女性管制官がアメリカで医者になった場合ーアメリカンドリーム

アメリカでアメリカンドリームを達成するには?
マーティンもと子(旧姓多尾もと子)の場合は?

電カル、勘弁してちょうだい!

2012-12-13 00:37:24 | Weblog
最近はどこへ行っても電子カルテの時代です。

極端なお話、患者さんにむかっている時間は2分で、カルテを入力するのに20分かかるようなそんな感じですね。
つまり患者さんにかける時間の10倍の時間、コンピューターと格闘している計算になります。

2年ほど前にCPOEというドクターのオーダーエントリーが開始された時にiPad2を購入するはめになりましたがそれではカルテの入力に時間がかかりすぎるということで、Mac Airを購入しました。
これで、患者さんのベッドサイドにMac Airを持ち込んで問診しながらカシャカシャとキーポイントを入力します。
iPad2は、大きさがちょうどよくて携帯に便利なのですが、キーボードが別になっていないのでタイプがしにくいのが難点なんですね。

そんなかんなで、自分の診た患者さんのカルテの閉めはともかく、フィジシャンアシスタントの診た患者さんの分も実際にカルテをレビューしてサインしなければならなくて例えば2人のフィジシャンアシスタントがケースのプレゼンをしますと、あっという間にカルテがたまってしまいます。
それをあとからやろうなんて考えていると大間違い。。。

この頃はお休みの日もうちでコンピューターに支配される毎日です。。。情けない。

フィジシャンアシスタントの作成したカルテを読み直します。

患者に診断名、検査結果、画像診断結果、出された処方箋の説明を行いました、というところを必ずチェック。
診断名に誤りがないか、付け加えるべき診断がないかどうかチェック。
処方箋は何を出したかすべてタイプで打ち込む。
帰宅前のバイタルに異常が認められなかったかどうか、というところをチェック。
最後にフィジシャンアシスタントの診察した患者を自ら診察し、フィジシャンアシスタントの診断に合意する、という文章を必ず最後に入力します。

先日夜中遅く帰ってきてグーグー寝ていましたら、朝人が足りないからと電話でたたき起こされてしかたなくERへ。
半日ERを駆けずり回って、最近新しく始めた別の病院のERへ駆けつけてそのままそこで夜勤に入ります。
そこでまた研修医とERを駆けずり回って。。。
よって開放されてうちへ帰ったのが朝の8時。
まったく、やりすぎですよね。

起きたらまたうちでコンピューターとにらめっこ。
ほんと、電カル、勘弁してください!



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10 コメント

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Unknown (m)
2012-12-14 04:55:30
納得。先日、小児科の個室で待ってましたが いつまで経っても先生が来ず、待っている間にオムツを買えないといけない事態になったのですが、車に置きっぱなしだったので 取りにでました。廊下で 先生がPCに打ち込んでいる姿をみました。私が外にでている間に PC打ち込み作業が終わって 次の患者さんのところに行ってしまったら嫌だなぁ と思いながら 外から戻ると、先生 まだPCに向かってました。それからもかなり長い時間 向かってらっしゃいました。
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mさんへ (もと子)
2012-12-14 15:59:25
S先生のところは処方箋も電子化していて薬局に直接処方箋がメールで送られます。
ほんと、たいへんな時代になりました。
お子さん、よくなられたようでよかったですね!
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Unknown (rosa)
2012-12-15 01:10:46
相変わらずお忙しそうなもと子先生、お体は大丈夫ですか?先日の私の先生も待っても待っても来ない、でようやくお部屋に登場で、「コンピューターのアップデートに手間取ってしまって」ですって。日本でまた体調を崩し、最近は動悸や胸部圧迫感など、数年前の症状がぶり返してきている私。でも、ついつい先生と世間話になってしまい、肝心の「血圧の薬の再開」の質問も忘れ、後日先生からお電話をいただくはめに。
日本の主治医に行くと、度々言われる「今はこの薬は日本でほとんど使っていない」はどういう事でしょう。息子のメガネのレンズも同じ。日本では今は取り扱っていないとのこと。お薬の使い方や選び方も大分日本と違うのでしょうか?主人のケースでは、医師が処方した薬を保険会社が違う薬に変えた(安価な薬へ変更)ようで。アメリカの医療、複雑ですね。もと子先生はどのように思います?
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Rosaさんへ (もと子)
2012-12-15 18:57:54
やはりあなたも同じような経験をされてイライラされていたんですね。

