和納中37年入学

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そうだったのか!世間ずれ

2014-09-27 10:56:27 | 同級会
NHKのNEWSWEB24日で文化庁「国語に関する世論調査」ニュース載ってました。
平成7年から20年近くもやってる調査で、今年はこの3月に約2千人が個別面接で回答した結果とあります。
初めて見たので面白いものがあります。
ニュースの話題は「世間ずれ」。
「世間を渡ってずる賢くなっている」が本来の意味ですが、「世の中の考えから外れている」と誤って理解している人が半数以上(55%)いたということ。

えー!そ〜だったのか「世間ずれ」って。
まぁ半分以上の間違ってる中だからしょうがねぇなと思ったらなんと、60歳以上で誤ってるのは30%未満だそうですっかり高齢の中では「世間ずれ」してたようです。あっ、これも間違い・・
愛用の新明解五版には→「世間擦れ」実社会で苦労したため、純真さが薄れ、ずる賢いところが目につくこと。とあります。
→「世間師」世渡りがうまくて、ずるく立ち回る人。[なかなかの--だ]もあります。
「すれる=こすれて原型がそこなわれる」の意味が「ずれる=基準や標準から離れ、正しくない状態にある」と使われたのでしょうか。

年取ると誰もが「世間ずれ」してきますが程度問題だと思います。悪口の究極は「老獪」でしょう。反対語は「世間知らず」でした。
いずれにしろ裏も表も知り尽くした人に使う表現なので褒め言葉では用いませんのであまり使ったことはありません。ない?はずです。
そのほか、
「役不足」→能力に対して役目が軽すぎること→昇進や選抜の挨拶で使ったら最悪です。
「流れに棹さす」→傾向に乗って勢いを増す行為→「水をさす」と混同したら誤り。
「煮詰まる」→議論や考えなどが出つくして結論を出す段階→うまく進んでる状態。
「雨模様」→今にも雨が降りそうな空の様子→まだ雨降ってません。
など間違うと反対の意味を持つものもあって、いままで間違って使っていれば汗顔の至りです。

ちなみに和納方言の「ずる=場所を動く、移動する」は「ずれる」の変化だと思ってましたが、大辞林見ると
→「ずる」(動ラ五)少しずつすべって動く。すべり動く。ずれて下がる。とあります。
なぁーんだ。はずかし和納弁だと思ってましたがラ行五段活用の完璧標準語でした。
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