「困った時はお互い様」    

NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

高校生の声

2009-05-30 11:44:43 | みんなの声
新聞の投書欄より

◆大阪の高校生(15歳)の声

定額給付金は、大人からすればうれしいでしょう。
でも、子どもからすれば「親に没収される」「給付金の分も含めて国の借金は将来、自分たちが払わなあかん」という気持ちだと思います。
子どもは借金を押し付けられるだけではないのですか。
僕ならこんな景気対策が良いと思います。
成人には一定額を給付するが、将来の人材育成のため、未成年者には教育分野での補助を拡大する。
高速道路代の割引の代わりに、公共交通機関を利用すれば利用額の何割かを国が補助する(二酸化炭素排出量も抑えられる)。
もっと実用的で、雇用も増やせる景気対策を国に望みます。
(2009、5、28 朝日新聞「声」より)

***********

※29日夕刊より
求人最悪、0・46倍。失業率5・0%に悪化。
完全失業者数は346万人。
厚生労働省は昨年10月から今年6月までに職を失ったか、失うことが決まっている派遣などの非正規雇用労働者が21万6408人に上るとの調査結果を発表。

同日、13・9兆円の09年度補正予算が成立。
その財源は借金だ。
これでいいのか、こんなことで。
多額の税金を使って導入されるエコポイントが本当に私たちの暮らしや環境対策になるのか。
そのつけを支払わされるのは私たちなんです。
今、大人が真剣にこの国の行く末を考えていかないと、高校生、子どもたちにとんでもない未来を押し付けることになる。知らなかったじゃすまないと思います。(さき)

(エコポイントについて書いてます↓)
http://blog.goo.ne.jp/donationship/e/1d3a5b41dcd56d00690af2650d68c4b8



◆ネットでこのキャンペーンを知って下さったYさんからメッセージを頂きました。

・定額給付金は自分も寄付に使います。
(知人が)下記NGOのスタッフやってるので、そちらに半分
http://www.plan-japan.org/home/

後はユニセフに寄付しようと想ってます。
寄付先がちと違いますが、志は同じかな? と想ってます。
宜しくお願いします。

・前に話したプランジャパンに半分
ユニセフに半分寄付しました。
御報告までに・・・
プランジャパンは映画「スラムドッグ$ミリオネア」の関係者が寄付した事でも有名です。
寄付場所は違いますが、気持ちは同じだと想いますので。
ではでは~~(^^)/

***********
※Yさんメッセージありがとうございました。
ご飯が食べられて、寝るところがあって、心を通わせる家族とか仲間がいること。
誰もが人間としていのちを尊重され、そうやって生きていけたらと思います。
地球上の誰もがです。
わかちあいささえあえる関係を、困った時はお互い様の関係を、私たちの足元から築いていきたいです。
このキャンペーンを通じてそんな気持ちをつないでいきたいです。
私たちの定額給付金プロジェクトは、反対や疑問の声を押し切ってバラまかれた給付金を(国内で)より困ってる人たちのために有効に役立てようという取り組みです。
12000円で心は売らないよ、という意思表明でもあります。
<呼びかけ>↓
http://blog.goo.ne.jp/donationship/e/11da59fc44503661c996d8bea79dc4cc

皆様の賛同を呼びかけます。
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おすすめ本 (さき)
2009-05-31 09:31:06
資本主義崩壊の首謀者たち

 広瀬隆著、集英社新書、720円、2009年3月発行


経済とか金融の話って難しいって思ってしまいがちですが、私たちの生活や暮らしに直結してる問題です。知らないではすまされないというか、いいように餌食にされるだけ。
えらい時代です。
この本はわかりやすくておすすめです。

昨年の住宅ローンの破たん、リーマンショック、、
米政府は莫大な政府資金(税金!)を投入して金融機関を救済した。

住宅住宅金融会社2社に2000億ドル(20兆円)
保健会社AIGに総額1500億ドル
金融安定化策 7000億ドル
銀行と証券業界救済 3兆ドル
シティーグループ 3000億ドルを準備
ローン証券買い上げ 8000億ドル

ありとあらゆる金融機関が政府からお金をもらうという保護をうけなければ生きていけない企業に豹変した。
これはどこからみても資本主義のルールじゃない。
2008年、資本主義崩壊した。

という認識にはじまる本書。
庶民は(そうとも知らず)資本主義の幻影にのせられ、
そのとんでもなく腐敗した金融に翻弄されてるわけだ。

・・・全世界に流通する通貨は、2005年時点で5400億ドルですが、帳簿上を流通するドルはその500倍を超える300兆ドルに達したと言われます。
一方、人類の生存と生活を続けるための実体経済に必要なのはそのうちわずか40分の一、つまり2・5%だったのです。
97・5%も架空の数字が動きまわって、静かな生活を混乱に導いてきました。・・・・

・・・現在の金融システムが持っている投機腐敗の構造を根絶しない限り、これからも金融犯罪による貧困は地球上からなくならない。・・・
・・・何百兆ドル、何千兆ドルの資金を金融界に投げ込んでも、世界の金融危機はなくなりません。その金は税金であり、金融犯罪者たちを窮地から救い、これらからの金融腐敗を保証するだけだからです。・・・

んだけど、日本政府は100兆円の米国債を保有して、このシステムを支えている。さらに2010年までに株式上場される予定の「ゆうちょ」がこの金融システムの餌食になろうとしている。
そもそも郵政民営化はその資産を狙って行われた。

私たちはどっちへ向かうのか、全力でかじ取りする時なんだと思う。
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