土曜の夕方,相変わらず人疲れする渋谷の町を抜けて行ってきました.会期終了間近のためか,夜8時でも作品の前は比較的混雑していました.ただしこれは,七つの罪源・七つの徳目について解説つきのリーフレットが用意されており,一人一人が楽しみながら時間をかけて見てらっしゃったので時間がかかっていたのかもしれません.
七つの美徳・徳目・・・信仰・希望・博愛・正義・賢明・剛毅・節制
七つの大罪・罪源・・・貪欲(ヒキガエル)・傲慢(孔雀・枕)・激怒(熊)・怠惰(ロバ)・大食(豚)・嫉妬(七面鳥)・邪淫(猿・ヒキガエル) ()内はその象徴となる動物やアトリビュートとのこと
展覧会の内容は公式HPに構成とみどころが掲載されています.森先生によれば,ブリューゲル版画は不特定多数の購買層のために制作されヨーロッパ中の評判となり、まさに16世紀の版画芸術の頂点であった.彼の様式を継承する画家たち(ブリューゲリアーンス)が主題、様式、図像をどう展開させたか、ブリューゲルと比較する楽しみのある展覧会とのことです.みどころによれば,ベルギー王立図書館所蔵の非常に保存状態の良い70点以上のブリューゲル全版画が一堂に会し,16世紀ヨーロッパの民衆生活・文化の"ルーツ"や当時の道徳観をリアルに体現し,人間と昆虫・爬虫類・魚・獣・日常道具などを自由に合成した奇妙な怪物が大集合しアニメーションの原点を髣髴させ,当時の一流の彫師たちの手で原画とは異なる強いインパクトをもって緻密な職人技を堪能できる(鏡必携!?)とあります.
これを私見でまとめなおすと,P・ブリューゲルと版元H・コックの紹介,世界風景画への寄与,田園風景から農民の日常生活への着目,旧教の教義・諺・教訓と風刺,これらを豊かな想像力で奇怪な化け物を具象化させて表現し,最後にブリューゲル追随者の四季・月暦像で締めくくり,間に武装帆船の海景を挿入して構成されていました.
日本では72年,89年に次ぐ3回目のブリューゲル版画展だそうで,約80点のブリューゲルの素描に基づく版画が,彼の追随者の版画など70点と合わせて展示されています.ブリューゲルの版画の総数はよくわかりませんが,彼の準備した下絵素描は約80点で,そこから数百点の版画が作られたとのことです.全版画というのが妥当かどうかはわかりませんが.
ブリューゲルの時代,版画の製作は一般的に共同作業化しており,画家が下絵素描を描き(invenit),彫り師が版を彫り(fecit),版元が印刷し発行する(execudit)ので,それぞれの役割が作品にかかわってくるわけです.
私は版画コレクターとしては初心者のため勘違いがあるかもしれませんが,これだけの数の版画を見ると,得るところは大いにありました.
・摺りの良し悪し
インプレッションの良い作品はインクがビロードのように濃く盛り上がっているが黒つぶれしておらず,コントラストが高い.これだけのコレクションでも非常に摺りの良い作品は必ずしも多くはないようだ
・エングレーヴィング(彫刻銅版画Eg)とエッチング(腐食銅版画Et)の違い
Egの線はタッチが力強く均等な太線の端が滑らかに先細る(下図の⇒).Etよりも磨耗しにくいので版数が多く得られ,Etの描線は腐食によるためやや繊細で不規則(下図の⇒)でEgほどの技巧は要しないらしく,Eg彫り師のほうが高く評価されたという.(彫線の脇に出来るバー〔捲れのギザギサに残るインクのにじみ〕はドライポイントの特徴だが,エングレーヴィングでもスクレイパーをかけないと残る.その場合は初期の摺りのみにこの効果が残るが,それを意図しているような仕上げは明らかではなかった)
ちなみに良い摺りは,レンブラント作品でもドライポイント技法を用いたものでは20-30枚,エッチングで100枚程度で,ブリューゲル時代に主流だったエングレーヴィングでは200枚程度,ただし潰れるまで摺れば2000~3000枚と言われています.
・彫り師による表現の差
ファン・ドゥーテクム兄弟はエングレーヴィングに似せてエッチングの線を表現する技法を体得したというが,たしかに両者併用の区別はややつき難く基本はエッチングで手間を省き仕上げ効果を考えながらエングレーヴィングを用いたようで,画面のコントラストは高いもののやや類型的な印象を受ける(「大風景画シリーズ」など).

