ドミンゴ(土民子)のわくわくランド

自分が感じた面白い、かつ、怒りの話題を提供します。
みなさんのコメントをお待ちしています。

柚子胡椒を頂いた・・・・

2006-12-07 | Weblog
先日、佐賀県の鳥栖市でセミナーの講師を務めた。

夕方、鳥栖駅に降り立ったが始めての訪問でこの地域の情報は皆無である。

こんな時私は地元の情報を聞くために、古い居酒屋に入る。

丁度駅前の古びたビルの地下街の入り口に赤い提灯がぶら下がっていた。

この灯りに誘われてふらりと階段を下りたら暖簾に「信玄」と記したお店が会っ

た。

戸を開けて中に入るとお客さんは誰もいない。私にとってラッキーである。

店主とゆっくり話せるからである。

久し振りの焼き鳥である。まずは鶏レバー刺しを注文し、ゴマ油と塩のたれで一

口、新鮮でトロリとし味が口の中にひろがっていく。思わず心の中で「お主なかな

かやるのよう」と呟いた。

店主に鳥栖の町についての歴史や名所、名物、有名人などの話を聞きだした。

二人でビールを飲みながら話しているとなかなか見識がある。

若い時に東京の赤坂や博多の天神にいたこともあるらしい。

焼き鳥を食べ、飲むほどに話が弾んできた。歳を聞くと私より二歳上、苦労してき

たようだがその素振りはまったく見せない。面構えと笑顔が魅力的である。

そのうちに自分の手作りの柚子胡椒を冷蔵庫から取り出し「焼き鳥につけて食べん

ばい。うまかとよ」お勧めに乗って一口食べたピリカラと柚子の香りが絶妙なハー

モニーを醸し出し、焼き鳥が一段と美味しく感じられる。「美味い!」というとに

やり笑っている。自分の自信作が誉められて気をよくしている。

そのうちに自家製の「梅味噌」や「スズメバチの焼酎」「朝鮮人参の30年ものの

焼酎付け」「自然薯の摩り下ろし」が次々と目の前に出てきた。

この店主は色々なことを知っているし、研究家でもある。

次の日の夜もセミナーをサポートしてくれた方と一緒にこの店に行った。

また来てくれたと歓待された。「梅味噌」をタッパに入れてもっていけとのことで

あるがあまりにも量が多いので次に来るまで保管して欲しいとお願い・・・・

では、「柚子胡椒」をと小瓶に入れたものを頂いた。

旅回りをしていると色々な人と出会い学ぶことが多い。平成の寅は「梅味噌」の作

り方のノウハウを教えて貰った。

来年挑戦してみたい。