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「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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演歌・オブ・ザ・デッド ビギニング

2007年05月07日 00時46分36秒 | 演歌・オブ・ザ・デッド
いきなりですが、『演歌・オブ・ザ・デッド』を、不定期の連載としていきます。

取り敢えず、まだ完全な話の展開っていうのは決めてないですけど、最初の何回かは主な登場人物について書いていこうと思います。設定とか固まってくれば、小説っぽく内容を書いていく予定です。つか、誰か、映画化してくれ。

その前にもう一度、夢で見た話を。ちょっと内容を精査して再録します。

売れていない太った女性演歌歌手。今日も事務所からマネージャーも付けられずに、一人田舎町のスーパーへと営業に向かう。その姿は、演歌歌手っていうよりも、スーパーにいちゃもんつけに来たオバハンにしか見えなかった。

演歌歌手は不満だった。田舎町とはいえ、人っ子一人居ないではないか。こんなところのスーパーで営業しても、交通費の方が高くつくではないか。これも給料から天引きされるのか、とせこい考えが爆発していた。

スーパーに到着しても誰もいない。田舎町で人が元々少ないのはわかっている。平日の昼過ぎでもある。しかし、誰も居ないというのはおかしい。仕方がないので、スーパーで食べ物を物色する。そして腹に入れる。それは彼女の本能だ。

食事も済み、一息入れた時、近くで物音がした。スーパーの店員だろうか。品物を勝手に食べたことは、逆切れして乗り切ろう、そう脳みそが判断した。

人なら近付いてきてもいいはずだが、物音は一向に距離感を保っている。こちらを警戒しているのか。太ったただの演歌歌手だというのに。

じれてきた。仕方がないので、自ら動いてみる。

なんと視界に入ってきたのは、さっきまでの自分と同じようにお食事をしている人間だった。だが食べ物が違った。人間が人間を喰っている。

いや、喰っている方は明らかに生きていない。そう、ゾンビだ。

ふと周りを見ると、そこらじゅうゾンビだらけだった。ゾンビには演歌歌手は魅力的に映っているようだ。目をギラギラさせ、死人なのにギラギラさせ、迫って行く。

演歌歌手はどう戦おうかと考えた。素晴らしい。逃げるよりも戦うことを瞬時に選択するとは。流石売れていないだけある。

演歌歌手の武器はその歌声だ。そう、歌声で撃破しよう。演歌歌手は得意の演歌を歌いだす。

「あ~~~~あ~~~~」

ゾンビは怯まない。

演歌歌手は仕方なく実力行使に出る。ゾンビに自ら接近し、パンチ、キック。ゾンビは腐っているだけあって、あっけなく腕も足も千切れた。演歌歌手はこの後どうなるのか。ゾンビは大丈夫なのか(あれ)。

夢はここで終わりましたっていうか、映画の予告編みたいな感じだったんですけどね。ほんでから、今はちょっと別の展開を考えています。

元々主人公は演歌歌手一人だったんですが、ちょっと自分に自信がないけど、今回の騒動で自信を付けて行くっていう役割の女子高生を入れる予定です。一応この二人が主人公っていう扱いで。

オブ・ザ・デッドブームに便乗するぜ!ゾン流だぜ!

『演歌・オブ・ザ・デッド』、『演歌 of the dead』
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