嘉永元年 10万石の石高を拝領している地方の藩の出来事である。
城の大広間に15人の家老が平伏し、藩主の参上を待っている。
以下、藩主と家老の会話である。
藩主:くるしゅうない。面を上げ~
家老達:ハッハー
藩主:何か問題があるとのこと。申し述べよ!
家老の代表:当藩に厄介なことが持ち込まれました。お上から城の修復に金1万両
と人足300人を出すよう無理難題が持ち込まれました。いかがなさいましょう
か?
これを聞いていた藩主はおもむろに口を開いた。
藩主:よきに計らえ!
と言って大広間から退出した。
この場面を想像したら皆さんどう思いますか?
(1)藩主が責任逃れ、家老達に責任を押し付けた。
(2)藩主が家老達の能力と肝を試した。
(3)藩主と家老は腹の探りあいをしている。
私は「よきに計らえ!」と言う言葉は含蓄があると思う。
お上の言うことをそのまま受け入れると藩の金庫が危うくなり、人足を調達すると
民に難儀を与える。
この難題に当たって家老達に英知を絞って解決策を考えて貰いたい旨の裁可である
ように思う。
現代の組織にも同じことが起きている。アホな家老達が多くいると最悪、藩の取り
潰し(倒産)になるかもしれない。
これを承知で藩主は家老達に藩の行く末を委ねたのではないだろうか?
自分の命を家老達に預けたのであろう。
戦後の日本、家老の中にはいち早く逃げ出すものが多い。困難に耐えられないので
ある。安全なところに逃げ出し評論家老が多くいるし、藩主(知事等)の中には家
老に罪を擦りつけ逃げ切ろうとする輩もいる。
本物の心の武士がいなくなった。・・・・・・・
時代が変っても変えてはならない日本人の魂があるはずである。
「武士の一分・・・」は何処にいった!
城の大広間に15人の家老が平伏し、藩主の参上を待っている。
以下、藩主と家老の会話である。
藩主:くるしゅうない。面を上げ~
家老達:ハッハー
藩主:何か問題があるとのこと。申し述べよ!
家老の代表:当藩に厄介なことが持ち込まれました。お上から城の修復に金1万両
と人足300人を出すよう無理難題が持ち込まれました。いかがなさいましょう
か?
これを聞いていた藩主はおもむろに口を開いた。
藩主:よきに計らえ!
と言って大広間から退出した。
この場面を想像したら皆さんどう思いますか?
(1)藩主が責任逃れ、家老達に責任を押し付けた。
(2)藩主が家老達の能力と肝を試した。
(3)藩主と家老は腹の探りあいをしている。
私は「よきに計らえ!」と言う言葉は含蓄があると思う。
お上の言うことをそのまま受け入れると藩の金庫が危うくなり、人足を調達すると
民に難儀を与える。
この難題に当たって家老達に英知を絞って解決策を考えて貰いたい旨の裁可である
ように思う。
現代の組織にも同じことが起きている。アホな家老達が多くいると最悪、藩の取り
潰し(倒産)になるかもしれない。
これを承知で藩主は家老達に藩の行く末を委ねたのではないだろうか?
自分の命を家老達に預けたのであろう。
戦後の日本、家老の中にはいち早く逃げ出すものが多い。困難に耐えられないので
ある。安全なところに逃げ出し評論家老が多くいるし、藩主(知事等)の中には家
老に罪を擦りつけ逃げ切ろうとする輩もいる。
本物の心の武士がいなくなった。・・・・・・・
時代が変っても変えてはならない日本人の魂があるはずである。
「武士の一分・・・」は何処にいった!