DayDreamNote by星玉

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#3.星玉工場

2018年01月26日 | 星玉帳-Blue Letters-
【星玉工場】

ビルの谷間に降る雪の匂いで、この街に星玉工場があると知った。


工場長に案内されて建物に入った。


揚げ星玉を選び、持ち帰って


宿のベッドの上に座ってかじった。


甘い粉が散った。



こちらを向きながら去ってしまうのはすべて流星の仕業なのですよ、



と星玉工場長は何度も言っていた。