日本最強投手の底力をまざまざと見せつけられた。
日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(19)は6日、楽天戦(Kスタ宮城)に先発し、相手エースの田中将大投手(24)と投げ合ったが、5回2失点で勝敗はつかなかった。
試合前、栗山監督から「やっつけろ。
勝ちに行け」とハッパをかけられた。
立ち上がりは順調だった。
3回に軽快なリズムが乱れてボールが先行。
1死一、二塁のピンチをしのいだが、苦しむ右腕に追い打ちをかけるように4回無死一塁でマギーの強烈な打球が右手小指をかすめ、左太ももを直撃した(結果は遊ゴロ)。
それでも続投してゼロを並べ、開幕から負けなしの右腕相手に大金星の可能性を抱かせたが、2-0の5回1死二、三塁で藤田に同点の2点適時打を浴びた。
アクシデントの「影響はなかった」というが、「途中から球が上ずった」と反省した。
一方の田中は、中盤以降、調子は尻上がり。
6回に松井の10号ソロで勝ち越すと、7回からは無安打の投球で終わってみれば2失点11奪三振で今季7度目の完投勝利。
開幕20連勝を達成し、鉄腕と呼ばれた稲尾和久(西鉄)の持つ同一シーズンの最多連勝記録に並んだ。
この日の大谷の登板を「随分前から決めていた」という栗山監督は、田中について「はっきりと(勝ちが)見えたときにアクセルを踏み込んでいけるのが素晴らしい。
翔平がそこから何を感じたのか。
これからプロとしてやっていく上で大事なこと」と話した。
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