荒野の聖ヒエロニムス エッチング・エングレーヴィング 1555/6年頃

同・右下の拡大 エングレーヴィング⇒とエッチング⇒の線の違い
P・ファン・デル・ヘイデンの作風はより単純化されたエングレーヴィングで技法的にはやや魅力に乏しい(「七つの罪源シリーズ」など下記参照)
P・ハレは密度を変えた網掛けの重なりで暗部を巧みに表現し,羊毛の質感などはメゾチントを髣髴させる点描風の仕上げが秀逸(No.28・31・32・34など)ただし人の顔は下手?

賢い乙女と愚かな乙女の寓話 エングレーヴィング 1560/3年頃

善き羊飼いの寓話・中央部分の拡大 エングレーヴィング 1565年頃
ブリューゲル自身による1560年のエッチング作品「野うさぎ狩りのある風景」はこの展覧会についての多くのブログで紹介されていますが,解説によれば「ニードルのまばらなタッチによって・・・陰影の変化に富む階調と質感を作り出している。震えるような光の表現で群葉のボリュームを描くやり方は、ヴァン・ドゥーテクム兄弟の・・・より規則的で繰り返しとは際立って対照的である」とのことです.私見では線が洗練されておらず不必要な荒さが残っていると感じます.その意味で完成度が低く,彼自身による版画製作が定着しなかった所以ではないかとかんぐられます.

野うさぎ狩りのある風景 P・ブリューゲル エッチング 223x291mm 1560年
カタログのデナーヌ論文にあるように,ヒエロニムス・コック(1518-1570)がブリューゲルに版画の下絵製作を依頼し,1555年の「大風景画」シリーズに始まり,翌年には「七つの大罪」シリーズなどで自国出身のボスの芸術の怪異的要素を取り入れるよう指示し,15年以上協力関係が続いたといわれることも考え合わせると,ブリューゲル芸術に占めるコックの果たした役割は大きいと思われます.コック自身もエッチング・エングレーヴィングを残していますが,その特徴としてはエングレーヴィングの割合が少ないためファン・ドゥーテクム兄弟よりも全体が軽い印象で,やや不連続で細めの線の効果,すなわちエッチングによる細部描写を好んでいたようです.

キリストの誘惑のある風景 エッチング・エングレーヴィング 1554年頃


同・右下拡大 当館にも1点だけ彼の「アブラハムの燔祭のある風景」という1551年のエッチング245x365mm(Hollstein 1)がありますが,これはブリューゲルに下絵を依頼する以前の作品です.
・下絵素描が2点展示されている!
希少性=価値の点からも,ブリューゲル芸術を知るという意味でも(彫り師の手を通すことで如何に変化しているか)この素描の存在は,展覧会においてきわめて重要であるにもかかわらず,見た限りで下絵素描の存在について触れられていたブログはJuneさんのブログだけでした.というか,それを見ていたので素描を楽しみにしていたのですが,慧眼に感服です.
これらの素描の来歴はわかりませんが,質的にもブリューゲルで間違いないのだろうと思いますし,どのあたりが銅版で翻案されているかは興味深いところです.

邪淫・素描 225x296mm 1557年

同・ファン・デル・ヘイデンによるエングレーヴィング 225x295mm 1558年頃


同・中央部 素描の拡大 同部・版画の左右反転像
素描のほうでは右中央の怪物に乗った姦通男に司教帽がかぶせられていますが,版画ではそれが変更されています.これはコックがカトリックの検閲を恐れたためだそうです.

