DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

KARASIA 2013 HAPPY NEW YEAR in TOKYO DOMEライブビューイング@TOHOシネマズ市川コルトン

 いくらK-POPがピークを過ぎたと言っても、KARAの東京ドームチケットはぴあで3回抽選があって全部はずれた。国内ツアーはなく、この東京ドーム一発のみ、と言う訳で全国映画館のライブビューイングで。もちろん地元の映画館(^_^)v 市川コルトンに京成鬼越から行くのは初めて。ちゃんとコンサートグッズもあるし、激しい混雑を避けられると言う点ではライブビューイング良いかも。まあヒカリモノを振り回したりする意味が半減すると言うのはありますが。

 いやはや、濃厚と言う言葉では足りないくらい素晴らしい3時間。ライブビューイングだと会場の熱気が現地の東京ドームから半減してしまっていると言う欠点はある。しかしカメラワークによって豆粒みたいな彼女たちを見ることもなく、ちゃんと5人の顔が見えるコンサートなのは大きい。いや、生かライブビューイングかどうかなんて大した問題じゃない、これは歴史に残るコンサートになるかもしれない、キャンディーズの解散コンサート、山口百恵の引退ライブみたいにエンタメの歴史の分岐点になり得るコンサートだと思った。今の日韓関係の状態で(紅白からはKポップ枠がなくなってしまった)彼女たちがドームライブを敢行したこと自体、かなりの英断だったと思うし、そのようなプレッシャーの中でまだ若き乙女たちがステージで見事なパフォーマンスを披露したことに素直に感動した。歌と踊りももちろん素晴らしかったが、結構彼女たちのMCもあり、つたない日本語で10万人近いファンに向けて投げかけるメッセージは本当に重く、それを目撃できただけでも3500円の価値は十分にあった。
 開演前にライブビューイングの鑑賞の仕方の説明(って普通のライブと大して変わらないが)、映画じゃないので予告編なんてものはなく6時から中継開始。まあコンサート会場も6時きっかりにスタートする訳ではなく、彼女たち出演のCMを流したりして(基本的にはこれらの映像はコンサート会場のスクリーンと同期していると思われる)5人のステージ登場を待つ。
 OPの演出が凝っていて、会場の灯りが落ちてから5分近くストーリーが。宙吊りのお姉さんはKARAメンバーではないようだ。
 最初は3曲一気に、まあウォームアップと言うことでアップテンポだが地味な曲、ジャンピンは盛り上がる、でもライブビューイングでは立つ人がいない(汗)。初めの頃は、久しぶりのKARAに顔が変わったらしく区別できなかった。ハラやギュリはすぐに分かるが、童顔のジヨンやスンヨンは見ない間に大人っぽさを身につけていたし、ニコルが髪型を変えて別人ねようだった。
 3曲歌って最初のMC。これが結構長い。ギュリが名乗るところで「東京ドームです」とボケて笑いがドーム全体に沸き上がる、間違いではあるが、緊張している彼女たちの心と会場の雰囲気があれで一気に和んだことは間違いない。
 ステージがまた実によくできている。花道がアリーナ中央に菱形になるように伸びている。中央のステージに来ると上下移動もある。しかしそれより嬉しいのが、舞台両袖のデッキ部分が動き、アリーナの周囲を半周(2台あるから実質1周である)スタンドのすぐ下を彼女たちが手を降って回るのだ。ドームコンサートでもなるべく豆粒で終わらない工夫が素敵。
 素晴らしい、ソロステージが用意されているのか。先ずはハラのドラミングだ、どこまでまじめに叩いているかは不明だが、少なくとも見映えはカッコイイ。選曲が“I Love Rock'n'Roll”ってのもカッコイイ、ハラの歌がいまいち安定していなかったが、ステージパフォーマンスとしてはメチャクチャカッコ良く、いきなりハラオイシイところ持って行ってないか?と思うほど。すると続くスンヨンのソロステージは一転してバラード、しかもかなり長いMCだ。自分がスターに憧れ、今日のステージまでの道のりを語る、そんな込み入った話を母国語ではない言葉で大観衆に向かって語る、やはりこの子たちはすごい。そんな彼女の歌は実に伸びやかな歌声。
 中盤、ダンサブルなナンバーに混じり、バラードが来る。あまり立てる雰囲気じゃないライブビューイングでは、じっくり聞けるバラードがしっかりと耳に残る。基本的にジヨンペンな私、センターポジションによく来る「ウィンターマジック」では、大人になったジヨンの表情が何度も大写しになり、また新たな一面を発見して惚れ直した(^O^) 前半の締めに「ありがとう」、なんか終わっちゃうみたいな雰囲気はあったけど、KARAはこういう曲でコンサートを終えるタイプのアーティストではない。
 後半、Lupinとか懐かしいなあ、日本デビュー前の作品だとHoneyが大好きだが、残念ながら今回のコンサートでは歌われなかった。
 再びソロコーナー。先ずニコルだ、KARAとしてのフォーメーションダンスもカッコイイのだが、彼女のダンスの素養はアメリカ仕込み、ソロではかなり黒っぽい本格的なR&B系のダンスを披露、KARAとはまた違うカッコ良さ。ギュリはクラシックバレエの要素も取り入れ、ミュージカルっぽい造りのパフォーマンス。やはり女神は大人の魅力で勝負だ、まるで藤原紀香のミュージカル芝居を見ているみたい。禁断の恋の物語、それはKARAの現在の状況のようだ。今、彼女たちがこうして日本で活動を行うには大変な障害がつきまとう。しかし障害があればあるほど燃え上がる恋のように、厳しい環境だからこそ、KARAファンは燃え上がるような情熱で応援するのだ。そして最後にジヨンだ、ヤバい、女子高生の出で立ちで「学園天国」をカバー、これはイヤでも盛り上がる、ってか、ジヨンのJKファッションはマジで萌え死んだ!これはヤバイよ!
 さて新曲のエレクトリック・ボーイの辺りから再び上昇気流へ。Go!Go!サマーのパラパラなんか最高潮!踊りたかったなあ、でも一緒に歌えるだけでも幸せ。
 3時間のボリュームのたっぷりのステージも、なんか夢のひとときであっという間だった。アンコールになり、ガールズ・ビー・アンビシャス、SOSと続き、巨大KARA像がステージ上に現れる。SOSが泣ける、あの頃は彼女たち5人が毎週テレ東のドラマで見ることができた時代なのだ。あの頃も事務所契約のゴタゴタがあって、ドラマの撮影が間に合わず途中で総集編みたいになってドタバタしてはいたが、日本のメディアからほぼ姿を消した今と比べたらなんと恵まれていた時代だろう!その頃を思い出してKamiliaな人たちは泣くのだ。そして本当の最後は日本デビュー曲「ミスター」、ヒップダンスももちろん披露したが、やはり最後の曲では花道を駆け回り、精一杯のファンとのコミュニケーションをしていた。このような至福の時間の“次”はいったいあるのだろうか。とても名残惜しさを感じながらライブビューイング会場を後にした。
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