キリマンジャロ（標高４２００ｍの砂漠と高山病編）

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ここまでの三日間は自分たちでも予想していた以上に好調をキープできている






この調子で頂上まで行きたい



そう思っていたけど、やっぱりキリマンジャロはそんなに甘くないことをこの日思い知らされる




朝８時半二日間いたホロンボハット（３７３０ｍ）をあとにして最終ハットである





「キボハット」（４７５０ｍ）




を目指す




歩き始めて４０分今までよりも遥かに大きくキリマンジャロの最高峰ウフルピーク（５８９５ｍ）が見えた


全容が見えたウフルピーク







最初に見えたとき二人して





「うおっ！すげー！！！」



って声をあげたあと





「あの急なところをどうやって登っていくわけ？？」






っていう不安が言葉に自然とでた





そしてそのアタックは今日の夜。明日の朝にはあそこに立っているかもしれない。






そんなドキドキと不安な気持ちが入り混じった瞬間だった








歩き始めてから約２時間少し疲れが出てきた頃時計で標高を確認してみるとすでに４０００ｍを越えているこの場所。






周りの景色もさらに草木が減りほとんど砂漠のような中を歩いていた


標高４２００ｍを越えると草木も生えることが出来ない世界に変わる。






空を見上げればすぐそこに雲があり標高の高さを感じさせる






ただひたすら歩き続けること５時間





草木が減ってきたあたりからぐりこのペースがガクッと落ち呼吸の苦しさと一気に風が出てきたこともあり、体温が奪われる





ぐりこ「寒いし、呼吸が苦しい、それに頭も痛い」




かで「大丈夫だよ。ゆっくり歩こう」





そう言っていた自分もガイドの歩く速度にだんだんと着いていけなくなってきた。





なるべく呼吸を整えながらゆっくりと歩くこと７時間






「キボハット」（４７５０ｍ）





に到着





さすがにこの日は２人とも疲れが出てハットに着いた瞬間ベッドにバタンと倒れこんだ





同じ部屋の外人さん６人のうち５人が頭痛や寒気、腹痛などの高山病に悩まされている状況





うち２人の女性は顔も真っ白でガタガタ震えていてすでに夜中の頂上アタックはあきらめていた



ここですぐに寝てしまうと呼吸が浅くなり酸素が上手く取り込めないため高山病がひどくなりやすいため軽く外を歩いてまわることに。





するとひとつの看板が目に入ってきた





「ＧＩＬＭＡＮＳ　ＰＯＩＮＴ」






ギルマンズポイントとは今日の夜中からアタックする道のりの頂上（５６２０ｍ）のこと





そこまで行ってまだ行けるようだったらそこから周り込むようにしてウフルピーク（５８９５ｍ）を目指す





ここがその最終アタックの入り口







若干の高山病（頭痛）にぐりこが悩まされながらもとうとうここまでたどり着きましたぁ






あとはやるっきゃない！！！





今日の夜０時を過ぎれば結婚３周年記念日





その結婚記念日の朝独立峰としては世界最高峰のキリマンジャロの頂上に立っていられるのか





６年間の想いを込めて無理せず無茶して挑戦してきます







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キリマンジャロへの挑戦！！！（雲の上に浮かぶハット２～３日目編）

