和納中37年入学

同級生と和納と旅行をアップ。誰だか分かる?

相撲節会

2016-08-27 16:45:15 | 日記

弥彦神社本殿に続く廊下。9時半からの神事、玉串のあと本殿で雲竜型の出数入りをするのだ。力士役の氏子代表は神様の前にリハーサル。

弥彦神社7月の祭事燈籠押しのあと、8月27日は相撲節会(すまいのせちえ:とWiki)に行って来た。節会(せちえ)とは律令制下、宮廷で祝の日に行われた十の公式行事で後の五節句(元日、白馬、踏歌、端午、豊明)とに当たる伝統行事とWikiにある。ここ弥彦では古来行われていた相撲を神に貢進する行事がまだ続けられている。

新発田の元大関豊山がつけた化粧まわしがここに。〇百万円もする(という)金糸の手仕事。

7月の灯篭押し同様、毎年和納拍子方に貝吹き役の依頼があり仲間のH輪さんと二人で。本殿の出数入りを終えて末社諏訪神社での出数入りまで石畳参道を法螺貝吹きながら力士と神職、氏子代表を先導するのだ。未熟者の私はなかなかいい音が出ず冷や汗ものだった・・・。

朝9時前に着くと新装なった相撲場で伊勢ケ浜部屋合宿公開朝稽古が7時半から始まっていた。9時半から相撲節会、11時からは高校相撲大会、午後からは子供相撲、31日からは日馬富士も参加して弥彦はすっかり相撲の郷だ。大きな町や市との合併でなく弥彦ここにありと独立自治路線を行く西蒲原郡弥彦村民の選択に拍手する。弥彦をどうしていくのか村民全員参加していると感じる。相撲節会を続ける氏子たちの新たな選択、大相撲とのつながり。去年の土俵入りから伊勢ケ浜部屋後援会にも大勢が加入したようだ。

土俵が新しくなる前、ここには鹿の柵と長鳴き鳥の鶏舎があったが競輪場わきに移転。立派な屋根付き土俵に生まれ変わった。高校生とは思えないいい体の海洋高校相撲部員たち。旧能生町にあった県立能生水産高校相撲部OBの田海哲也さんが経営の旅館で県外各地から相撲好きの中学生を6年間受け入れ合宿指導している。聞けば彼らは相撲名門校に行けなかった子たち。「どう人にやらされないで、自分でやるかということが一番大事です。理屈がわかって納得すれば、ほとんどの子がやりますね。」やる気を出す精神性を説いて、「一人の脱落者も出さない」という人間味あふれる教育が海洋高校(旧能生水産高校)相撲部が全国レベルの理由だ。

白根高校と2校参加の4チーム団体リーグ戦見て、江戸から続くという「昼賄い」の巨大「おむすび」とお神酒「宝山」をいただき、さわやかな気分で雨上がり涼しかった弥彦を後にした。

 

 

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