バウムクーヘン紀行、番外編です。
あっぷしようあっぷしようと思っているうちに秋になってしまいましたが、、、
今年の夏、チョコモナカアイス「DANDY」大人買いしました。
実店舗でなかなか売っているところがないのでネットで10個入りを買いました。
じゃーん。
冷凍庫いっぱいの「DANDY」
シアワセ。
モナカの生地にもチョコ、中にはブラッククッキーチョコ、ビターチョコアイス。
チョコレートアイスクリームとアイスモナカが大好きなワタクシには夢のような組み合わせ。
これだけチョコレートづくしでもビターなチョコなので甘ったるくならずとってもおいしいです。
夏の間、一日半分ずつ食べまくりました。
チョコレートアイスなので、これからの季節でもまだ食べられそうですね。
「チョコレートって!アタシら食べられへんやんか(怒)」
GREEN DAKARAちゃんの「これ飲んでうまくやってね」バージョンのCMが好きです。
GREEN DAKARAを飲んだら、ポカリスエットを水で薄めたのかと思いました。
用務員です。
さて、犬の体のパーツで好きなところを聞かれたらみなさんはどうお答えになりますか?
感情を表すしっぽ、同じく表情豊かな耳、つぶらな瞳?
色々な部位の中でももっともイラストなどになりやすくみなさんに親しまれている肉球ファンの方も多いのでは。
イラストになりやすさとポップコーン臭で愛されている肉球。
でも、みなさんはまだ本当の肉球の正体を知らないのです!
先日、我が家の愛犬(笑)の可愛い可愛い肉球の攻撃を受けました。
ツメではありません。ざらざら肉球のしわざです。
クマルを飼ってから満身創痍の用務員です。
「元気になった証拠やん」
これ!
金本の影で今岡もひっそりと引退。
阪神の一時代が終わっていく気がします。若虎よー、がんばれー。
用務員です。
さて、9月15日土曜日はクマルの検診の日でした。
最近では日々元気になり、見た目にはもう健常犬と何も変わらないふうでしたので、血液検査が楽しみでした。
血液検査の結果
肝臓の数値
GPT(15-70) [316]→139
GOT(10-50) [132]→51
ALP(20-150) [2724]→851
GGT(0-7) [37]→11
黄疸を示す数値
T-Bil(0.1-0.5) [12.6]→1.1
( )内=正常値
[ ]内=クマルの最悪だったときの数値
少し分かりにくい表ですが、まだ( )内の正常値までは達していませんが、[ ]内の最悪だったときの数値と比べると格段に良くなって正常値に近づいてきているのが分かっていただけるかと思います。
待合室に入った瞬間に「あー、元気になりましたねー」と言われるほど普段の状態は超元気になりました。
おうち大好きのクマルもさすがに散歩短縮で少しストレスを感じているようだったので、散歩解禁&シャンプー解禁を取りつけほぼ普段通りに戻った次第です。
散歩&シャンプー禁止に耐えられなかったのは実は飼い主のほうで、ゾーイと違うリズムで放牧&散歩しなければいけないのが面倒だったし、臭くてシャンプーしたくてたまりませんでした。
ストレスは厳禁ですのでシャンプーが嫌いならちょっと…とまだ少し渋る池脇千鶴センセーを「でも少しくらいなら大丈夫ですよね!?」と無理やり説き伏せた鬼飼い主でございました。
皆様のおかげでどこに出しても恥ずかしい犬(笑)に逆戻りしたクマル。
どこに出しても恥ずかしいのゾーイのほうやろ!