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緊張のキリマンジャロ登山一日目を乗り越えて二日目





今日は２７３０ｍのマンダラハットから３７３０ｍのホロンボハットを５～６時間かけて目指す



初日から水を一人３リットル～４リットル飲んでいるため大げさじゃなく２０分に一回はトイレに行っている状態






歩き始めてから約３０分昨日からずっと続いていたジャングルが乾き始め湿原のような雰囲気に変わってきた










「おぉー！なんか雰囲気変わってきたねー！」




なんて話していた矢先「パッ。」と視界が開け遠く彼方にキリマンジャロの最高峰






「ウフルピーク」（５８９５ｍ）





が見えた


真ん中よりちょっと左側で少し雪を被っているのがウフルピーク








ちょっと落ち着いていた気持ちがここでまた一気に高ぶる






「あさっての夜にはあそこに向かってアタックしているんだな。」






静かに心の中が熱くなった






その後ウフルピークは頭を覗かせたりまた見えなくなったりの繰り返し。






その間歩いてきた道のりの景色が見事に変わっていく

緑色の草木はほとんどなくなり乾いた景色が続く




永遠の花（エバーラスティングフラワー）が道のあちこちに目立ってきて



綺麗な鳥が時々飛んできてよく響く高い声で鳴いていたりも



広大に広がるキリマンジャロの裾野






そんな景色を楽しみながら二日目の宿「ホロンボハット」に到着
ホロンボハット（３７３０ｍ）






すでに富士山の頂上とほぼ同じ高さ

荒涼とした大地に立っているハット。





ちょっと上から眺めるとまるで雲の上に浮かんでいるようだった








もちろんここではすでに高山病にかかり始めている人も少なくなかった





同じハットに泊まった外人さん２人は２人とも頭痛と腹痛に悩まされていた


うちらはガイドに従って水を大量に飲んでトイレばっかり行っていたせかい今のところ高山病の感じはまったくないし、まだ緑があるせいか空気の薄さもそれほど感じなかった







本当にガイドの力がキリマンジャロ登山では大きい






そしてここで高地順応のため二泊





三日目は標高４０００ｍのところにある通称「ゼブラロック」目指して７００ｍの登山後またここに戻ってきた




ゼブラロックへの道は振り返れば自分が神様にでもなったような幻想的な世界が広がっていたりして






シマウマの模様に見えるゼブラロック





後ろに見えるのが第二火山で出来た「マウエンジ峰」（５２００ｍ）







ここまでで三日間






体調は２人とも万全






明日は３７３０ｍ→４７３０ｍの最終ハット（キボ）目指して登ります






楽しみながら頑張るぞー







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キリマンジャロへの挑戦！！！（ドキドキの初日編）

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結婚してから丸三年






キリマンジャロへ挑戦して無事モシへ帰ってきましたぁ






体力の限界を遥かに越えたキリマンジャロ登山





でも、ただひとつ言えることは最高に楽しかったし、夢をひとつ叶えることができた







本当にうちらは幸せものです





ではでは６年越しの「夢」そして結婚三周年を迎えたキリマンジャロ登山書いていきま～す







８月２１日午前７時３２分若干の湿った空気の中しばらくお世話になった「アリさんの家」で気合いのＲＥＤ　ＢＵＬＬで乾杯して出発







そして申し込みをした「TANZANIAN TRAIL」の前で一緒に登るガイドやCooker&Porterと出会い記念撮影をしていよいよ出発







ちなみに前日からずっとぐりこさんは緊張気味で表情はひきつって「心ここにここにあらず」っていう感じ







去年の結婚二周年のときアタックした「ワイナポトシ６０８８ｍ」に登頂できなかったことが相当響いているみたいだった






そして今年こそは・・・そんな想いがビンビンとこっちに伝わってきていた




車で走ること約４０分「マラングゲート」に到着






標高は１７７５ｍここはすでに雲の中、モシの町中の排気ガスの混じったネットリとした空気と違って、適度に湿った心地いい空気が自分たちを包み込んでいた


マラング入り口受付



ここでサインをしていよいよ出発








やっぱり少しの緊張はあったものの歩き始めてしまえば楽しくなってくる


最初は霧の中うっそうとしたジャングルの中をひたすらポレポレ（ゆっくりゆっくり）で歩いていく





ここでガイドのフルメンスが急に





「アルコーアルコーワタシハゲンキー」





と音程こそちょっとはずれているけど、「となりのトトロ」の「散歩道」を歌いだした







これにはビックリ！そして笑って一気に気持ちがほぐれた





そしてとにかく一日目～最終アタックの日までは水をガンガン飲め！ということで一人一日３ℓ～４ℓ飲むことを命じられた



Maji ni Uhai（水は命）はこの地方に伝わることわざ






水を飲んではトイレに行ってそれを繰り返すこと一日約２０回






たぶん今までの人生で一番トイレに行ったんじゃないかってぐらいトイレにばっかり行った






途中からはおしっこが透明になっている状態でとにかく高山病にならないように循環をよくしていかなくてわならないキリマンジャロ登山






初めての食事はパスタに野菜ソース＆アボガドでお腹にも優しいうえに栄養も満点



それを狙いにくるマングースには要注意








こうやってガイドは指示を出し、Cookerは登山に必要な食事を用意してサポートしてくれるから本当にありがたい



荷物を運んでくれるPoterは重たい荷物を持ちながら超人かと思うぐらいのスピードで歩いていく







そして初日はジャングルの中を歩くこと約３時間半







かなりの余裕を持って宿（マンダラハット）に到着




２７２０ｍのマンダラハット



かわいい屋根の小屋が並ぶ








あんなに緊張していたキリマンジャロ登山だったけど、始まってしまえばどんどん面白くなってきた









そんなこんなで独立峰とし世界最高峰の山キリマンジャロ（５８９５ｍ）登り始めましたぁ








果たして三周年の結婚記念日を頂上で迎えることがはできるのか








そう思うとなかなか寝付けない一日目の夜でした











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アフリカンスタイルで6年越しの夢へ挑戦!!!

