やっと借りましたよ。思えば、同日発売だった「ヴァンパイア侍」を買ってしまって悪夢を見たわけですが、この「デーモンハンター」でも悪夢を見ることになるのかって考えると、ちょっと借りるのにも勇気が必要だったのですが、借りて、見てしまえばなんてこたぁなかったですね。
で、毎度お馴染みのネタバレ大プッシュで、以下お送りしますので、ネタバレ問題を国会で審議して欲しいっていう考え方の人は、ここから下は見ないで下さいね。
いや~、惜しい。非常に惜しい。頑張って作ってはいると思うけど、最後までB級臭さが抜けきれずに、そのまま突っ走ってしまったって感じがします。設定も魅力的だし、主人公も格好ええのになぁ。アクションも、期待していた方向性のものではなかったけど、やっつけじゃないんで面白く見れたんですけどねぇ。
悪魔と人間とのハーフ(だよね?)は雑種と呼ばれているんですが、そのジェイコブ君(男、推定年齢三十路半ば)は、悪魔に取り憑かれた人間のお祓いを、神父さんが失敗した際の後処理(殴り屋)専門を生業としておりました。当然バックは教会ですよ。で、なんか悪魔による大計画が密かに進行しているらしいっぽいです。
教会の枢機卿は、ジェイコブ君のお目付役に、ちょっと馬面だけどスタイル抜群の美人系の修道女サラ(女、推定年齢三十路前)を指名して、勝手にジェイコブ君に押し付けます。色々考え方が違う二人で、サラが鈍臭いっていうか、まぁ、よくある映画の作り通りに話は進んで行くわけですよ。「アンタッチャブル」で殺し屋やってて、コスナー氏にビルの屋上からたたき落とされた人が、一応今回のラスボスっぽいです。
なんだかんだあって、悪魔を倒すわけですが、実はサラもジェイコブ君と同じ雑種で、密かにラスボスに昇格しましたが、ジェイコブ君の愛の鞭を受けましたとさ。ちゃんちゃん。って感じで終わりです。
中途半端な終わり方ですわ。続編作りたい気満々ですわ。ジェイコブ君も、雑種って言われていて、台詞とかでなんとなく悪魔と人間との子供的な感じを匂わせていますが、はっきりとどういうものかっていう正体は描かれていません。サラに関しても、途中の枢機卿の話でなんとなく察しが付くんですがね、そっからの広がりがないっていうか、もうちょっと頑張って尾ひれを作ってくれよって感じなんですよね。
良かった点としては、アクション、設定、主人公や世界観の雰囲気、馬面サラのスタイル。
悪かった点としては、悪魔の倒し方、悪魔の計画、ストーリーの展開の仕方、ラスト。
そういうところでしょうか。最初にも書きましたが、本当に惜しいんですよ。時間は75分程度なんで、もうちょっと長くしてもええから、サラの描写や、主人公や世界観の背景とか描いてくれればなぁって感じです。
悪魔の倒し方も、殴り合いでほぼ終わるっていうのは斬新ではあるのですが、じゃ、強い人間なら倒せるんとちゃうのって思わせてしまうことで、悪魔の優位性というか怖さが半減しちゃうんですよね。まぁ、十字架かなんかで突き刺さないと殺せないっていう設定っぽいんですが、それも劇中ではわかり難いですしね。そういう部分の説明を、さりげなく入れておいて欲しいですね。観客側としては、そういう設定上の前提条件を提示されてないとのめり込み難いですよね。
主人公は破滅型なんですが、よくあるパターンとしては、相方に希望型の役柄を持ってきて、主人公は最終的には破滅型から変わりつつあるっていう方向になるっていうものですが、今回はそうならないっていうのが嬉しいところです。逆に、希望型(の役柄)が破滅型になるっていうものだし。それでいて、無用な暗さもないですしね。
そうそう、この映画の特徴として、カラってしている感じがあるっていうことなんですよ。主人公のカラーに合わせているっていうのもあるんでしょうが、ちょっと外のこういう系統の映画の空気感とは違う部分があるかなぁって思いました。主人公って、背負っている宿命みたいものは暗いのに、なんか精神的な暗さがないんですよね。悟っているっていうんでしょうか。個人的には無意味な悩みを入れるよりもええと思います。悩み無用。
お、なんか好意的な感じで書いて来ましたが、はっきり言ってそんなに面白くない映画ですよ。あ、言っちゃったよ。まぁ、見ても後悔はしないとは思いますが、人生にプラスになることもないです。
それから劇中で音楽が流れますが、センス悪いです。曲が悪いっていうよりも、劇中に合ってないんですよ。タイアップなのかどうかわかりませんし、投入されるタイミングの問題もあるかもしれないけど。
