友人から緊急トピックとして,以下のカレイドスコープというブログを紹介されました.まさに”国難”と言ってよいと思います.
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2309.html
福島の原発事故による放射能の海洋流出は,事故当初は海外の研究機関などで紹介されました.私もインターネットで何度か見た記憶があります.ですが当時,原子力安全・保安院の官僚によって,万一汚染水のいくらかが海に流れ出ても,大量の海水で希釈され,魚介や藻などが吸収する前に充分に薄まるので問題ないと言われました.その後そういったシミュレーションを目にする機会がなく,新聞,TVなどの報道もないので忘れていました.
ところが高濃度汚染水が,事故後現在までずっと継続して太平洋に流れ出ていることが分かりました.東電が先般の参議員選挙の後,それを発表しました.300—400tもの高レベル汚染水が,事故後現在まで毎日ずっと流れ出ているようです.
上記のカレイドスコープは2012年7月のデータに基づいたシミュレーションであって,それよりもずっと汚染濃度も汚染水量も大きいことが分かったので,シミュレーションはやり直しを行うようです.
汚染水が太平洋に出るとどうなるか?
単純にその海水量で割った平均値の汚染濃度になるのではなくて,海流によって陸と同じように一定の高濃度スポットができ,また一定の流域が常時高濃度の汚染地帯となるようです.その場所は米国の西海岸,カリフォルニア州でなんと日本の沿岸の10倍の汚染濃度にもなるようです.人類史上最大の環境破壊と言えるでしょう.
これは10年くらいまでの未来予測ですが,私が思うには,海流があるとは言え海はつながり水もつながっています.このまま汚染水の流出が続けば50年後,100年後には太平洋だけでなく,大西洋も汚染海になってしまうような気がします.
日本民族は,世界から太平洋を奪った,あるいは全人類から海を奪った犯罪的民族として,世界中の人々の憎悪と指弾を受けるような気がします.たとえ,その原発の電力を使って大金持ちになった人が海外に逃げ出しても,この場合は無事に済まないでしょう.
海外からのODAや援助資金を国民のために用いず私腹を肥やし,国民を虐める権力者はその不当な私益を持って中立国などへ逃げれば,後は安泰な生活が保てるのかもしれません.しかし,その人はあくまで一国内の国民にとっての犯罪者であり敵です.今度は,未来人類も共有する海を奪ったのです.限られた国民の敵ではなく,全人類の敵になります.何処へ逃げても日本人である限り,無事で済みはしないと私は思います.
日本民族がこのような末路を迎えないためには,以下の方法があります.
1. 日本の優秀な工学・技術の粋を集め日本民族の浮沈を賭けて,福島で毎日産み出される汚染水を太平洋に流さない方策を立てること.
2. 1がどうしてもできない場合は,日本の優秀な工学・技術の粋を集め日本民族の浮沈を賭けて,太平洋の海水を浄化すること.
1も2もできない場合は,日本民族は日本国から何処へも出ず,太平洋の汚染された海産物を食べて生活せざるを得ない.友人である米国を含む太平洋の諸国から食料に係わる賠償請求が来るでしょうが,それを支払わなくてはなりません.金持ちは,人間として生きていく以上の総てのお金,富を差し出して,日本人が一体となってその賠償金を支払わねばならないでしょう.日本は破産するでしょうし,従来の誇りも名誉も失うし,病気が多発する一地方となるでしょう.それでもこの地球を歪めている狂ったようなお金への執着から目が覚め,他国のことを蔑んだり,武器や軍隊をもって他国へ攻めていくことはなくなるでしょう.
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