4月8日(日)
一斗缶粉ぶちまけながら春祭
石巻へ、石巻市ではありませぬ。当地の石巻は混むことがなかったら20分足らず、遠くて近いことを改めて知る。
粉かけ祭り専用のオリンパスOM-D E-M 5 初代。粉だろうが雨だろうがびくともしない堅牢な防滴防塵カメラ。
一年ぶり湯女ちゃんに出会えた。手を差し伸べると頷いて腕の中に。抱き上げる。保育園年長組の一年ぶりの湯女ちゃんは重さの塊のようだった。一度たりとも笑わないこの子の不思議。
たくさんの顔見知りのカメラマンと出会う。言ってみれば都市辺境の小さき神社。明日になれば猫もいない。年一度だけ賑わうのだった。
子どもらは小さなタンキリ飴欲しさに 飴下さい と子鬼大鬼に群がって付いていく。これってやはり不思議。屋台も提灯も出ない。食しても大して甘くもなく小麦粉にまみれているだけの飴に惹かれて善光寺参り。
抱いていた湯女を下ろして撮影に少しだけ専念する。今発売中の アサヒカメラ4月号 に運よく掲載された状況を今年も追い求める。
写真は限りない。毎年同じ場所へ行く同じような写真を限りなく毎年撮っている。
人は動き時も動いている。天変地異がないかぎり状況設定は不変とは言えど一時の情景は一期一会。
別れ際もう一度湯女を抱き上げて帰ってきたのだった。
厨房メモ
寒かった。
こだわってさきごろ買い求めたマーク2のストラップをニコンまきにする。そんなもの誰が注視するものでもないけれどやってみたいとも思うこだわり。
夜勤明け続けて夜勤明けと休む間もない中での石巻のちまき祭りだった。