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とうとうこのときがやってきました!!!




うちらは今日ドキドキの心境で１日過ごしていました




なんでかって...




それはうちらにとって6年越しの夢だった



キリマンジャロ登山





が明日にせまっているから




ちなみに申し込みは一周間前に済ませてきました


うちらが決めたツアー会社タンザニア トレイル








うちらが選んだのは5泊6日でのマラングルート(一番メジャーなルート)


で登山費用はすべてツアー会社が用意してくれて1000ドル(約7万6千円)

タンザニアシリングで払うとすごい札束に



食べきれない～(笑)




いくつか廻った中で少し料金は高めなんだけど、信用出来るスタッフとガイドに出会って決めちゃいました




最高の男リチャードとお揃いのTシャツで





そして昨日登山に必要な道具すべてを選びに行ってきて




今日そのすべてをパッキングして





さらに.....




二人揃ってアフリカンスタイルにしちゃいましたぁ



アフリカンぐりこ






アフリカンかで









ちなみに料金はぐりこがケニア1500シリング(約1300円)でかでがタンザニア1000シリング(約1000円)です




これがアフリカ人には大好評で町を歩けば




お前かっこいいじゃないか


シスターかわいいね～






なんて言われていたりも(笑)






そんなこんなで準備万端




アフリカ最高峰キリマンジャロ(5895m)にアタックしてきまーす


頑張るぞー








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初アフリカ大陸到着！！！

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ジャンボーーー！！！（スワヒリ語でこんにちわ）





噂に聞いていたとおりネット環境あまり良くなくてちょっとブログあいてしまいましたが、無事アフリカ大陸に着いてまーす




前回の日記で書いたとおり、バーレーンでの乗り継ぎ後乗った飛行機で、なんと日本人バックパッカー夫婦二組（たっちゃん＆あやこちゃん、かず＆なおみちゃん）と一緒に





しかもどういうわけかみんな隣の席






そんなこんなで深夜の１時過ぎに初ブラックアフリカ（黒人さんが住むアフリカ）ケニアのナイロビに到着







さすがに悪名高いナイロビで深夜に外に出る気にはならず、空港で朝まで寝ることに


３つのイスで仲良く就寝






そして朝６時過ぎいよいよ市内へ行くことに






空港から出ると当たり前だけど、みんな大きくて真っ黒で目がギョロッとした人達が待ち構えていた（ビビッていたからそう見えたのかも）






そしてどこの国でも同じように市内へ行くタクシーの値段交渉をして（やっぱり最初の言い値は倍ぐらいの値段を言ってくる。（大きなタクシー言い値３０００シリング→１５００シリングまでは下がる）やっと市内へ






初めて見るアフリカはどこか違って見えて、途中で通ったスラム街なんかは、ここで降りたら相当ヤバイ感じがビンビンしてきた





それから１０分後一気に雰囲気が変わる




スラム街はビル群に変わり、スーツ姿の雰囲気のやわらかい人達がいっぱいの地域に











やっぱり貧富の差がはげしいことを実感。





そして宿にチェック・イン！！！






一息ついたのもつかの間日本人宿として有名な「ニューケニアロッジ」はかなり有名な泥棒宿らしいことを知る






ただ、この悪名高いナイロビの町へ一眼レフやパソコンなどを持っていくわけにもいかないので、荷物をしっかりまとめて初めての外へＧＯ！






ビル群の方はやっぱりそんなに悪い雰囲気もしない






しかし！その裏側の通りに入ったとたん人の身なりも、こっちを見てくる感じも一気に変わるのがナイロビ



夜はビル群の方も人通りがほとんどなくなって悪い雰囲気に




ちょっと前に銃声が聞こえたあとこの通りを亡くなった人が運ばれていったらしい。。。








いやぁ。なんか緊張するし疲れるわぁ。







ほんとそんな言葉が似合うアフリカ大陸一日目でした













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