ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

溝口一丁目の大きな畑

2017年02月03日 10時22分03秒 | まち歩き

 かつて、高津区は梨の産地でもありました。現在もそうですが、規模は縮小しています。とは言え、高津区から多摩区までの府中街道沿いなどには、季節になると多摩川梨の直売所がいくつも開店します。夏の楽しみの一つです。

 私の小学生時代、1970年代後半には、坂戸、北見方、溝口、久地に、今よりも多くの梨畑がありました。現在は宅地開発の波に押されて随分と少なくなりましたが、それでも第三京浜道路の辺りから二ヶ領用水に沿って歩いたりすると、畑が残されています。概ね、多摩川から二ヶ領用水までのエリアと考えていただければよいでしょう。

 二ヶ領用水の南側から撮影しました。奥には久本三丁目にある、イトーヨーカドーも入っているパークシティ(東芝玉川工場の跡地)も見えますが、手前は溝口一丁目です。川崎市内としては大きな耕地が残されていることがわかります。

  溝口一丁目と言えば、JR南武線の武蔵溝ノ口駅があり(田園都市線の溝の口駅は二丁目にあります)、ノクティがあり、川崎北労働基準監督署があり、溝口中央商店街があります。この畑は、労働基準監督署の裏と言ってもよいような場所にあります。中央商店街を進み、二ヶ領用水の橋を渡らずに用水に沿って歩けば、ここに到着します。

 今も、溝口一丁目、二子五丁目、坂戸一丁目、久本三丁目には、町工場が多く残っています。そして畑や緑地も残されています。これが面白いところなのかもしれません。

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