【焚火】
川のそば、旅支度のものたちが火を囲んでいた。
川を渡る船を待っているのだ。
船の時刻を尋ねたが誰も知らないと言う。
煙が昇るとそれが目印となり船がこちらへ向かうらしい。
一緒に待つことにした。
水の音と炎の音に混じり誰かが呟く。
戻れない旅のことと置いていく人のことを
ぽつりぽつりと。
flake22『焚火』
川のそば、旅支度のものたちが火を囲んでいた。
川を渡る船を待っているのだ。
船の時刻を尋ねたが誰も知らないと言う。
煙が昇るとそれが目印となり船がこちらへ向かうらしい。
一緒に待つことにした。
水の音と炎の音に混じり誰かが呟く。
戻れない旅のことと置いていく人のことを
ぽつりぽつりと。
flake22『焚火』