正義・素描 224x295mm 1559年

同・ハレに帰属されるエングレーヴィング 22x287mm 1559年頃


同・右下部 素描の拡大 同部・版画の左右反転像
これらを見るとブリューゲルがいかに緻密に人々の表情を描き分けたかがわかります.それに対して,彫師も懸命に応えますが,芸術性には大きな隔たりがありますね.
そのほか,ブリューゲルの追随者としてハンス・ボルが紹介されていますが,当館にも彼の水彩典型作の小品があります「メルクリウスとアルゴスのいる風景」.マールテン・デ・フォスはP・ブリューゲルとほぼ同時代のフランドルのマニエリストですがより長命で,西美に油彩の大作があります.J・ウィーリックスは先日素描を買い損なった高名な銅版画家,L・フォルステルマンは先日購入したルーベンス工房の素描の帰属作家,H・フレデマン・デ・フリースは,以前紹介した建築画の歴史に登場しその際に紹介した1604年出版の"Perspective"「遠近画法」という画集の1枚目(No.3)が今回出品されていました.世の中は狭いですね.
カタログは英文付の愛蔵版を買ってしまいましたが,本編には森先生の二論文(油彩画との関連,「節制」の図像学解釈について)と保井先生の小論文も掲載されており,愛好家必読の書でしょう.
P.S.
①会場にはディスプレイに「大きな魚は小さな魚を食う」(No.88)をアニメーションに仕立てた作品が放映されていました.傑作です! ぜひ他の作品もアニメ化して見せて欲しいですね.
②今回の展示で唯一18世紀に製作された版画がありましたが,どれかわかりましたか?
③ブリューゲルは尻フェチか??
④思ったよりも照度が高く設定された展示空間で,作品には申し訳ないくらいでした.
七つの美徳・徳目・・・信仰・希望・博愛・正義・賢明・剛毅・節制
七つの大罪・罪源・・・貪欲(ヒキガエル)・傲慢(孔雀・枕)・激怒(熊)・怠惰(ロバ)・大食(豚)・嫉妬(七面鳥)・邪淫(猿・ヒキガエル) ()内はその象徴となる動物やアトリビュートとのこと
展覧会の内容は公式HPに構成とみどころが掲載されています.森先生によれば,ブリューゲル版画は不特定多数の購買層のために制作されヨーロッパ中の評判となり、まさに16世紀の版画芸術の頂点であった.彼の様式を継承する画家たち(ブリューゲリアーンス)が主題、様式、図像をどう展開させたか、ブリューゲルと比較する楽しみのある展覧会とのことです.みどころによれば,ベルギー王立図書館所蔵の非常に保存状態の良い70点以上のブリューゲル全版画が一堂に会し,16世紀ヨーロッパの民衆生活・文化の"ルーツ"や当時の道徳観をリアルに体現し,人間と昆虫・爬虫類・魚・獣・日常道具などを自由に合成した奇妙な怪物が大集合しアニメーションの原点を髣髴させ,当時の一流の彫師たちの手で原画とは異なる強いインパクトをもって緻密な職人技を堪能できる(鏡必携!?)とあります.
これを私見でまとめなおすと,P・ブリューゲルと版元H・コックの紹介,世界風景画への寄与,田園風景から農民の日常生活への着目,旧教の教義・諺・教訓と風刺,これらを豊かな想像力で奇怪な化け物を具象化させて表現し,最後にブリューゲル追随者の四季・月暦像で締めくくり,間に武装帆船の海景を挿入して構成されていました.
日本では72年,89年に次ぐ3回目のブリューゲル版画展だそうで,約80点のブリューゲルの素描に基づく版画が,彼の追随者の版画など70点と合わせて展示されています.ブリューゲルの版画の総数はよくわかりませんが,彼の準備した下絵素描は約80点で,そこから数百点の版画が作られたとのことです.全版画というのが妥当かどうかはわかりませんが.
ブリューゲルの時代,版画の製作は一般的に共同作業化しており,画家が下絵素描を描き(invenit),彫り師が版を彫り(fecit),版元が印刷し発行する(execudit)ので,それぞれの役割が作品にかかわってくるわけです.
私は版画コレクターとしては初心者のため勘違いがあるかもしれませんが,これだけの数の版画を見ると,得るところは大いにありました.
・摺りの良し悪し
インプレッションの良い作品はインクがビロードのように濃く盛り上がっているが黒つぶれしておらず,コントラストが高い.これだけのコレクションでも非常に摺りの良い作品は必ずしも多くはないようだ
・エングレーヴィング(彫刻銅版画Eg)とエッチング(腐食銅版画Et)の違い
Egの線はタッチが力強く均等な太線の端が滑らかに先細る(下図の⇒).Etよりも磨耗しにくいので版数が多く得られ,Etの描線は腐食によるためやや繊細で不規則(下図の⇒)でEgほどの技巧は要しないらしく,Eg彫り師のほうが高く評価されたという.(彫線の脇に出来るバー〔捲れのギザギサに残るインクのにじみ〕はドライポイントの特徴だが,エングレーヴィングでもスクレイパーをかけないと残る.その場合は初期の摺りのみにこの効果が残るが,それを意図しているような仕上げは明らかではなかった)
ちなみに良い摺りは,レンブラント作品でもドライポイント技法を用いたものでは20-30枚,エッチングで100枚程度で,ブリューゲル時代に主流だったエングレーヴィングでは200枚程度,ただし潰れるまで摺れば2000~3000枚と言われています.
・彫り師による表現の差
ファン・ドゥーテクム兄弟はエングレーヴィングに似せてエッチングの線を表現する技法を体得したというが,たしかに両者併用の区別はややつき難く基本はエッチングで手間を省き仕上げ効果を考えながらエングレーヴィングを用いたようで,画面のコントラストは高いもののやや類型的な印象を受ける(「大風景画シリーズ」など).

