白馬岳 次回こそ焼肉パーティー!

2006年05月22日 | mountains
今年は雪が多い。去年も多いと言われていたが今年も多いです。針の木雪渓に行きたかったのですが先日雪崩が起きたということで今年も白馬大雪渓に行くことにしました。
結果から報告しますと避難小屋を過ぎたところで足が止まりました。いままで何回も登ったルートですがこんなことは初めてです。この日ぐらい天気がいいと稜線から能登半島も見えてすばらしいパノラマだったことでしょう。頂上宿舎は見えているのに悔しかったなぁ。天気悪ければ諦めつくんですけど。
後から考えてみると原因は金曜日の飲み会で午前様。土曜日の異常な気温と湿度、それに加えてこのところ忙しかった仕事に輪をかけて普段よりめちゃめちゃ忙しかった仕事。要するに疲労の蓄積で体調不良ということです。前日の夜から猿倉の駐車場にいたし。(早川先生を尊敬しちゃいます。途中でものすごい勢いで登っていく2人の方がおり、猿倉に駐車していた噂の車といい、もしやと思ったらやはり早川先生でした。)
僕はというと、忘れ物も多すぎ!CW-X、プロトレック、靴擦れ予防のテープ。しっかりしなよ!と自分に文句言ったくらいです。

5:50 猿倉駐車場出発
7:05 白馬尻
8:50 葱平
10:42 避難小屋
11:35 挫折
11:45 滑降開始
12:20 白馬尻
13:05 猿倉駐車場
(時間はデジカメから)

5:30頃、周りの車の開閉の音で起床。自分もモソモソと起きだし着替える。朝食を取り出陣。去年の同時期より代掻き馬がやや歪に見える。雪は多そうだ。
代掻き馬、わかりますか?

猿倉からの林道は普段なら歩きやすく準備運動的に歩けるはずであるのだが、今回は最初から雪道だったのでシール登行です。ザックが軽い代わりに足元が重い。
どこに林道があるのですか?

幾度と沢を越えたがその度に「崩れるなよ」と念じていた。所々穴があいてその下を流れる水が見えているとホントに怖い。土曜日の気温を考えると崩れてもおかしくないし。大雪渓で雪崩れたって不思議ではない。
7:05白馬尻到着。名物の「ようこそ 大雪渓へ」のお出迎えは無い。このあたりに山小屋があるはずです。掘り起こす準備はしているみたいですがまだまだ雪の下です。
この下に山小屋の土台があるはず。
掘り起こす道具はあるけれどヤル気はないのだろうか?

雪と雪がぶつかり合って盛り上がっています。インドがユーラシアにぶつかってできたヒマラヤ山脈の小っちゃい版です。
雪の山脈

雪崩れていました。

2号雪渓まで来るとだんだん足取りが重くなってきました。普段なら並居る健脚者達をガンガン抜いていく僕ですが、ガンガン抜かれていきます(涙)。明らかに体調不良、調整不足です。
先はまだまだ長い・・・・

雪渓最後の急登は板を担ぎ、アイゼンをつけて登りました。板を履いたまま登っている人もおられました。僕にはできません。クレバスが多くて最近の長雨と昨日今日の気温を考えると雪崩れが起こるんじゃないのか?と不安に襲われましたよ(小心者)。そんな不安からこの急登は体に鞭を打ってなるべく早く歩きました。しかし足はなかなか前に出ず。
避難小屋が埋まっていると思われる場所です。ちょこっと雪面がもっこりしています。

ここでKO。頂上宿舎が見えているのが悔しい。

実はザックの中にはカチンコチンに凍らせた牛肉を忍ばせていたのです。山頂に着く頃にはちょうど解凍されているはず、傷まないように気を使って持ち運び、頂上宿舎で焼肉するつもりだったのですが、調子悪くて脂っこいものすら食べたくなくなっていました。代わりに御粥をその場で作りました。生卵持っていっておいてよかった。とにかく食わねば下にも降りられないです。

続く



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2 コメント

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同じ場所? (お気楽)
2006-05-29 22:27:16
う~んどうやら1日のわたしと同じ場所で敗退のようですね。

雪の山脈?はデブリが変化したもんですね。。

今年は雪が多いんですが週末毎に天気悪くて困りもんです。今週末が最後のチャンスとみてますがまたダメそうです・・
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たぶん同じ場所です(笑) (dalfour)
2006-05-29 22:40:52
お気楽さん、ようこそです。

こちらのブログは初めてですね。というか僕が山用のブログをあまりにも更新しなかったので閉鎖に追い込まれたのでした。連絡もせずに失礼しました。

今回の白馬は情けないの一言で、あまりにも体力が衰えていることを実感し、禁煙を始めてみました。



週末の天気は閉口ものです。リベンジに行きたくてもこれでは・・・・。

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