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静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文と居酒屋放浪記です。
土曜と日曜はお休みです。

一由そば@日暮里

2016年04月09日 07時25分17秒 | グルメ
一由そば@日暮里

 今期三回目の東京ツアーです。
今回は一人旅ということで、のんびりと静岡駅を出発しました。
いつもならば廻る予定のお店はじっくりと品定めをしていくのですが、今回は仕事が忙しくてその暇がありませんでした。

 それでも一人なので何とかなるだろうと気楽に考えていますが、その報いは後から来ることになります。
それはともかく、心配だった雨も止んで電車は曇り空の上野に着きました。
山手線で二駅、降りた先は西日暮里です。
今日のランチは珍しく立ち食い蕎麦でいきましょうか。

 駅から歩いて数分、めでたくお店を見つけました。
こちらが「一由そば」さんです。
黄色い看板が目立ちますね。



 入り口から中を覗くと、ちょうど若い男性のお客さんが注文されているところでした。
これは好都合と、お店のシステムを確認します。
どうやら正面のところで注文してお代を払い、出来上がったものを受け取るようです。
丼を持って空いた席に行き、そこで食べるということになります。

 前のお客さんが出て、今度は私の番になりました。
「ゲソ天そば下さい」
「310円です」



 中国系の店員さんで、少し聞き難かったですが、お値段を確認してピッタリお支払いです。
お蕎麦はあっと言う間に出来上がってきました。
そこに卓上の一味を掛けて、空いている場所を探します。

 狭いお店ですが、よく見ると2人掛けのテーブル席もありました。
しかしそこには中年の男性客が一人のんびりと座っています。
ここは我慢して脇のカウンターにお蕎麦を置きました。

 そうそう、忘れていましたが、ネギは横に置いてあるザルからセルフで入れる方式です。
ゲソ天が単品で110円と書いてありましたから、「かけそば」は200円ということになりますね。
立ち食い蕎麦とはいえ、東京には安いお店が沢山ありますね。
それが皆さん繁盛されているから素晴らしいです。



 さて、肝心のお蕎麦ですが、腰こそないものの、普通に美味しい蕎麦でした。
汁も美味しいし、量もしっかりありました。
そして何より嬉しいのはこの、「ゲソ天」です。
さすがは一番人気の看板メニューですね。

 ゲソ天と言っても、ゲソをそのまま揚げたのではなく、刻んで適度な大きさにしたものをかき揚げ状にしてあります。
ですからこれが食べやすい。
少しずつバラしていただくとこれがお蕎麦と微妙にマッチして、なかなかの味わいでした。
ゲソの香ばしい感じがまたダシと良く合います。



 ふと見ると傍らにこんな調味料が置いてありました。
試しに少し掛けてみましたが、これもありです。
ゲソ天がこれほどお蕎麦に合うとは思いもよりませんでした。

 さて、目の前には揚げられた天ぷらがずらりと並んでいます。
そこで一番目を引くのは、「紅生姜天」ですね。
なにしろ真っ赤な天ぷらですから目立ちます。
これが1枚100円です。



 そしてこのお店の凄いところは、「半分」という注文が通ることです。
よく見ると、メニューにもしっかりと書いてありました。
しまった、それなら「紅生姜天半分」を追加するべきでした。
後から来たお兄さんは大盛りのそばに天ぷらを2種類合わせて一枚半乗せていました。

 それでも500円以下ですから食べ応えがありますね。
まさに庶民の味方というお店でした。
ラーメンよりは時間が掛かりましたが5分ほどで食べ終わって器をお店に戻します。
なおお冷やはセルフでいただけますが、忘れていていただきませんでした。

 さて、お店を出る時に気が付いたものがありました。
「ゲソ寿司」という名前です。
はて、これは何だろうか?
こういう機会は逃してはいけません。

 意を決してまたカウンターに向かいます。
「ゲソ寿司お持ち帰りで二人前お願いします」
1個80円だということで、160円になりました。
あらかじめ二個入った物が置いてあって、それにお酢のような液体をかけたら出来上がりです。

 「お箸はいくつ入れますか」
「あ、いいです」
言った後で気が付きましたが、これでは途中でいただくことはできません。
帰りの電車の中でつまみにするという案が消え去りました。

 結局このゲソ寿司は帰ってから自宅でいただきましたが、思いのほか美味しくでびっくりしました。
どういうものかと言いますと、実は持ち帰る途中でバラバラになったので、形は分かりません。
寿司飯に、ゲソの細かく刻んだものと紅生姜の刻みを混ぜたという感じでしょうか。
これは気に入ったので機会があったらまたお土産に持って帰りたいです。

 今回の旅は順調に始まって、まだお昼前です。
駅に戻って1軒目のお店を目指しました。
コメント
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