彫刻の山 燕岳

2007年10月15日 | mountains
6:09 登山口
8:47 合戦小屋
10:19 稜線
10:55 燕岳山頂
11:35 燕山荘(昼食)
13:43 蛙岩
14:30 下山開始
17:06 第一駐車場

前日の天気予報は「曇りのち雨」。夕方になって「曇り」。
降水確率もコロコロ変わる。しっかりしてもらいたいものだ。
天気図を見るとそんなに天気が悪くなるようには感じなかったので仕事が終わってから中房温泉に向かった。
翌朝には予定が合ったrommyさんと待ち合わせです。

中房温泉に向かう道中、カモシカの親子、ハクビシンのカップルに遭遇。次はクマにでも遭うのではないか?と思っていたが、その後は何も遭わずに第一駐車場に到着。
暗すぎてどのような向きで車を停めていいのかもよくわからない。
携帯の電波は届かないし、ラジオも持ってくるのも忘れた。・・・寝る。

5時起床。
まだ夜が明けない。数台の車が第一駐車場に入ってくる。
それでも駐車スペースの空きが多い。
あまりいい天気ではないという予報でみなさん遠慮しているのだろうか?
暗闇の中、準備をしているとrommyさんがやってきた。長野マラソン以来半年振りの再会です。
辺りが明るくなってきてから出発。公衆便所わきのポストで登山届を出し、まだ暗い登山道へ。


しばらく登るとガスに巻かれ、「やっぱり天気悪いのかなぁ」とちょっと残念な気分。
しかし標高1800mを過ぎた辺りから雲の上に出て、広がった雲海の上にひょっこり顔を出す八ヶ岳や南アを見ることができた。



登山道は休憩ベンチも多く、とても整備されており歩きやすい。標高2000mぐらいから紅葉も見られるようになる。





降ってくる登山者の方々に「上は展望もよく、いい景色ですよ。」と言われ、楽しみにしながらゆっくり登っていく。
合戦小屋に到着。
時間も早いのでストーブを出し、お茶を入れる。天気もいい。

30分の休憩の後、燕山荘に向かって出発。
表銀座の稜線をチラチラ見ていたら・・・・・。
稜線に出てから、『槍・穂高、裏銀座のパノラマに圧倒』という絵を期待していたが、フライングで槍がこんにちは。



稜線直下の紅葉はもう終わっていた。
燕山荘の下の斜面にはサルの群れがいた。ケツ真っ赤っか
稜線に出ると、茶・黄・赤の北アルプスが一望!


槍・穂高連峰から裏銀座 click拡大

昼食より先に山頂を目指す。


山小屋からみる山頂方面の巨石が白く筋はいってデカイ霜柱のように見える。


この方、アコンカグアもこんな感じにガシガシ登っていたのでしょうか?

山頂で他の登山者と写真を撮り合い、再び北アの風景に見入る。


立山・剣岳、後立山方面 click拡大



お腹が空いたので山小屋へ移動。
袋ラーメンに卵を加えた簡単な昼食にモツ煮とビール。秋の北アを見ながらいただきました。

散らかし過ぎ?

天気もますます良くなり、風も弱く10月中旬の北アの稜線とは思えないぐらい暖かい。
昼寝したくなってしまう。

昼食後、蛙岩まで稜線を散歩。
蛙岩ってゲエロイワって読むんですね、知らなかった・・・
ゲロ岩の標識があるけれどどの岩がゲロ岩だかよくわからん・・・
冬季ルートのトンネルを通ってゲロ岩(たぶん)の上に登っちゃいました。
自分、さっきビール飲んでなかったっけ?



いろんな形の花崗岩が楽しい。ゲロ岩が蛙で通るならば他の岩も何かに当てはめることができそうだ。

有名なイルカ岩 まんまです

トド?

ターバン巻いたインド人?

斜め後ろから見たブタ?



5本指ソックスを裏返しに履いている!!


そろそろ下山しないと秋のつるべ落としの刑にあってしまうので、名残惜しいが稜線を後にする。

合戦尾根

合戦小屋で帰りも休憩。
日の入、10分前に駐車場に着く。中房の日帰り温泉は終わってしまっている様子だったので、有明荘へ移動。
ここも「日帰り温泉終了」の看板が出ていたがフロントのおじさんが手招きして入れてくれた。
ありがとうございます

温泉でさっぱりして豊科に向かって車を走らせる。
すると途中で黒いものがガードレール沿いに動いている。車でそっと近寄るとツキノワグマだった。
しばらく車を停めて見入る。
意外とちっちゃいんだな、子熊かと思った。
でも怒らせると強いんだろうな・・・

燕岳、奇岩がいっぱいあって独特な雰囲気が楽しかった。また通いたい山が一つ増えた!