いちご畑よ永遠に(旧アメーバブログ)

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青森県深浦町 海辺の露天風呂 黄金崎不老ふ死温泉 秋田犬「わさお」の子「ちょめ」 

2024年04月08日 14時47分52秒 | 青森県

海辺の露天風呂。黄金崎不老ふ死温泉。青森県深浦町。

2022年9月25日(日)。

不老ふ死温泉は、世界自然遺産・白神山地の麓、日本海に沈む夕陽を一望できる景勝地・黄金崎に建つ一軒宿である。海岸と一体化したひょうたん型の露天風呂は「他では味わえない絶景と放感が楽しめる」と、全国各地から多くの温泉ファンが訪れている。

早朝、青森県深浦町の白神山地・青池などを見学してから、有名な不老ふ死温泉へ向かった。1990年代末からガイドブックなどで写真を見ていたが、ようやく入浴するときが来た。日帰り入浴は10時30分から。10時前にホテルの駐車場に着くと、宿泊客が玄関で記念撮影していた。10時10分ごろにロビーに入ったが、日帰り入浴客はまだいなかった。

本館大浴場黄金の湯と日本海。

10時30分になり、日帰り入浴料600円を支払い、ほぼ先頭で浴室に向かった。本館大浴場黄金の湯に入り、海岸側の浴槽から海を眺めていたが、数人の客はすぐに出ていった。誰もが目指すのは、海辺の露天風呂である。この部屋から海岸に出るのかと思ったら違っていた。

入り方にはルールがある。まず、本館大浴場黄金の湯で入浴はしなければならない。そのあと、海辺の露天風呂とは繋がっていないので、海辺の露天風呂へは、着替えて新館へ移動することになる。

新館への渡り廊下から海辺の露天風呂を見下ろす。

新館からの海辺への出口には、スリッパが置いてある。靴からスリッパに履き替えて、露天風呂へ向かうことになっている。動画を撮っているときに女性から何か言われたが、靴を履いたままだったことを注意されたようだ。

海辺の露天風呂。

たしかにひょうたん型の浴槽である。意外と広く十数人は入れる。岩はないので波音は小さい。

泉質は、多くの異名を持つ赤褐色の塩化物泉。

不老ふ死温泉の泉質は、塩化物泉。よく温まり湯冷めしにくいことから「熱の湯」ともいわれている。また、殺菌効果も高く、傷に効くことから「傷の湯」、メタケイ酸や炭酸水素イオンが豊富に含まれていることから「美肌の湯」ともいわれている。

温泉は、含鉄泉であるために酸化し、黄金色をしている。

泉質は、含鉄-ナトリウム-マグネシウム-塩化物強塩泉。温度52.2℃。主成分、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム。効能は神経痛、腰痛、リュウマチ、創痛、皮膚病。

海辺の露天風呂の日帰り入浴は夕方16時までなので、日本海の夕日を眺めるためには宿泊しなければならない。

秋田犬「わさお」の等身大のブロンズ像。海の駅わんど。青森県鰺ケ沢町。

2021年11月8日に設置された。

わさおが飼われていたイカ焼き店「七里長浜 きくや商店」。青森県鰺ケ沢町。

「ブサかわいい」と人気を集めた秋田犬の「わさお」は2020 年6月8日、死亡した。2007年生まれで、推定13歳(人間年齢90代前半)であった。

わさおの子ちょめ。

「七里長浜 きくや商店」を12時30分ごろに出て、北方向近くにある、つがる市木造(きづくり)の亀ヶ岡考古資料室へ向かった。

青森県深浦町 世界遺産・白神山地 十二湖 青池


青森県深浦町 世界遺産・白神山地 十二湖 青池

2024年04月08日 11時13分32秒 | 青森県

世界遺産・白神山地 十二湖 青池。青森県深浦町。

2022年9月23日(金・祝)から10月6日(木)まで青森県を中心に車中泊旅行した。主要テーマは世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」のコンプリートなので、岩手県一戸町の御所野遺跡秋田県鹿角市の大湯環状列石秋田県北秋田市の伊勢堂岱遺跡も見学した。

9月23日は秋分の日だったので、墓参り後、名古屋市の自宅を12時に出発し、国道19号線・松本経由で新潟県糸魚川市の道の駅「能生」に19時30分に到着。9月24日(土)7時に出発、日本海沿岸を北上、新潟市、酒田市、秋田市を経て秋田県八峰町の道の駅「はちもり」に17時30分ごろ到着。9月25日(日)早朝、青森県深浦町に入り白神山地の青池から青森県の見学を開始した。

