Invalid Life

「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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魔法の剣

2007年05月04日 00時33分23秒 | 映画・DVD・テレビ番組
原題:THE MAGIC SWORD(そのままやんけ)
1961年アメリカ映画

いやね、最近よくパブリックドメインものの映画のDVDを買っちゃったりなんかするんやけど、そのどれかにこの映画のことが書いてあって、好きそうな内容なんで見てみたいなぁって思ってたんですよ。でも、この映画だけなかなか発見することが出来なくて、やっと近所の本屋で一枚だけあるのを見つけました。灯台下暗しですね。

当然、買っちゃったんやから(499円やったけど)、当然、見ちゃったりしたわけですよ。

以下ネタバレ含みますが、ネタバレはあんまし意味がない映画だったりもしますです、はい。

え~、頭の少し不自由なジョージは生後一ヶ月で両親をなくし、魔法使いのオバチャン(血縁関係なしだよね?)に育てられました。二十歳になった彼は、ある国の姫様を好きになり、のび太君のように、色々なものを覗き見ることが可能な湖で、その姫様を密かに観察っていうか、軽くストーキングしてました。

その時、偶然にも姫様は誘拐されてしまいます。なんやかんやあって、余り役立たなかった(結果論ですけどね)七人の騎士と、ある国のロリコン騎士と共に、姫様を攫っていった魔術師のいる城へと向かいます。しかし、この魔術師もまた、少し頭が不自由なのでした。っていうか、この映画全体が頭が少し不自由なんだよ。と憤ってみました。

昔の映画にしたら頑張ってるとは思うけど、もっとなんとかなったとも思います。

こういうのは頭を空っぽにして見ないとあかんのはわかってるつもりやったし、常に頭は空っぽなんで何とかなるとは思ってたのに、う~ん、マンダムって感じですよ。

キャラクターはちゃんと描けてると思うんですよね。主人公のジョージがおかしい奴だっていうのもわかるし、姫様も世間知らずなんかなっていうのもなんとなく伝わるし。王国の騎士も裏切り者っぽいオーラを最初から出してますしね。

なんだろうなぁ、この虚無感は。終盤にドラゴンとか出て来たりするし、結構頑張ってるのは伝わるんやけど、無駄な努力にしか感じないっていうか。うみゅ~。

ラスボスの魔術師の倒され方もあかんしね。あれは反則過ぎ。駄目。絶対やっちゃ駄目な展開ですよ。七人の騎士も、やられ方があほ丸出しで、戦力になってないやんけって感じやしね。最後の奴だけちょびっと頑張ったけど。

あ、主人公のジョージが二十歳にどうしても見えないっていうのが一番の問題やったりしてね。どう見ても三十路過ぎやろ。無理させ過ぎやで、ったくよぉ。

今回買ったのは、株式会社ファーストトレーディングのものです。画質は、まぁ、この値段のパブリックドメインものに求めるのは酷やけど、何とか見れるレベルというのが、視聴に関してかなり影響しましたね。これで、もっと綺麗な画質やったら、まだ虚無感までは感じなかったかもしれません。元々この程度の画質やったかもしれないですけどね。

今度って言ってもいつになるかわかりませんが、お金があれば、同じ映画のパブリックドメインものとか全部集めて、画質とか音質とか字幕とか、比べてみるっていう企画をやりたいなぁとも思っています。

参考リンク
株式会社ファーストトレーディング