ドミンゴ(土民子)のわくわくランド

自分が感じた面白い、かつ、怒りの話題を提供します。
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学校とはなんだろうか?

2006-12-13 | Weblog
今から13年前、女房から私の職場に電話があった。息子が学校で暴力事件を起こ

した。直ぐ、学校に行って欲しい。

この日は会議の予定であったが、部下に緊急の用事が入ったので早退する旨言っ

て、お前が会議を取り仕切るよう伝えて職場を後にした。

息子が何をしたのか不安を抱えて学校に駆けつけた。

担任の先生(女性)が出て来て息子が同級生に暴力を振るい、怪我をさせた。との

こと。生徒指導の教諭も同席し私の息子を非難していた。

私は「信じられない。何があって息子が暴力を振るったのか?」と聞いたが先生か

らはっきりした言葉がない。「貴方方と被害者の問題であり、学校は関係ない」と

の言い分で突き放された。「私は子供を加害者にするために学校に行かせてい

。」といったが先生はへへら笑い。

こんな問題が起きると学校に勤めている人は当事者の問題として逃げまくる。教室

で何があったのか?当事者の先生と被害者の親と子供に聞いてみたい。

私は子どもの言い分を聞いて納得した。私の命と全財産を注ぎこんでもお前を守

る。と約束をした。これが親子の契約と責任であろう。

校長は逃げまくり、一回も面談できなかった。今、この人はどうしているのだろう

被害者の親に民事裁判を起こされた。中学生の子供のケンカに裁判所が入った。

結果は和解、お互い無駄な時間を費やした。

息子に殴られた被害者はいつも弱いものいじめ、この日はアメリカ人の先生の英語

の授業だった。「ハゲ」と言うのは英語でなんと言うのか?質問していたようだ。

先生はこんな質問を無視したところ、彼は先生に消しゴムを投げつけたらしい。

これに怒った息子が授業が終わってから「お前なんと言うことか?」といって殴

ったという。

私は結果に必ず原因がある。原因が解らなければ再発防止につながらない。

と裁判官に訴えたが笑われた。

「貴方の子供が暴力を振るって怪我をさせた。これによって裁判が行われている」

原因でなく、結果の後始末である。

これを機に日本には「正義」はないと思った。加害者は裁判では弱者、反対に被害

者は強者である。こんなことも子育てで経験した。日本以外の国ではどうだろう

か?子供に広い視野を経験させるために突き放した。

そして娘と息子は私たちの生前の財産分与でアメリカの大学に学んだ。

親として伝えることは、子供に全てを伝えた。心残りはない。後は自分の責任の道

である。いつか息子と娘は自分も親となるだろう。

その時、自分の親の振る舞いが参考となることを願っている。

親は暗い海を航行する船の灯台になるべきである。

最近、国、地方の首長の不祥事を見るにつけ、灯台の光りが暗くなっているように

思えてならない。

この暗闇を利用する小国民の跋扈も起きている。それは「お金、お金の!」の崇拝

主義の蔓延であろう。欲望には際限はない。