クマル闘病記にお付き合いくださり、ありがとうございました。
今日は、ちょっと番外編を書こうと思います。
主治医に「即入院です。覚悟してください」と言われたその時、私(用務員)は本当に実感がなく、冷静というよりも「平気」でした。
いま考えるとすごく冷たいように思われると思うのですが、なぜか平気だったんです。
それに最初は入院は1週間みてくださいと言われたので一体入院費はいくらかかるんやろうとかそんなことを考えていたのです。
どいな:私は泣きそうやったわ~。主治医の話も半分くらい覚えてないもんね。用務員と目があったら、多分泣いてたと思うレベルで。
そして、クマルをお任せして帰宅。ゾーイをどいなと二人で散歩に連れて行きました。
あー、クマルがいないと庭の放牧も散歩もすごく楽。っていうのが実はこの時の本音で。
クマルがいると庭の放牧のときは外を通る犬に吠えないか常に気を使ってないといけないし、散歩のときだって犬とすれ違わないか気を使う。
でもゾーイだけだと全然楽だなぁ。もし、ゾーイだけになったら毎週末ドッグラン連れて行くなぁ。
なぁんて考えながら散歩していたのです。
サイアクな飼い主ですよね。
ゾーイだけになったら、こーしよう、あーしようっていろいろ考えたりして。
どいな:うはははは!私も!クマル子が元気になったから言うけどさ。
元気ない時は「どうしたんやろ?お腹痛いのかな?・・・たまには弱ってるクマルも可愛いな」とか思った。
熱があって、しかもフードを食べなくなった時はちょっと焦ったけど。
そして「覚悟して下さい」って言われてクマルが入院、そこで私はこう考えていた。
もしクマルが死んだら、ゾーイはひとりぼっちになる・・・姉妹を探さなきゃ。次もワイマがいいかも・・・とか。
ワイマなんて二度と飼わん(←クマルで懲りたから)とか思ってたけど、何故か次もワイマだと思ってました。
もしくはポインターかなとか。里親とか。
・・・・・そこじゃないですよね。鬼ですよね、どいなったら。
でも、「闘病記」にも書いたように入院したその日の夜がやってくると急に不安と悲しみに襲われました。
クマルが死んだら。。。あれが最後の姿だったのか。。。もっと優しく送り出してやれば良かった。
などなどなど、ネガティブな考えが頭をぐるぐるぐるぐる回って涙が止まらなくなりました。
どいな:うんうん。泣きながら、主治医にクマルをリードごと渡す時に、いっぱいぎゅーって抱きしめたらよかった、もっと顔を見とけば良かったって本気で後悔したわ。でもそれは本当に最後になりそうで、それが嫌で、怖くてできなかった。絶対戻ってくるって思いたかった。
それなのに、そんなふうに泣いている最中でさえ、レプトスピラって先生は初めての患者かもって言ってたよなー。もし、めずらしい症例やから解剖させてって言われたら協力しよう、とかなぜかそんなことも考えていました。
あと、大量に買い置きしてあるオヤツ。あれ、どうしようかなー。ゾーイだけだとあんなに消費しないし。誰かにあげようか・・・とか。
死んでほしくないってホンマに思ってる?って感じですよね。
どいな:そだね。でも真剣に、献体をお願いされたら快く引き受けようって話したね。
オヤツのことなんて考えてたの?わはは。いっぱい買ってあるもんね。
もう本当にいっぱい心配してくださった方々にお叱りを受けても仕方ない飼い主ですよね。
でも、3日目に退院するクマルにお気に入りのケチャップのぬいぐるみ持って行ってあげようって思いついただけで、クマルに会えるのが嬉しくて泣きそうになってしまいました。(って、ちょっと自分をフォロー?)
