先日、何年か振りに東京・浅草を訪れた。
地方が、震災の影響で閑散としているのに対し、
東京は相変わらず人がゴミゴミしている。
まして浅草は、外国人観光客も混ざり、祭りの賑いが未だに続いている。
そして、その街並みの向こうには、スカイツリーがそびえていた。
かつて、昭和の高度経済成長期の象徴とされたの東京タワー。
果たして平成のタワー、スカイツリーは、何の象徴となるのだろうか?
ちょうど吾妻橋脇からは、個性的な建造物が並ぶ。
金色のウンチ(実はビールの泡をイメージ)と金色のビル、
そして、年末に完成を控えたスカイツリーと負けずと高い墨田区役所。
すべてが、巨大オブジェに見えてしまうのは、私だけだろうか?
平成になってから、数々の神話が崩れて行っている。
経済成長神話、土地神話、自民神話、安全神話・・・
何もかも現実社会が崩壊して行き、社会のバーチャル化が、進んでいく・・・
今進んでいる変化は、人が集っても、誰もがスマートホン片手に覗き込み、
人との直接のコミュニケーションを失って行くことだ。