風が気持ちよいですね。
好きな季節がやってきます。
めるへんたいむの時間です。
『いわずにおれない』、大好きな詩人まど・みちおさんへのインタビューと、
まどさんの詩や絵が紹介されています。
現在96歳の現役詩人。
人間や雑草やアリや蚊や石、この世に存在しているあらゆるものに興味を
持ち続け、いとおしみ、それらをかぎりなく平易な言葉で輝かせてしまう
まどさん。
ものの本質に近づきたい。一途に思い続けることの素晴らしさ。
その詩は、どんどんどんどん透明さを増しているようで
読んでいると、爽やかな風がわたしの身体をさらさらと吹き抜けていく
ように感じます。
まどさんがご自宅でものを書いていらっしゃる写真なども載っていますが、
なんだかまどさんの身体さえも半分透けているように見えるのは、
私だけかな。。。
つけものの おもし まど・みちお
つけものの おもしは
あれは なに してるんだ
あそんでいるようで
はたらいているようで
おこっているようで
わらっているようで
すわっているようで
ねころんでいるようで
ねぼけているようで
りきんでいるようで
こっちむきのようで
あっちむきのようで
おじいのようで
おばあのようで
つけものの おもしは
あれは なんだ
きょうも天気
花をうえて
虫をとる
猫を飼って
魚(うお)をあたえる
Aのいのちを養い
Bのいのちを奪うのか
この老いぼれた
Cのいのちの慰みに
きのうも天気
今日も天気
「なんでもないことを本当になんでもなく書けたらと思います」
やっぱり憧れてしまいます
好きな季節がやってきます。
めるへんたいむの時間です。
『いわずにおれない』、大好きな詩人まど・みちおさんへのインタビューと、
まどさんの詩や絵が紹介されています。
現在96歳の現役詩人。
人間や雑草やアリや蚊や石、この世に存在しているあらゆるものに興味を
持ち続け、いとおしみ、それらをかぎりなく平易な言葉で輝かせてしまう
まどさん。
ものの本質に近づきたい。一途に思い続けることの素晴らしさ。
その詩は、どんどんどんどん透明さを増しているようで
読んでいると、爽やかな風がわたしの身体をさらさらと吹き抜けていく
ように感じます。
まどさんがご自宅でものを書いていらっしゃる写真なども載っていますが、
なんだかまどさんの身体さえも半分透けているように見えるのは、
私だけかな。。。
つけものの おもし まど・みちお
つけものの おもしは
あれは なに してるんだ
あそんでいるようで
はたらいているようで
おこっているようで
わらっているようで
すわっているようで
ねころんでいるようで
ねぼけているようで
りきんでいるようで
こっちむきのようで
あっちむきのようで
おじいのようで
おばあのようで
つけものの おもしは
あれは なんだ
きょうも天気
花をうえて
虫をとる
猫を飼って
魚(うお)をあたえる
Aのいのちを養い
Bのいのちを奪うのか
この老いぼれた
Cのいのちの慰みに
きのうも天気
今日も天気
「なんでもないことを本当になんでもなく書けたらと思います」
やっぱり憧れてしまいます