つがる市木造亀ヶ岡考古資料室。つがる市木造(きづくり)舘岡屏風山。
2022年9月25日(日)。
つがる市木造亀ヶ岡考古資料室は世界遺産・亀ヶ岡石器時代遺跡から発見された土器・石器や土偶など、1,000点を超える資料を展示している。
祭祀に用いられたと考えられる遮光器土偶や、赤い漆を塗った土器、植物を編んだカゴに漆を塗った籃胎漆器(らんたいしっき)など、縄文人の高い芸術性や高度な精神性を表している。
「亀ヶ岡文化」とは、縄文時代晩期(約3000年前〜2300年前)に北海道渡島(おしま)半島から東北一円にかけて盛行した文化のことで、青森県亀ヶ岡遺跡から出土した土器にちなんでよばれている。
亀ヶ岡文化では、亀ヶ岡式土器(大洞式土器)や遮光器土偶で知られるように精巧な作りの土器、土製品、石製品などが多数製作された。
亀ヶ岡文化で特徴となるのが祭祀具で、土偶・土版・土製仮面・動物型土製品・岩偶・岩版・石冠・石刀・石棒・独鈷石など、豊富な祭祀具が確認されている。