富士山麓より ・・・ 一歩ずつ ・・

富士山麓をステージに、一歩ずつ・・・日常で、フィールドで、出会った諸々を、見るがまま、自然のままを、徒然に・・・!

実は、富士には明月草が良く似合う・・・

2011年08月12日 23時29分26秒 | 富士山


先日、星空の残る夜明けに起きて、
表富士の御殿場口に向った。
既に、日の出には間に合わなかったが、
その分、途中の道々で「夏の赤(焼け)富士」を
見ることが出来た。

下界では、夏真っ盛りの猛暑だが、
山には着実に、夏の終り・秋が来ていた。

「明月草」・・イタドリの仲間だが、
富士山の森林限界付近にオンタデと共に多く自生し、
殺伐とした焼き山の風景に、生命の彩りを添えている。

かの太宰治は、短編「富嶽百景」の中で、
外来種のオオマツヨイグサを在来種と間違え、
「富士には、月見草が良く似合う・・・」と書いたが、
私的には、富士には、明月草が良く似合う・・・。

春先の雪崩などで、斜面などが崩れたとき、
植生再生の為に、わざわざ種を集めて蒔かれたりもする、
パイオニア植物である。
コメント
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