どいな:ドロップキックものよね。 でもそこはトラブログ。何でも書くわよ、正直に。
そしておそらくみなさまも気になっていらっしゃるであろう費用ですが、、、
こんなときにお金の話をするのも、と思いますが、少しでもみなさまの参考になればとだいたいの費用を公開いたします。
最初に病院に行った日から、9月1日の検診の日までの分です。
採血料 1,500円 ×5回 7,500円
血球検査 500円 ×5回 2,500円
血液生化学検査(肝臓の数値など) 1項目300円 ×5回合計46項目 13,800円
血液塗抹検査(白血球などの検査) 1,500円 ×3回 4,500円
点滴液料(添加薬含) 6回合計 4,100円
エコー 7,000円
レントゲン(7ポーズ(笑)) 9,000円
レプトスピラ検査 4,500円
抗菌剤注射 1,500円 ×2回 3,000円
入院費(体重10kg~25kg) 1日3,500円 ×3日 10,500円
薬代(初日から次の検査の日9月15日まで分) 21,585円
その他もろもろもろ。って感じです。
すべての合計は、、、恐ろしくて書けません。
さて、どうやってクマルに返してもらいましょうかね~。
どいな:そだ。 皆様に注意ですよ。 大雨とか降った後なんかの山遊びは控えた方がいいってさ。色んな動物の色んなものが流れ出してくるから、一緒に菌も流れてくるんだって。獣医さんから聞きました。
その辺は我が家も注意するけど、山遊びや川遊び、やめたりはしないわよん。だって楽しいもんね♪
回復中のクマル。普段は眠りの浅いクマルですが、退院してきたころは疲れが出やすく熟睡していることが多かったです。
そのときの爆笑写真。
トラ家、転んでもネタなしでは起きないね。
8月28日火曜日。
退院したその日は何も食べず。
それでも、こちらが何か食べていると欲しそうに見つめてきたり、料理をしていると台所まで見に来たりと、食べたい意志はあるようなんですが、体が受け付けないのかなかなか食べてくれず、なぜかキャベツとかトマトとか野菜なら食べてくれました。
草食系に変身?
一度にたくさんは食べられないのか、一日に何度かに分け20gずつくらい食べて、結局合計で110gくらいとこの日は普段の半分弱ほど食べました。
野菜ばかり食べるのは口の中の水分がないせいかとフードに水をかけると結構食べやすいようでした。
クマルの黄疸の瞳です。(退院翌日)
(普段のクマル)
黄色が濃いのが分かりますか?
8月29日水曜日。
午前中、仕事をしていると主治医から電話。
様子を聞かれたのでフード普段の半分弱ですが食べましたと言うと安心しましたと言われる。
そして、レプトスピラの検査結果が出て、クマルは陰性だったとのこと。
レプトスピラじゃなかったことはもちろん良かったのですが、となると結局原因不明に戻ってしまいました。
症状からやはり急性のウィルス感染だとは思うということでしたが、原因が分からないのでまたこういう症状を繰り返す恐れがあると言われました。
とりあえず、いまは現状の病状を抑えることに専念しましょうということになりました。
肝臓サポートのフードはどうもあまり好きじゃないようなので普段食べているフードを一度やってみると、結構食べる。
皿に入れると食べないけど、手のひらから結構ばくばく食べて1カップくらいは食べてくれました。
この時点ではおしっこは黄疸でオレンジ色のままでした。
その後、日を追うごとに元気が出てきて、肝臓サポートのドライフードは嫌いなようなので少なめにして肝臓サポートのウェットのほうを購入し、混ぜて食べさせたりしているうちに普段の半分以下しか食べてくれなかったのが徐々に普段の量くらいまで戻ってきました。
食いしん坊のクマルに工夫してご飯を食べさせたり、完食したからと言って褒め称える日が来るとはいままで夢にも思いませんでした。
徐々に目や口元の力強さが普段のクマルの表情に戻って行き、9月1日土曜日の検診では経過は良好ということでした。
ただ、もし最悪のときの数値を知らずに今日の数値だけ見たらまだまだ獣医がビックリするようなレベルではあるということで運動は控えるようにとアドバイスされました。
ここ数日で黄疸もほぼ消えてきて皮膚がピンクに戻ってきています。おしっこの色も普通の黄色に戻ってきました。
まだ老人か!っていうくらい毎日大量の薬を飲んでいますが、9月15日土曜日の検診では少し良い結果が見られるかと期待しています。
長々と闘病記にお付き合いいただき、ありがとうございます。
ご心配の問い合わせも色々な方面からいただきまして、トラ家一同感謝しています。
またクマルが元気になったら遊んでやってください。
もっと元気になるから待っててな。
8月27日月曜日
昨日は数時間の留守番だったが、今日はたっぷり10時間生まれて初めて独りで留守番するゾーイ。
きっと鳴き叫ぶにちがいないと心配しながらも出かけました。
昼休み。動物病院から電話がなり、クマル急変か!?と超ビビりました。
どいな:私は、用務員からの電話で「急変?!(涙)」ってビビりました。
主治医より。クマルちゃん元気になって来て、昨晩、点滴を噛みちぎってしまったんです。
それで、腎臓の数値も正常範囲になっているし、少しですが食べられるのでいったんお返ししようと思いまして。
今晩迎えに来てくれますか?という電話だった。
ホッ。
夕方帰るとゾーイは静かだった。10時間のお留守番もクリアか?
