【自鳴琴】
川辺を離れ行き先を決めぬまま歩いていると
どこからかオルゴールの音色が聞こえてきた
そこは乗り物の停留所なのか
ベンチに人が座り小さな木箱を開いていた
声をかけ道を尋ね
音色を聴き
とりとめのない言葉を交わした
時が経ち彼の顔も思い出せないというのに
あの音色だけは今も
drop51『自鳴琴』
川辺を離れ行き先を決めぬまま歩いていると
どこからかオルゴールの音色が聞こえてきた
そこは乗り物の停留所なのか
ベンチに人が座り小さな木箱を開いていた
声をかけ道を尋ね
音色を聴き
とりとめのない言葉を交わした
時が経ち彼の顔も思い出せないというのに
あの音色だけは今も
drop51『自鳴琴』