2019.08.23追記
「同軸コリニアアンテナ研究会」のHPがあります。ここで最新マニュアルもご覧頂けます
https://collinear-antenna.weebly.com/
です。または同じくここ
2016.10.19追記
コーリニアアンテナの製作マニュアルは、ハムフェアの「アンテナ研究会」のブースで配布をいたしました。
コーリニアアンテナの最新情報は、ここです。また、「コーリニアアンテナ製作マニュアル」の最新版の配布はコールサイン@jarl.comまで連絡下さい。
また、コーリニアアンテナの製作も有償にて行なっています。詳しくは御問い合わせ下さい。
1. 自作コーリニアをお持ちで正しく調整されているかを確認したい方には測定サービス(送料のみで)を実施します。また、必要に応じ手直し方法を提示します。
2.初めて製作なさる方へ同軸コーリニアの製作も有償にて行なっています。
本ブログのアンテナの記事は、コーリニアアンテナとHヘンテナで全てと言って過言ではない。
またまた、コーリニアへの質問があったので、その基本構成を書いてから各部の長さに言及する。
まず、コーリニアの構成だけど、下記の図のとおりである。これは模式的に書いているが、分かり易いと思っている。
1.給電エレメント
給電エレメントが電波の輻射に関わる部分。このエレメント数を数えて段数とする。
使用周波数の1/2λ。ただし、同軸を使用すると短縮率を掛けた長さになる。
1200MHzでは、78mm
430MHzでは、232mm
144MHzでは、696mm
となる。
2.位相整合部
使用周波数の1/4λ。これも短縮率を掛ける。
1200MHzでは、39mm
430MHzでは、116mm
144MHzでは、348mm
3.ラジアル部
使用周波数の1/4λ。
1200MHzでは、58mm
430MHzでは、173mm
144MHzでは、519mm
4.スタブ
インピーダンスの整合部だ。
5.ラジアル
ラジアルについては、色々な製作方法があるが、自分の使用方法と設置場所、移動、固定等を勘案して選択してほしい。
私の場合は、山岳移動で本アンテナを使用するので、簡単に設置出来る下図の方式としている。一般的なGPのようにアルミパイプでラジアルを用意しても良い。
[何度か製作して最終的に採用している長さ](2014.8.30追記)
中心周波数 | 145MHz | 433MHz | 1295MHz | |
同軸短縮率 | 0.67 | 0.67 | 0.67 | 3D2V等 |
物理1/4λ | 519 | 173 | 58 | |
同軸1/4λ | 348 | 116 | 39 | 短縮率込み(下図のK含む) |
同軸1/2λ | 696 | 232 | 78 | 短縮率込み(下図のK含む) |
スタブ | 173 | 58 | 19 | スタブ(長めに用意しカット) |
[図の拡大は、Ctrlボタンを押しながらマウスボタンを回す]
コーリニア関係の記事は、本ブログの左の「カテゴリー」のコーリニアを選んで頂くと関連記事を見ることが出来ます。
いろんな方にご教授頂いて、どうにかここまでまとめられるようになりました。
関係者のみなさん、ありがとうございます。
[144MHz 3段コーリニア、430MHzの8段コーリニアアンテナ]
セミリジット同軸は1年ぐらいシャックの横で寝ています。(hi)
とりあえずコール@jarl.comに連絡すればよろしいでしょうか。
今のところ使う予定はないので、お礼はほとんど不要で良いです。
久しぶりです!
私も、その後430MHzの17段を作ってみましたが・・なぜか山岳移動では今ひとつでした。(打ち上げ角狭すぎか?)
同軸コーリニアの技術論文を見ると、1/2λのサイズとエレメント間の間隔(0.5mm単位ですが)で設計周波数が2%くらい動くとか!!
「コーリニアアンテナ製作のノウハウ、チェックポイントについて(追記あり9/27)記」
コーリニアは、八木系とは全く異なる魅力ですよね。
セミリジッドですか?譲って頂けるのならば・・jarl.comで連絡します?
コーリニアでいろんな方と知り合えました!!TNX
測っても正確な値が出ないので結局、スペアナで測ってもらいました。
最終的に17段になりました。
波長の計算値だけで適当に作ったのに、SWRは1.1~1.5(!)なんと未調整
ここはエクセルで精密に計算しました。それにラジアルが付いていますが、
計算なんかせずに適当に付けとけのレベル。
測定の際、これはゲインあるよ。と褒めていただきました。軽く10dBは
あるとの事。しかしハムのSWRメーターだと値1.5以下はアテにならない
みたいですね。
ジャンクながらセミリジットケーブルが2m程度余っております。作って
みませんか。ご入用でしたらご連絡ください。
その後、3D-2Vで430MHzの20段のコーリニア、144MHzの8段コーリニアを作り性能テストを行いました。
それでも大量買いした手持ちの3D-2Vが50m程残っています。
そろそろ、2.5Dを「スパーク電波」で手にいれようかと思っています。
今回のコメントを参考に既存の3D-2Vを末端に利用して、20段を制作したら、記事にあげます。
楽しみにして下さい。
2.5D-2Vでのコーリニアアンテナですが、その後、製作されましたでしょうか。
コネクタ入手が難しい件ですが、翌々考えると、最下段だけ3Dや5Dの同軸で
作れば解決します。
本日、新たにコーリニアを製作中です。
また記事をあげます。
パイプカッターは、Hヘンテナ製作には必須のもので、よく使っています。
一回で深く刃を入れるとバリが出やすいので、浅く切っていき3,4回でカットしています。
(常用しているのは1mm厚のアルミパイプです)
φ8ミリ程度の銅パイプを1メーターほど買ってきて適当な位置にサインペンで
マークし、切ってみると練習になりました。ホームセンターで350円だと思います。
ツマミを90度弱締め込んだら、クルックルッと2回転する感じでいいと思います。
2.5D-2Vの情報を頂いて購入先のアタリを付けておきました。有名な「スパーク・・」です。確かにコネクターがない。
多くの方々から有用な情報を頂き、またまた、コーリニアの製作とそれを試しに山移動にハマリそうです
。
意外に細くて加工性も良さそうです。カットが楽なのでコーリニアアンテナのスタブ
にいいと思います。難点が1つコネクターが手に入らないこと。東洋コネクターで
製品はあるようですが納期1週間との事でした。
informationありがとうございます。
非常に参考になりました。
2.5D-2Vを使うと20~40段のコーリニアが簡単に出来そうです。
そこで2.5D-2Vというのがあるらしく、5D-2Vと同じような太い銅線1本の為、最近はこれが良く使われているようです。
コーリニアはJP1QYO局の図面を参考に製作しました。
> http://jp1qyo.sblo.jp/article/60049336.html#more
1200の寸法とラジアルの件を追記しました。
私もパイプカッターを使用したのですが、柔らかい同軸では、うまく出来ませんでした。私が不器用?
そこで同軸ストリッパーなる物を手に入れて作業をしています。
うまく使うとかなり簡単にカット出来ました。
情報ありがとうございます。
特にラジアルやスタブを付ける付けないのあたりです。1200MHzのコーリニアを
セミリジット同軸で作っていますが、良く分かりません。ちなみに同軸でも
セミリジットでも配管工事で使うパイプカッターを使うとキレイに切れますよ。
出来れば丘に登って電波を出すとコーリニアの醍醐味が味わえます。
交信出来るのを楽しみにしています。
一度、当局も作ってみたいと思います。
30年ほど前に430のコーリニアを作って意外とよく飛びました。
ありがとうございました。