一日中静かだったかどうかは分からないところ。
ゾーイを車に乗せて病院へ。
もう夜で涼しかったこともあり、車の窓という窓を全部開けてゾーイには車で待っておいてもらい、クマルを迎えに待合室へ。
主治医が別の患者を診ている間、先にクマルちゃんに会ってあげて下さいと連れてきてくれました。
大喜びのクマル。それでもやはりいつものようにうるさく吠えたりする元気はないようでした。
大好きなケチャップのぬいぐるみを持っていてあげていたので、渡すと喜んでくわえて歩いていました。
このとき会ったクマルの瞳を見てびっくり。
黄疸が出て瞳がまっきっき。
ワイマの瞳は普段から黄色いので飼い主以外には分かりにくいかもしれないのですが、いつもよりも全然濃い黄色で、お腹や耳、肉球など肌の見えるところは肌が黄色がかっているのが分かりました。
おしっこするだけぐらいだったら少し散歩させてあげていいですよと言われたので、車に戻りゾーイに対面させました。
クマル大好きなゾーイが大喜びするかなと思っていたら、クマルのほうがしっぽを振ったりお尻を嗅いだり喜んでいるようで、ゾーイはクマルの病院の匂いが怖かったのか、はたまたスーパーボール脳で「このでっかい犬、誰?」と思っていたのか、硬直して緊張していました。
しばらくすると思い出したのか(?)やたらとクマルの口を匂っていましたが。
主治医の説明で、腎臓の数値が正常値に戻ったこと。これはものすごく良いことで、ここまで早く戻ってくれるとは思っていなかったと言われました。
恐れていた後遺症(慢性腎炎など)もないでしょうとの事。
しかし、肝臓の数値はまだ悪く、ビリルビンが高い(12.6。入院時が8.2なので上がっていた)ので黄疸もひどいですが、肝臓は回復に時間のかかる臓器だけど、再生する臓器でもあるので、少し時間はかなるかもしれないけど、治っていってくれると思うという話でした。
点滴は脚に刺してある部分を抜いたのではなく、管の途中を噛みちぎったそうで、これでは24時間点滴はできないと言われました。
その分少しでも食べてくれているのでそちらで栄養と水分を取るようにしましょうということでした。
主治医が薬を用意している間、院長と話す時間があったのですが、24日の金曜日に院長が診たときに「飼い主さんが、歯茎が黄色い。黄疸ちゃうか?っておっしゃってたでしょう?あれを見逃してしまったのが申し訳なくてね。飼い主さんの言葉をないがしろにしているつもりはないんですけど、改めて飼い主さんからの小さな報告に耳を傾けなくてはと思いました」と言われました。
クマルが少し良くなったから言えることかもしれませんが、院長が率直に自分の非を認めたことに少し驚きました。こちらからその話をしたわけでもなく、自ら自分が見逃したということを話されたわけですから。もともと院長を責めるつもりはありませんでしたが、これで私たちの気も済んだような気がします。
どいな:そだね・・・院長、「飼い主さんと一緒になって治すんです。あのときの事は本当に反省します。 頼むから元気になって!クマルちゃん、絶対に絶対に飼い主さんに返さなきゃ!って思いましたよ。」って謝ってくれたよね。すっごい嬉しかったなぁ。
この日は、制吐剤、抗菌剤(ビブラマイシン)、利胆剤(ゴクミシン)、強肝剤(グルタチオン)を処方され、肝臓サポートの療養フードを渡されて帰りました。
それと、レプトスピラは人間にもうつる病気だし、ゾーイにもうつる恐れがあるので気を付けるように言われました。
主に、尿と血液からうつるので、クマルのおしっこの処理をするときは必ずゴム手袋をして、外でしたときには40度くらいのお湯をかけることというアドバイスをされました。