予算百倍にして、誰かがリメイクしてくれへんかなぁ。主人公は同じ人でいいんで。あ、予算百倍なら僕が監督しますよ(←また始まったよ)。
で、毎度お馴染みのネタバレ大プッシュで、以下お送りしますので、ネタバレ問題を国会で審議して欲しいっていう考え方の人は、ここから下は見ないで下さいね。
いや~、惜しい。非常に惜しい。頑張って作ってはいると思うけど、最後までB級臭さが抜けきれずに、そのまま突っ走ってしまったって感じがします。設定も魅力的だし、主人公も格好ええのになぁ。アクションも、期待していた方向性のものではなかったけど、やっつけじゃないんで面白く見れたんですけどねぇ。
悪魔と人間とのハーフ(だよね?)は雑種と呼ばれているんですが、そのジェイコブ君(男、推定年齢三十路半ば)は、悪魔に取り憑かれた人間のお祓いを、神父さんが失敗した際の後処理(殴り屋)専門を生業としておりました。当然バックは教会ですよ。で、なんか悪魔による大計画が密かに進行しているらしいっぽいです。
教会の枢機卿は、ジェイコブ君のお目付役に、ちょっと馬面だけどスタイル抜群の美人系の修道女サラ(女、推定年齢三十路前)を指名して、勝手にジェイコブ君に押し付けます。色々考え方が違う二人で、サラが鈍臭いっていうか、まぁ、よくある映画の作り通りに話は進んで行くわけですよ。「アンタッチャブル」で殺し屋やってて、コスナー氏にビルの屋上からたたき落とされた人が、一応今回のラスボスっぽいです。
なんだかんだあって、悪魔を倒すわけですが、実はサラもジェイコブ君と同じ雑種で、密かにラスボスに昇格しましたが、ジェイコブ君の愛の鞭を受けましたとさ。ちゃんちゃん。って感じで終わりです。
中途半端な終わり方ですわ。続編作りたい気満々ですわ。ジェイコブ君も、雑種って言われていて、台詞とかでなんとなく悪魔と人間との子供的な感じを匂わせていますが、はっきりとどういうものかっていう正体は描かれていません。サラに関しても、途中の枢機卿の話でなんとなく察しが付くんですがね、そっからの広がりがないっていうか、もうちょっと頑張って尾ひれを作ってくれよって感じなんですよね。
良かった点としては、アクション、設定、主人公や世界観の雰囲気、馬面サラのスタイル。
悪かった点としては、悪魔の倒し方、悪魔の計画、ストーリーの展開の仕方、ラスト。
そういうところでしょうか。最初にも書きましたが、本当に惜しいんですよ。時間は75分程度なんで、もうちょっと長くしてもええから、サラの描写や、主人公や世界観の背景とか描いてくれればなぁって感じです。
悪魔の倒し方も、殴り合いでほぼ終わるっていうのは斬新ではあるのですが、じゃ、強い人間なら倒せるんとちゃうのって思わせてしまうことで、悪魔の優位性というか怖さが半減しちゃうんですよね。まぁ、十字架かなんかで突き刺さないと殺せないっていう設定っぽいんですが、それも劇中ではわかり難いですしね。そういう部分の説明を、さりげなく入れておいて欲しいですね。観客側としては、そういう設定上の前提条件を提示されてないとのめり込み難いですよね。
主人公は破滅型なんですが、よくあるパターンとしては、相方に希望型の役柄を持ってきて、主人公は最終的には破滅型から変わりつつあるっていう方向になるっていうものですが、今回はそうならないっていうのが嬉しいところです。逆に、希望型(の役柄)が破滅型になるっていうものだし。それでいて、無用な暗さもないですしね。
そうそう、この映画の特徴として、カラってしている感じがあるっていうことなんですよ。主人公のカラーに合わせているっていうのもあるんでしょうが、ちょっと外のこういう系統の映画の空気感とは違う部分があるかなぁって思いました。主人公って、背負っている宿命みたいものは暗いのに、なんか精神的な暗さがないんですよね。悟っているっていうんでしょうか。個人的には無意味な悩みを入れるよりもええと思います。悩み無用。
お、なんか好意的な感じで書いて来ましたが、はっきり言ってそんなに面白くない映画ですよ。あ、言っちゃったよ。まぁ、見ても後悔はしないとは思いますが、人生にプラスになることもないです。
それから劇中で音楽が流れますが、センス悪いです。曲が悪いっていうよりも、劇中に合ってないんですよ。タイアップなのかどうかわかりませんし、投入されるタイミングの問題もあるかもしれないけど。
予算百倍にして、誰かがリメイクしてくれへんかなぁ。主人公は同じ人でいいんで。あ、予算百倍なら僕が監督しますよ(←また始まったよ)。