荒野の聖ヒエロニムス エッチング・エングレーヴィング 1555/6年頃

同・右下の拡大 エングレーヴィング⇒とエッチング⇒の線の違い
P・ファン・デル・ヘイデンの作風はより単純化されたエングレーヴィングで技法的にはやや魅力に乏しい(「七つの罪源シリーズ」など下記参照)
P・ハレは密度を変えた網掛けの重なりで暗部を巧みに表現し,羊毛の質感などはメゾチントを髣髴させる点描風の仕上げが秀逸(No.28・31・32・34など)ただし人の顔は下手?

賢い乙女と愚かな乙女の寓話 エングレーヴィング 1560/3年頃

善き羊飼いの寓話・中央部分の拡大 エングレーヴィング 1565年頃
ブリューゲル自身による1560年のエッチング作品「野うさぎ狩りのある風景」はこの展覧会についての多くのブログで紹介されていますが,解説によれば「ニードルのまばらなタッチによって・・・陰影の変化に富む階調と質感を作り出している。震えるような光の表現で群葉のボリュームを描くやり方は、ヴァン・ドゥーテクム兄弟の・・・より規則的で繰り返しとは際立って対照的である」とのことです.私見では線が洗練されておらず不必要な荒さが残っていると感じます.その意味で完成度が低く,彼自身による版画製作が定着しなかった所以ではないかとかんぐられます.