家に帰るとクマルはホッとしたのか、さっそくお気に入りのソファで寝て、全然フードを食べようとはしませんでした。
私たちとの対面で興奮して疲れたのか、元気と聞いていたのにぐったりして食べないし、退院させて良かったんかな?と少し不安になりました。
*クマルの体調に関してみなさまからメールなどでお問い合わせいただいております。心配してくださって本当にありがとうございます。
ここ何日かでクマルはみるみる元気になっていつものようにうるさく元気にしております。
こんなふうにみなさまからご心配いただいて、どいな、用務員ともども非常に感謝しております。
みんな、めっちゃありがとう。
8月26日日曜日。
ゾーイを生まれて初めて独りで留守番させてクマルのお見舞いへ。
クマルに声が聞こえないように先生と小声で話しました。
血液検査の結果:腎臓の数値が、正常範囲とまではいかないが改善されている。
肝臓の数値は良くなっていないが、悪くもなっていないのでこれは良いこと。
エコー、レントゲンの結果:ほぼすべての臓器がキレイ。胆のうの壁が濃く見えるのが気になり、胆のう炎になっている可能性はあるという話。
おそらく胆のう炎だとしてもそれが原因ではなく感染の結果だろうということだった。
肺もキレイなので肺炎の可能性は消え、肝臓、腎臓も数値は悪いけど破壊されていないので治る可能性が高い。
しかし、ここまで臓器がキレイでこんなに数値が悪いということはやはりレプトスピラの可能性は高まった。
ここまで大きな犬を麻酔なしでレントゲンを撮ったのは初めてでかなりぐったりしているからできたと言われました。
レプトスピラの疑いが高まったとは言え、内臓がほぼすべてキレイだったので安心しました。数値が良いと聞いたあとだったので、レントゲンを見ながら、犬の骨格かっこえー!とかそんなふうに思う余裕もありました。
病院でのクマルはかなり緊張しているようで、様々な音にびくっとなっているらしく先生は「びびりんちょさんですね~」と言っていました。
スタッフにはしっぽを振り、なついているらしい。クマルは人が好きだからその点は良いが、犬に攻撃的なので気をつけてもらうように伝えました。
クマルのお気に入りの毛布を渡し、もし元気になりかけたときに病院のスタッフが散歩に出て引っ張られては大変なので、いつも使っているスパイクチェーンも念のため渡しました。
クマルに会ってしまうと興奮するし、里心がついて帰りたくなってしまうので、クマルからは見えないガラス越しに顔だけ覗かせてもらいました。
ケージの中で立っていて、顔は昨日よりは少ししっかりしているような気がしました。
帰るとゾーイはおとなしく寝ていたようで、生まれて初めての独りぼっちの留守番を難なくこなしていました。昨日からクマルが入院してゾーイが家で独りでどんな反応をするかと思っていたのですが、まったく気にもせず平気な様子でお散歩も楽しそうに行っていました。
ゾーイ、やっぱりアホ?と思いました。
8月24日土曜日
朝、クマルはぐったりとしてフードを食べないどころか、水も飲まず、フードや水を鼻先に持っていくとイヤがって顔をそむけ、しつこくしていると逃げてどこかへ行ってしまうほどイヤがっていました。
しかも、ソファで寝てる時に、おしっこを漏らしてしまっていました。トイレに行くのがダルいのかおしっこが出ている感覚がないのか分かりませんでした。
いくらなんでもおかしすぎる。もうこれは点滴でもしてもらわないとヤバイのでは?ということになり、病院へ電話。
主治医と話し、再度の血液検査、尿検査、点滴をしてもらうことに。
病院へ行く前に検査用に尿を取るととても濃い黄色のおしっこが出る。
熱8度6分。熱は随分下がった。
