和納中37年入学

同級生と和納と旅行をアップ。誰だか分かる?

「風雪ながれ旅」

2013-01-22 13:48:08 | 日記
拍子方の伊藤さんから電話。
「券余ってるけど?」
津軽三味線のコンサートと聞いて即「行く。」と返事しました。
普通イメージは「津軽三味線=高橋竹山」です。

史佳Fnmiyoshi さん?
でも新潟出身の津軽三味線弾きなんだそうです。
高橋竹秀の名で活動していた竹山節本流津軽三味線を継承とあります。
竹山流ではない津軽三味線もあるということなのでしょう?


12:30pm
1:00pm開場なのに「りゅーとぴあ」はすでに長蛇。
全席自由席は、いい席早いもん順なのです。

:新潟高橋竹山会
オープニングの新潟高橋竹山会、「津軽じょんから節」。
総勢50人の三味線の大合奏にブッタマゲです。


タイトルに「CROSS OVER LIVE 2013 宇宙と大地の詩」とありました。
三味線の新たな可能性追求とありますが、ピアノ、シンセサイザー、ヴァイオリン、ドラムの音色とのクロスオーバーは私には少々ムリでした。
ひたすらかき鳴らすうるさいほどの撥と皮の音が津軽三味線の本領と思います。


アンコールで母親と合奏。
なんとお母さんは高橋竹育の名で新潟高橋竹山会の二代目会主だそうです。
子供のために協賛出演したオープニング大合奏は圧巻でした。

竹山が昭和48年、渋谷のアングラ劇場ジァン・ジァンに定期出演してから全国に津軽三味線ブームが起こったのは有名。
その時代の渋谷に行けたのに・・・。
淡谷のりこ、三輪明弘、高橋竹山ほかのライブ、イッセー尾形の一人芝居・・・見たかったなぁ。
教会の地下小劇場を「ジァン・ジァン」と名付けたのは竹山だというのはウソらしい。

北島三郎の十八番、「風雪ながれ旅」は竹山の津軽三味線にインスパイアされた星野哲郎の傑作だと思います。竹山の「自伝 津軽三味線ひとり旅」をもちろん読んでのことでしょう。
北島三郎をかき消すほど降ってくる真っ白な紙吹雪は紅白歌合戦大トリの定番でいつも見たいものです。
そのむかし、あの大きな鼻の穴をふさいで息できないほど降ったのを覚えています。

 星野哲郎 作詞
 船村 徹 作曲

 破れ単衣に 三味線だけば
 よされよされと 雪が降る
 泣きの十六 短い指に
 息をふきかけ 越えて釆た
 アイヤー アイヤー
 津軽 八戸 大湊

 三味が折れたら 両手を叩け
 バチがなければ 櫛でひけ
 音の出るもの 何でも好きで
 かもめ啼く声 ききながら
 アイヤー アイヤー
 小樽 函館 苫小牧

 鍋のコゲ飯 袂でかくし
 抜けてきたのか  親の目を
 通い妻だと 笑ったひとの
 髪の匂いも なつかしい
 アイヤー アイヤー
 留萌 滝川 稚内

車の中で心地よい響きを時々聴いています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« せんべいと澤瀉屋(おもだかや) | トップ | 間瀬のミズダコ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事