ともこもなこ !

ソプラノ大森智子のページです。
ふわふわと流れてゆく雲のように
あんなことこんなこと・・・

仙台の味!

2011年05月01日 23時24分32秒 | あんなこと、こんなこと
東北の要、仙台。



そこかしこ工事、修復中
まだ再開していないホテルもありましたし

ガスの復旧されない日々は
最近まで続いたようで

飲食店も相当大変だったようです。




でも
仙台、元気でした!


「自粛するのを自粛しよう」
という看板を掲げた食べ物屋さん
いくつも見かけました。


以前に何度か食べに行ってるお店も
いままでとまったく変わらない
親方さんの笑顔、そして味





東北の味に
パワーもらいました!

名取へその2

2011年05月01日 22時42分16秒 | あんなこと、こんなこと

そうしてようやく
名取市文化会館に着き
大好きな皆さんとやっと会えました!

電話やメールでは連絡とっていましたが
ハグできた瞬間はやっぱり涙…。



お話もいろいろと聞きました。
本当に本当に大変な日々を
乗り越えていらっしゃいました。


何度もコンサートさせていただいている
素晴らしい音響の中ホールは
大震災あとの大きな余震で
壁が落ちてしまい。。。






修復までには
まだまだ時間がかかってしまうようですが

必ずまたここで
お客さまに笑顔になっていただける
コンサートをしましょうね!!



そのあと
スタッフSさんが
関係者しか入れない
深刻な被害の閖上(ゆりあげ)地区に
連れていってくださいました。








この2枚撮るのがやっと…

以前に表敬訪問し
コンサートにもいらしてくださった名取市長の
経営されている保育所も

美味しい美味しい「はらこ飯」食べたお店も

2010年名取旅



ぜんぶ流されて
何もなかった。。。


360度見渡せ
遠く仙台の街も望めるくらい

町がひとつ
無くなっていました…!





その閖上地区から避難されてきた方々が
避難所となっている文化会館で生活されており

その皆さんの
生活空間の中にお邪魔して
演奏をさせていただきました。



最近ようやく
音楽が受け入れられるような雰囲気となり

仲間の中川くんやみほちゃんが
訪問演奏をしていました。


コンサートで歌は
私が初めてのこと

「歌詞」のある歌は
感情にダイレクトに届くものなので
皆さんに嫌な思いをさせてしまっては申し訳ないと
大変慎重に向かいましたが

とても素敵な笑顔や泣き顔や
歌声や拍手をくださいました。




終わって
名取市文化会館の皆さんと




会館から、いまは市役所に異動されてる
Sさん、Tさん、Hさんも
わざわざ来てくださって

なかなか話が止まず…。



中川くんと能祖さんにはさまれてるのが
以前に大学で副科として歌を教えていた
フルートの柿崎恵ちゃん。
「ふるさと」で参加してくれました。


はからずも震災がきっかけとなっての初共演でしたが
でも、ちっとも変わってないホンワカな雰囲気
会えてほんと嬉しかった!



そして
いまは避難所として機能している文化会館の
癒しの寮母さん?Sさん(私の隣)
災害対策課への急な異動が決まったそう。


震災は
本当にいろいろな人の人生を変えてゆきます。


これまで
彼女の優しい心遣いと丁寧なアテンドで
快適にお仕事をさせていただいてきました。

Sさん手作りの博士ヅラも
大活躍してます!


力作!




日常の生活を取り戻すべく
たくさんの人々が
日々、一生懸命向かっていらっしゃるのですから

Sさんが文化会館へ戻ってくる日も
きっと遠くないと私は信じています。



癒しの笑顔は
私たちにはやはり必要なのですから!




名取へ

2011年05月01日 20時48分02秒 | あんなこと、こんなこと

夜行バスで仙台入りした朝
まず仙台空港へ向かいました。


宮城県に行くからには
今回の未曾有の災害の大きさを
実際に目の当たりにして
記憶に留めておきたかったからです。

ただ
やはり被害が甚大過ぎて
シャッターも切れず
呆然と立ち尽くす瞬間がたびたび…。




人々の懸命の作業で復旧された空港を背に
(とは言え、津波の爪痕はそこかしこにありましたが)

まだ閉鎖されている
仙台空港線の美田園(みたぞの)駅まで
2時間かけて歩きました。


目の前に広がる








自衛隊や災害支援協力の会社による
ガレキ撤去作業が続けられており
これでもだいぶ良くなってきたとの話でしたが…



お墓も
ゴロゴロと転がされている中

一つだけ
まっすぐきれいに建ってました。





ご家族が
懸命に建て直し磨いたのでしょうか。





松林もビニールハウスの骨組みも電柱も
すべてなぎ倒されおり

海では時速110キロ
陸に上がってからも時速5~60キロという
津波の恐ろしさをまざまざと感じました。





でも
一時海と同化し
水が引いたあとの泥だらけの土地の中でも

たんぽぽや水仙や桜は花開き

鶯が美しい声でさえずっていました。







それらは
時を止めることなく
確実に春を知らせていました。。。