尿検査の結果:濃度が薄いのが気にかかるという。(尿の色が濃いのと濃度は違うのかーと妙なところに興味が湧いてしまいました)
血液検査の結果が出るまで少し待たされ、もう一度呼ばれて診察室へ。
さっきまではいつもの可愛らしい主治医(←池脇千鶴似)だったが、顔が強張って見えた。声も低い。
血液検査の結果:肝臓、腎臓に関するすべての数値がありえないくらいに高くなっている。
2日前とはまったく違っていて、先生もビックリするくらいの数値になってしまっている。
肝臓、腎臓、胆のうに関わるすべての数値がありえないくらい高い。
肝臓に関する数値
GPT 176 (15~70)
GOT 145 (10~50)
ALP 2724 (20~150)
GGT 17 (0~7)
黄疸
T-Bil 8.2 (0.1~0.5)
腎臓に関する数値
BUN 113.4 (9.3~16.9)
CRE 6.7 (0.6~0.9)
( )内は正常値。正常値と比べてもらうといかに異常な数値かが分かると思います。
この数値で考えられるのはレプトスピラという感染症であること。
この数値だと即入院ですと言われる。
レプトスピラの検査結果が出るのは来週の水曜日か木曜日ということだった。
これほどの数値が出ているというのは命にかかわることだし、進行速度も恐ろしくはやい。
「覚悟してください」
と、この時点で言われました。
とにかくいまは、入院して点滴をどんどん入れて肝臓、腎臓を浄化することが一番大事ということでお任せしました。
どいな:「かなり悪い。覚悟して下さい」と主治医から聞いた時は、焦点が合わなくなるような感覚がしました。
その後の説明もあまりよく覚えていなくて、ぼーっとした感覚のまま頷いていただけでした。
逆に用務員Eは、冷静で静かに、主治医に対して色んな質問をしていたと思います。
先生の指示通り、夜電話を入れると、クマルが病院であまり寝れていないようなので、お気に入りの毛布などあれば明日持ってきてください。
その時にお見舞いもできますので、と説明を受けました。
その日の夜、いざ寝るとなって電気を消すと、昼間は実感が湧かなかったことやゾーイの世話もあって紛れていた気持ちがどんどん悪いほうに考え始めてしまって、即入院と言われ嫌がるクマルを無理矢理引き渡してきたけど、あれが最後の姿になったのでは?それならもっとちゃんとお別れすれば良かったとか、病院で面白がって撮ったクマルが怯えた写真、あれが最後の写真になるのかな?とか考え始めると涙が止まらなくなり、どいなも同じ状況だったらしく二人で同じように泣いてしまいました。
どいなは昼間も実は病院でも泣きそうだったらしいのですが、私はあまりにも実感がなく電気を消すまでは本当に平気でした。
クマルがいないと静かでええわ~くらい思っていました。でも、やっぱり「覚悟してください」と言われたことが離れなくなりびーびー泣いてしまいました。
どいな:うんうん。何にも言わずにふたりでわんわん泣いたね~。
本当に信じられなかった、あの主治医からの言葉が。
どいなは昼間もずっとあの「覚悟してください」という言葉には触れられずにいたもん。口に出したらそれが終わりで、泣かずにはいられなかったと。しかもクマルは頑張ってるのにって我慢してた。
でも夜になって、Eも同じ気持ちやろうなぁと思ったら、我慢できなかったわ・・・
最後になるかと思った写真。
病院でビビるクマル(長イスの下にもぐるのが定番スタイル)と横切るゾーイ。
ほんとこの時は、点滴したら元気になるやろ程度にしか思ってなかった。数分後にレッドゾーン宣告を受けるとは知らずに。
*現在クマルは回復中です。ご心配なさらないよう先に書いておきます。