白神山地は法隆寺地域の仏教建造物、姫路城、屋久島とともに、1993年、日本で最初に世界遺産に登録された。白神山地は、青森県から秋田県にまたがる山地帯の総称で、人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布している。

「るるぶ」などによると、主要な観光コースは、秋田県の藤里コース、二ツ森コース、青森県の十二湖散策コースであり、今回は十二湖の青池などを見学することにした。

十二湖白神山地の西側に位置し、江戸時代に起きた大地震によって沢がせき止められ、地盤が陥没して33個の湖や沼が形成されたといわれている。小さい池は森の中に隠れてしまい、大きな池だけが12個見えたことから「十二湖」といわれるようになった。その中でも青いインクを流したような色といわれる「青池」が有名である。

また、「沸壺の池」も透明度が高く澄んだエメラルドグリーンの水面で「青池」と並び称される美しさである。

7時25分頃に十二湖ビジターセンターに着き、散策コースの確認をした。十二湖ビジターセンターは、十二湖周辺の自然や生き物について学べる観光案内所で、館内には十二湖周辺の動物に関する展示や、十二湖の位置関係がわかるジオラマがあるが、見学はしていない。

十二湖ビジターセンターから道なりに奥へ進むと、散策のスタート地点となる「森の物産館キョロロ」があり、駐車場営業の準備中だった。有料なので、道を戻り、「落口(おちくち)の池」カーブ地点にある無料駐車スペースに駐車して、「森の物産館キョロロ」方向へ歩いた。

通常の散策コースは、スタート地点となる「森の物産館キョロロ」から、「鶏頭場(けとば)の池」のほとりを歩いて「青池」に着く。遊歩道を登って台地上のブナの自然林を歩いて、右下へ下り、「沸壺の池(わきつぼのいけ)」を鑑賞する。さらに谷川の横を下って、「落口の池」に面した茶屋「十二湖庵」で車道に出て、「森の物産館キョロロ」へ戻るコースである。

森の物産館キョロロから青池までは徒歩約20分。青池や落口の池を経由して森の物産館キョロロまで戻ってくる場合は、徒歩約1時間30分(休憩10分含む)が目安になる。「落口の池」にある無料駐車スペースに駐車したほうが、帰路は駐車場が近くなる。歩く距離はやや長くはなるがたいした距離ではない。

落口の池(おちくちのいけ)。

十二湖の一つに数えられる池であり、面積2万7,200㎡、深さ20.3m。周辺には木造の休憩スペースがあり、池全体を眺めて一休みすることもできる。

「十二湖庵」横。「平成の名水100選」沸壺の池から流れる川の取水場。

落口の池に面する茶屋「十二湖庵」は、 沸壺の池から約250m下に離れた車道脇にあり、「平成の名水100選」に選ばれた沸壺池の湧き水から採水された水を抹茶に使用している。早朝なので営業前だった。

「鶏頭場(けとば)の池」。

「森の物産館キョロロ」前から、青池への道標に従って進むと、すぐに「鶏頭場(けとば)の池」のほとりを歩く道になる。

上空から見た池の形が鶏の頭のように見えることから「鶏頭場の池」と名付けられた。池の水は澄み切っていて、水面には周囲のブナ林が映し出される。

鶏頭場(けとば)の池」の終点に「青池」がある。

青池。

十二湖のなかでは小さな池だが、白神山地十二湖の代名詞ともいえる「青池」は、観光スポットとして特に人気がある。

時間帯により水面の濃淡が変化し、午前中に訪れると透明度が高く透き通った青色になり、午後には落ち着いた色味になる神秘的な池である。

「青池」のどこまでも澄んだコバルトブルーの水底には、なおも朽ち果てずに沈んでいる倒木の姿が見える。展望デッキは上下2段ある。

デッキの延長上の木段の坂道を登って台地に至り、ウッドチップで出来た小道をしばらく進んで、右下に下ると「沸壺の池(わきつぼのいけ)」に出会う。

沸壺の池(わきつぼのいけ)。

「平成の名水100選」に選ばれた透明度の高い小池で、一日の湧水量は520トン。池から採水された清水は茶屋「十二湖庵」の抹茶に使用されている。

坂道を下ると、滝川に沿った道になり、茶屋「十二湖庵」と水場の地点で車道に出る。1時間半ほど周遊して、車を置いた「落口の池」の無料駐車スペースに着くと、5台ほど駐車していた。

 

このあとは、海辺の露天風呂で有名な「黄金崎不老ふ死温泉」へ向かった。

青森県八戸市 蕪嶋(かぶしま)神社 葦毛崎展望台 国名勝・種差海岸(たねさしかいがん)