉が迫ってきました。

私は矢島さんの訃報を聞いて、どう受け止めていいのかわからないまま、この一年近くを過ごしてきました。
夏祭りでのご家族の方々のビラ配りから、その後の報道を見て、いかに多くの不審点が多くあるのかを知りました。
なぜ早い時期に自殺とされたのかと、なぜもっと(自分が)知ろうとしなかったのかと、思います。
せめて一周忌の偲ぶ会には出席させてもらいたいと思ってます。
返信する
警察の対応が理解できません (雪ノ下)
2010-12-24 17:33:04
警察が言い張る「自殺」の「根拠」は素人だって反論できます。

「過労」彼女は自ら望んであのような場であのような診療、支援を続けていたのだと思います。
想像を絶する厳しい毎日だったと推測されますが、もし限界を感じていたら、自ら死に逃げ込まなくても他に選択肢はたくさんあったと思います。
例えばご実家の病院に戻って医師を続けていくとか、わざわざ死ななくても他に道はあったはずです。

「遺書」ですが、私の祖母がホスピスにいた時も看護士さんやお医者さんからあのような手紙はいただきました。
時候の挨拶とか捉えられない一枚を「遺書」とこじつける理由は何でしょうか?
警察の人は書物を一冊も読んだことがないのですか?教養がある人は丁寧な表現や文語的な表現はたくさん使いますよ。

自殺する動機もまず考えられませんし、何より遺体の状況が真実を物語っていますよね。

何故警察が捜査しなかったのか???
警察官は何したんですか???
返信する
雪ノ下さん (さき)
2010-12-25 17:13:45
訪問、コメントありがとうございます。
いくつも不審点があるのに警察はなぜ最初にもっとちゃんと捜査しなかったのかと思います。
自殺として処理したかったのだとしか思えないです。
これはおかしいという声をあげていって、このままで終わらせないようにしていきたい。
でないとあんまりだと思います。
返信する
お人柄が偲ばれます (雪ノ下)
2010-12-26 11:16:06
お言葉ありがとうございます。

こうして、彼女やご家族の方たちを応援してる皆さんのご活動を拝見するにつけても、亡くなった彼女のお人柄が偲ばれます。
大勢の方たちに慕われていたのですね。

ネットがあって本当に助かりました。
情報を入手できる方法が雑誌やテレビだけの時代だったら、真相は言葉通り闇に葬られていたと思います。
個人の方々のご意見や見解を聞ける時代で本当に良かった。
彼女を直に知っている方のお話をうかがえたのは大変貴重なことでした。

日本中の彼女を思う人たちの気持ちがひとつにまとまって、動く気のない警察を動かしていけたらと思います。
微力ではありますが、私も署名活動に参加させていただきます。

それから、こちらのブログで自分が知らなかった世界に初めて触れ、深い興味を持ちました。
これからもこちらで情報収集させていただくのでどうぞよろしくお願いいたします。
返信する
雪ノ下さん (さき)
2010-12-26 12:46:24
矢島さんを頼りにしていた方は本当に多いです。
先日お会いしたおじさんが、今のアパートに移れたのも矢島さんのおかげだと言ってました。数多くを語らないその人の言葉から、矢島さんがいたから自分がある、という思いが伝わってきました。
親身になって自分の話を聞いてくれた。
ということが、おじさんたちにとってどれほどの喜びであり心の支えだったのか、ということをあらためて思い知らされました。

人間って「自分が誰かに思ってもらえている」というシンプルなことが、生きることの支えになるのだと思います。
私たち(ドネ)は日常的に釜ヶ崎や野宿や貧困の問題に関わって何かしているわけではありませんが、この社会のなかで人と人とのあたたかなつながりをとりもどしていきたいと活動しています。興味もって下さってありがとうございます。よかったらサイトも見て下さい。
http://donationship.org/
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