爺さんの独り言

雑木林から街中に帰ってきた爺さん

犬が鏡をのぞくとき

2011年02月09日 | 日記
 明け方から雪が降り始め薄らと積もったが昼前にお日様が出て来てすぐにほとんど消えてしまった。図書館に行って来た。二人で10冊借りて来た中で一番先に読み始めたのが”犬が鏡をのぞきとき”という佐江衆一の犬に関する随筆集である。読み始めたばかりだがなかなかに面白い。『その通りだ』と言いたいことが次々と書かれている。一つだけ記録しておこう。

  ”決して猫ばば等しない犬は、なんとバカ正直で献身的、単純で明快な愛すべき友人ではないか。疾走する姿は美の極地である。片足をひょいとあげて街角でおしっこをする姿など、ユーモアにみちた一幅の絵画である。”

 佐江氏は犬派で猫は好きになれない、猫的なものは性にあわない、と言っている。我が家には犬も猫もいる。犬は寒い外にいる。猫は家の中でのうのうとしている。それでも自分は猫が嫌いではない。犬が可哀想と犬への思いがより深まるだけだ。猫とは一緒に暮らしていく以上仲良くしようとこっちは思うのだが、猫がその辺のところがよくわからないようで、ばあさん一辺倒である。じいさんには餌を貰うときだけすり寄って来る。犬はじいさんもばあさんも平等に激しく愛情を表現する。ウチの犬は陽気なわんぱく犬である。この犬を買う時、係の女性が『陽気な犬」と言ったのを憶えている。その時は陽気な犬とはどんな犬だろうと不思議に思ったが、犬の動作でそれがよくわかる。飼い主に何かと歯向って来るヤンチャ者でもあり、すごい"アマンボー”でもある。











 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする