Invalid Life

「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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スリーピー・ホロウ

2007年05月01日 00時53分42秒 | 映画・DVD・テレビ番組
Sleepy Hollow

ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督のこの映画を、やっと今頃見ました。DVDを借りたのですが、なんか質の悪いVHSテープをダビングしたような画質で、今時これはないやろうって思いましたよ。

え~、見る前は、首なし騎士と戦う正当派のホラースリラー映画だと思っていたんですが、よくよく考えてみれば、ティム・バートンとジョニー・デップが組んでいる時点で、正当派なわけがないですよね。

ストーリーはこんな感じです。ネタバレ若干含みます。ですので、ネタバレ嫌っていう方は下から見ないで下さい。

少し前の時代のアメリカのニューヨーク。ニューヨーク市警の捜査官ジョニー・デップは、ニューヨーク市長に化けたドラキュラ伯爵の口車に乗せられ、シスの暗黒卿の待つスリーピー・ホロウという村へと出張する。その村で起きた連続殺人事件を科学的調査で解明する為に。

村の人々は口々に、首なし騎士の仕業だとデップに訴えるが、デップは信用しなかった。この時代に、首なし騎士だの魔術だの、そんな類いのものは存在しないのだ、全て科学で解明出来るのだ、と。しかし、とうとうデップの目前で首なし騎士が現れてしまう。首なし騎士は双刃の剣や長く伸びる舌を使いデップを追いつめるが、デップの両手には実は非科学的な巨大な鋏が仕込まれていた。なんとか首なし騎士の攻撃を耐え忍んだデップは、命からがら逃げることに成功する。

調査を進めていくうちに、実は首なし騎士はシスの暗黒卿の弟子であることがわかった。しかも、二段変身をすることが出来、首あり騎士となった状態は、ヒッチャーと呼ばれていることも突き止めた。

デップには秘策があった。幼い頃のトラウマで、心の奥底に封印していた、海賊変身を復活させること。海賊変身状態で撃てる必殺技、チョコレートビームを当てることが出来れば、勝利は間違いない、そうデップは計算した。

いよいよ、首なし騎士との最終決戦。なんとか胴体を半分に切って、首あり騎士状態になったヒッチャーも、口の中に手榴弾をぶち込むことで退治出来た。なんだ、チョコレートビームは必要なかったじゃないか。しかし、デップの両目は抉られていた。

なんていうのは嘘、真っ赤な嘘。

でもね、見終わった後は、なんかそんな感じになりましたよ。うん。不可思議な映画だったっていうか、寓話っていう感じなんかな。個人的には好きにはなれない映画だったけど、客観的に見て、出来自体は悪くない映画だと思う。凄く見る人を選んでしまう映画ではあると思うけどね。