本館の最後に,駆け足で写真に収めたものをご覧ください.国立ゲルマン民族博物館のサイトは今日現在未だ殆どドイツ語ですが,英語版はcoming soonとのこと,ご期待ください.
左:左の器はニュルンベルクのメルキオール・バイエルが1534/6年に製作した器でMelchior Pfinzing(1481-1535)の肖像のメダイヨンが蓋に描かれている.右のMilon von Kroton貝型深皿はやはりニュルンベルクのクリストフ・ヤムニッツァーが1616年に製作したもので,オリンピック競技者が子牛のような動物を背負った上に貝皿が乗るが,このモチーフで忍耐と力を表しているらしい.
中:ネプチューン ベネディクト・ウルツェルバウアー ニュルンベルク・1600年頃 海神は井戸の装飾としてよく製作された.このブロンズ像も筋肉質で体をひねり,海豚に乗っている.ウィーンには,ポモナ・セレス・ヴィーナス像があるらしいが,四体で地水火風を表すという(私見では四季かも知れないとも思うが).
右:「救済の真理のアレゴリー」楓板 ヴュルツブルク・1534年 キリスト教徒の人生を永遠の神の土地を目指す危険な航海として描いたレリーフ
左:「ソロモンとシバの女王」のタペストリー(部分) 新教徒の織物業者は宗教的理由から1550年頃にはネーデルラントを離れ,その一部は北ドイツとくにWismarに移住している.この作品も同市で1555/60年頃製作されたと考えられている.
中:1517年の年期があるステンドグラス.斬首された聖人のモティーフは生々しい.
右:唯一展示を見かけることができた楽器はHurdy-gurdyハーディガーディ これはギター型で18世紀半ば,多分フランス製.中世には尊ばれたが,のちには盲人の乞食が田舎で良く演奏していたらしい.バグパイプとともにフランス宮廷でバレエやオペラの伴奏にも用いられたそうだ.
左:18世紀初期のHirsch Apothecary(薬局) 中・右:薬草などなど
左:金器・銀器のコレクション たぶん17世紀が中心で,ニュルンベルクやアウグスブルクはその製作拠点であった
中:16~18世紀の鍵のコレクション これもいかにもドイツらしい.
右:展示ケースの照明以外は暗闇.人もいないので下階の遺構がやや不気味.
左:階段を下りて武具の展示ホール(0FのE) 中:中世の回廊の再現か,長い長い! 右:Cafe Arteにて,やっと一息
左:結局あとでフロアマップを見直すと,1FのE→A→B→Cと回って,0Fに降りそのEを見たあと,まっすぐ狭い通路を入り口に戻ったようだ.1FのDには18~20世紀の装束の展示が,0FのAには紀元前から6世紀頃までの遺物,Bは15世紀までの工芸品など,Cは本館の中核となる中世遺物,Dは中世後期の絵画・彫刻など,Fには楽器の歴史の展示,19世紀後半の美術工芸品の展示があったのだが,見ることが出来なかった.さらに2F・3Fでは20世紀と19世紀の文化・美術の展示,Sの別館には16世紀以降の玩具と遊戯品の展示もあったらしい.
聞くところによるとリーメンシュナイダーの彫刻や美しの泉の原型彫刻なども展示されているそうで,また次の機会,今度は緑の季節に訪問したいものである.
右:掲載を忘れていたのだが,ピーテル・ブリューゲルの息子達(ピーテルII世かヤンI世)のいずれかに帰属される1590年頃の「農民の結婚の宴」の板絵があった.
左:左の器はニュルンベルクのメルキオール・バイエルが1534/6年に製作した器でMelchior Pfinzing(1481-1535)の肖像のメダイヨンが蓋に描かれている.右のMilon von Kroton貝型深皿はやはりニュルンベルクのクリストフ・ヤムニッツァーが1616年に製作したもので,オリンピック競技者が子牛のような動物を背負った上に貝皿が乗るが,このモチーフで忍耐と力を表しているらしい.
中:ネプチューン ベネディクト・ウルツェルバウアー ニュルンベルク・1600年頃 海神は井戸の装飾としてよく製作された.このブロンズ像も筋肉質で体をひねり,海豚に乗っている.ウィーンには,ポモナ・セレス・ヴィーナス像があるらしいが,四体で地水火風を表すという(私見では四季かも知れないとも思うが).
右:「救済の真理のアレゴリー」楓板 ヴュルツブルク・1534年 キリスト教徒の人生を永遠の神の土地を目指す危険な航海として描いたレリーフ
左:「ソロモンとシバの女王」のタペストリー(部分) 新教徒の織物業者は宗教的理由から1550年頃にはネーデルラントを離れ,その一部は北ドイツとくにWismarに移住している.この作品も同市で1555/60年頃製作されたと考えられている.
中:1517年の年期があるステンドグラス.斬首された聖人のモティーフは生々しい.
右:唯一展示を見かけることができた楽器はHurdy-gurdyハーディガーディ これはギター型で18世紀半ば,多分フランス製.中世には尊ばれたが,のちには盲人の乞食が田舎で良く演奏していたらしい.バグパイプとともにフランス宮廷でバレエやオペラの伴奏にも用いられたそうだ.
左:18世紀初期のHirsch Apothecary(薬局) 中・右:薬草などなど
左:金器・銀器のコレクション たぶん17世紀が中心で,ニュルンベルクやアウグスブルクはその製作拠点であった
中:16~18世紀の鍵のコレクション これもいかにもドイツらしい.
右:展示ケースの照明以外は暗闇.人もいないので下階の遺構がやや不気味.
左:階段を下りて武具の展示ホール(0FのE) 中:中世の回廊の再現か,長い長い! 右:Cafe Arteにて,やっと一息
左:結局あとでフロアマップを見直すと,1FのE→A→B→Cと回って,0Fに降りそのEを見たあと,まっすぐ狭い通路を入り口に戻ったようだ.1FのDには18~20世紀の装束の展示が,0FのAには紀元前から6世紀頃までの遺物,Bは15世紀までの工芸品など,Cは本館の中核となる中世遺物,Dは中世後期の絵画・彫刻など,Fには楽器の歴史の展示,19世紀後半の美術工芸品の展示があったのだが,見ることが出来なかった.さらに2F・3Fでは20世紀と19世紀の文化・美術の展示,Sの別館には16世紀以降の玩具と遊戯品の展示もあったらしい.
聞くところによるとリーメンシュナイダーの彫刻や美しの泉の原型彫刻なども展示されているそうで,また次の機会,今度は緑の季節に訪問したいものである.
右:掲載を忘れていたのだが,ピーテル・ブリューゲルの息子達(ピーテルII世かヤンI世)のいずれかに帰属される1590年頃の「農民の結婚の宴」の板絵があった.