体調壊されて困りましたね。。。
血圧、ちょっと心配ですがだいじょうぶかしら。

アメリカのお薬、日本で使っていないような古いものなんですか??
眼鏡のレンズも??
知りませんでした。。。
時々保険会社からご丁寧なお便りをいただきます。
こういう場合は安い薬から使ってください、なんていう感じです。
なんでもかんでもお金がからむとこうなるんでしょうねぇ。
でも効果が同じようにあることを望みます。
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Unknown (Rosa)
2012-12-18 01:16:54
もと子先生、ご返信ありがとうございます。去年の2月に突然血圧がover 200でERに担ぎ込まれて以来、主治医から血圧降下剤を処方されてたのですね。(コレステロール値も高かったのでそのお薬も)最初のβ遮断薬は強すぎてフラフラ状態。で換えてくれたのがカルシウム拮抗剤で、最初は1錠だったのですが、その後半分、血圧もその後安定し100~120の間で、しまいには1/4でいいと言われてました。彼女は飲み続けたほうがいいと言いましたが、先日主治医が代わり、その先生は量が少ないので少し休薬しましょうということでした。日本の主治医もその量なら飲まなくても大丈夫だと。先生に寄ってやはり見解が違うのでしょうね。メガネはこちらのメガネ屋さんも同じようなことを言っていましたよ。こちらのはけっこうレンズが厚いですよね。日本の方がわりと薄いですかね。でもちょっと割高になりますが。お薬は日本の先生も好き嫌いがあるのか、派閥なのか、専門医によるのか、わかりませんが、日本の主治医のところでは効果は同じでも、体にやさしいマイルドに効果を発揮するお薬を提供しているようです。ただお薬も高い安いがあるようで、最近は厚生労働省から安価なジェネリック医薬品にするようにとの指摘があるんだよ、なんて言ってましたよ。私の血圧はドクターが心臓のストレス検査もモニターも何も異常がなかったのですが、更年期なのかなんなのか、はっきりした診断があれば納得できるのですが。はっきりはコレステロール値。でも、今はお薬のせいか、数値も安定しています。こちらでは体調が悪かったり心配だったりしても、予約の都合でなかなかうまく受診できないことがありますね。日本とは違う面も多くあり、余計年齢があがると心配も増え、日本のほうがいいな、、なんて思う事もしばしば。もと子先生の体の心配事相談コーナーがほしいこのごろです。(笑)
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Rosaさんへ (もと子)
2012-12-18 13:52:36
コレステロールの安定に役に立っているのかと思うんですが、私はオオバコをとっています。
毎朝、オオバコの入ったメタムシルです。
先生もやってみてください。自然でいいですよ。
私はおかげさまで血圧でひかっかったことがありません。
でも、緊張するとPVCが飛んでいます。。。
やっぱりはったりで頑張っていてもほんとうは小心者の証拠ですね。
ストレステストと言いますと、琉球大学病院の循環器科で一度お世話になりました。
やっぱりPVCが飛んでいましたがだいじょうぶでしょうと。そんなこと懐かしく思い出しました。
困ったことがあったらいつも電話してきてくださいね。
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日本でも (杏理)
2013-01-27 21:48:19
何度かコメントしたことがありますが、今回は本当にそうそう!と思ってお邪魔してます。
日本の病院ではみーんなPCばかり見てて、こちらなんて全然向いちゃくれません。横向いてちろっと眼鏡の隙間から患者の顔見てあとはひたすら打ち込んでるお医者さんがほとんど。
あれ、看護師さんが打ち込むのは法律的に禁止だったりするんですかね?そもそも入力に不慣れで同じこと何度も間違ってやり直してたりして「代わりに入力しますか?」って聞きそうになります。
人気な小児科に共通するのは、みんなきちんと子どもの方を向いて会話をしてくれる先生だと言うこと。患者はお医者さまとお話することを理解されてないのか、つい入力に心を奪われてしまうのか、患者としては不満に思うことが多いです。
と、思ってたら、先生方は先生方で苦戦されてるんですねー。
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杏里さんへ (もと子)
2013-01-28 12:24:54
コメント、ありがとうございます。
私もなるべく患者さんと向き合う時間を増やせるよう工夫しています。
他のドクターはステーションでカルテを仕上げます。
私は、なるべく患者さんのお部屋でお話をしながらそこでカルテの書き込みをします。
最低限一緒の時間が増やせます。
そうでなければ患者さんとの時間が2分で、カルテの締めに20分。
ですが患者さんのお部屋でそうやれば、20分一緒に過ごせますし、その間、質問がどんどんできますからね。
こうでもしないとほんとコンピュータを治療しているような感じになってしまい何がなんだかわからなくなります。
日本もアメリカも時代の流れにのって変わりつつありますね。
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子供との時間 (Shiho)
2013-02-21 08:34:51
もとこ先生こんにちは。いつも楽しく拝見させてもらい元気を頂いております。私はアメリカのRNの資格を取ってすぐに帰国し、またアメリカに戻って看護師として働きたいと思っても外国人を受け入れる枠が非常に少なく不可能に近いので、他の夢に向かって少しずつ自分なりに頑張ってます。

ところで、先生は多勢お子さんがいらっしゃいますが、医師の仕事、ブログ、家での持ち帰り残業?など非常に多忙のようですが、お子さんとの時間はどのように工夫されてますか? 私は2人娘がいますが、家で仕事をされることを嫌がって出来ません。子供が親に甘えられる時期は限られているので、出来るだけ子供と接する時間を増やそうと努力していますが、仕事で疲れて子供と笑顔で話しを聞いてあげられません。先生はどのように工夫されてますか?
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Shihoさんへ (もと子)
2013-02-22 15:29:46
コメント、ありがとうございます。
アメリカのRNの資格をお持ちなんですね。

確かに子供との時間は十分持てていないです。
少ししか時間がないのでその分内容は濃いでしょうね。
今日もお誕生会をうちわで。
起きたら準備に走り廻っていましたが、
ありがとう!と微笑み一杯に言われると本当に嬉しいものです。
プレゼントも準備不足で、あわてて買いに行って。。。というわけです。

パパが単身赴任中はもっと大変でした。
でも、子供達はそれなりにもまれながら助け合いながら育っていますよ。何しろ人数が多いので大変ですがそれなりにいい面もありますね。

Shihoさんも、ゴールを持って頑張っておられるんですね。頑張り屋さんのような感じがします。
またいくらでもコメントくださいね。

今後ともよろしくお願いいたします!!

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