野うさぎ狩りのある風景 P・ブリューゲル エッチング 223x291mm 1560年
カタログのデナーヌ論文にあるように,ヒエロニムス・コック(1518-1570)がブリューゲルに版画の下絵製作を依頼し,1555年の「大風景画」シリーズに始まり,翌年には「七つの大罪」シリーズなどで自国出身のボスの芸術の怪異的要素を取り入れるよう指示し,15年以上協力関係が続いたといわれることも考え合わせると,ブリューゲル芸術に占めるコックの果たした役割は大きいと思われます.コック自身もエッチング・エングレーヴィングを残していますが,その特徴としてはエングレーヴィングの割合が少ないためファン・ドゥーテクム兄弟よりも全体が軽い印象で,やや不連続で細めの線の効果,すなわちエッチングによる細部描写を好んでいたようです.

キリストの誘惑のある風景 エッチング・エングレーヴィング 1554年頃


同・右下拡大 当館にも1点だけ彼の「アブラハムの燔祭のある風景」という1551年のエッチング245x365mm(Hollstein 1)がありますが,これはブリューゲルに下絵を依頼する以前の作品です.
・下絵素描が2点展示されている!
希少性=価値の点からも,ブリューゲル芸術を知るという意味でも(彫り師の手を通すことで如何に変化しているか)この素描の存在は,展覧会においてきわめて重要であるにもかかわらず,見た限りで下絵素描の存在について触れられていたブログはJuneさんのブログだけでした.というか,それを見ていたので素描を楽しみにしていたのですが,慧眼に感服です.
これらの素描の来歴はわかりませんが,質的にもブリューゲルで間違いないのだろうと思いますし,どのあたりが銅版で翻案されているかは興味深いところです.

邪淫・素描 225x296mm 1557年

同・ファン・デル・ヘイデンによるエングレーヴィング 225x295mm 1558年頃


同・中央部 素描の拡大 同部・版画の左右反転像
素描のほうでは右中央の怪物に乗った姦通男に司教帽がかぶせられていますが,版画ではそれが変更されています.これはコックがカトリックの検閲を恐れたためだそうです.

正義・素描 224x295mm 1559年

同・ハレに帰属されるエングレーヴィング 22x287mm 1559年頃


同・右下部 素描の拡大 同部・版画の左右反転像
これらを見るとブリューゲルがいかに緻密に人々の表情を描き分けたかがわかります.それに対して,彫師も懸命に応えますが,芸術性には大きな隔たりがありますね.
そのほか,ブリューゲルの追随者としてハンス・ボルが紹介されていますが,当館にも彼の水彩典型作の小品があります「メルクリウスとアルゴスのいる風景」.マールテン・デ・フォスはP・ブリューゲルとほぼ同時代のフランドルのマニエリストですがより長命で,西美に油彩の大作があります.J・ウィーリックスは先日素描を買い損なった高名な銅版画家,L・フォルステルマンは先日購入したルーベンス工房の素描の帰属作家,H・フレデマン・デ・フリースは,以前紹介した建築画の歴史に登場しその際に紹介した1604年出版の"Perspective"「遠近画法」という画集の1枚目(No.3)が今回出品されていました.世の中は狭いですね.
カタログは英文付の愛蔵版を買ってしまいましたが,本編には森先生の二論文(油彩画との関連,「節制」の図像学解釈について)と保井先生の小論文も掲載されており,愛好家必読の書でしょう.
P.S.
①会場にはディスプレイに「大きな魚は小さな魚を食う」(No.88)をアニメーションに仕立てた作品が放映されていました.傑作です! ぜひ他の作品もアニメ化して見せて欲しいですね.
②今回の展示で唯一18世紀に製作された版画がありましたが,どれかわかりましたか?
③ブリューゲルは尻フェチか??
④思ったよりも照度が高く設定された展示空間で,作品には申し訳ないくらいでした.
下絵の素描もちゃんとチェックしてきましたよ!版画との違いについてなど、興味が尽きない展覧会ですね。
さすがです.
アニメーションが楽しめましたね!
いったい中世フランドルの何がこのような豊かで面白いイマジネイションを育んだのか、興味深いです。
私もボスの時代は守備範囲外なので,もっと勉強しなければなりません.
あるいは先行したペストによる惨禍も関連するのではないかと思いますか.