地獄は一定すみかぞかし

　早朝は雨は降っていなかったが風が強く寒かった。その後雨が激しくなり降り続いていた。午後になって止んだが、風は強い。木々の緑が大きく揺れている。

　石和鷹　“地獄は一定すみかぞかし　小説 暁鳥敏”を読了。石和鷹はこの小説を癌で喉頭摘出手術を受け、声帯をなくした後に書いたもののようだ。大変な力作である。癌になったからこそこれだけの深い小説が書けたとも言えそうにも思う。“著者自身の病を通して問う希代の僧の波乱の生涯”とこの本の帯に書かれている。よくいろいろ調べて書かれているようで内容はかなりの部分本当のことであるようだ。仏教の近代化に貢献した僧としては大きな業績を残した大人物であるが、一人の人間としては、女性の目から見れば小説の中に書かれているように、とても許しがたい男ということになるのだろう。スケールのどでかい人物ではあるが、どのような視点から見るかによってこの人物の評価は違ったものになるのだろう。宗教的な内容が詳しく書かれているところは読みづらいが、小説が終わり近づく連れ感動的ですばらしく、惹き付けられて読んだ。最後の場面は松任市（現、白山市）明達寺。先日、松任に行きながらここに行かなかったのが残念だが行く機会はまたあるだろう。


　　　

　　

雨の日の散歩

　今朝は小雨の中の散歩だった。これまでは雨の日の散歩は犬が濡れるのが気になって、出来るだけ傘を犬の方にさしかけて歩いていた。それでも犬に雨具を着せたりするのはおかしなことと思っていた。“犬にチョッキを着せるバカ”と誰か前に週刊誌に書いていた（佐藤愛子だったか？）。その通りだと思っていた。しかし犬の毛を刈って裸になってしまったので仕方なくレインコートを買った。これを買ってみて初めて犬にチョッキを着せたりする人の気持ちがわかったような気がする。我が家の犬のレインコート姿が楽しみで、雨の日の散歩が待ち遠しかった。チョッキも良いのがあったら着せてみたいという気持ちも湧いて来た。

　　　


　今朝もエンドウを収穫。甘くてうまい。

　　　

那須八幡園地のツツジ

　昨日、行ってみた。まだ蕾みの木も多いが満開のものもある。むらさきのミツバツツジは散り始めている。全体的には４－５分咲きといったところか。きれいはきれいだが例年と比べると色が少し薄くちょっと物足りない感じ。昨日は夕方行った。朝の方が色鮮やかに見えるかもしれない。レンゲツツジはまだ全て蕾み。

　　　

　　　

　　　

　帰りに開園したばかりの平成の森にちょっと寄ってみようと行ってみた。ここは犬は駄目だと言う。駐車場からそのまま引っ返して来た。夏、暑い時の犬との夕方の散歩に利用しようと思っていたのに残念、がっかり。気分を害してしまった。サポーターになってもいいと思っていたが、やめだ。

　　　

愛犬のカッパ姿

　三日間ペットショップに犬を預けている間に毛を刈ってもらって愛犬が丸裸になってしまった。放射線が高いということをうっかり忘れてしまっていた。これでは雨の日の散歩は心配だ。犬にチョッキや雨具を着せることなど必要ないと今まで何も持っていなかった。今日、買いに行って来た。こんなもの着るのを嫌がるのではないかと心配していたが。わんぱく坊主がきわめて従順、着せても大人しくしている。実によく似合っている、と思うのだけどどうだろう。


　　　　


　午前中は曇っていて暗かったが、午後は晴れて来た。夕方の散歩の時には那須岳も姿を現していた。

　　　　

本物のてんとう虫は

　テントウムシダマシは毎日毎日ジャガイモやトマトやナスビの葉っぱに出て来るが、本物のテントウムシは虫の多いこの地でも少ない。今日、今シーズン初めて見た。テントウムシにもいろいろ種類があるようでテントウムシダマシと言っているのは本当はニジュウヤホシテントウという名前のようだ。“本物のテントウムシ”で一番多いのはナナホシテントウだそうだが、今日見たのは赤丸二つ。テントウムシだましは野菜の葉っぱをかじる害虫だが、本物は野菜にたかるアブラムシを食べてくれる益虫。これがどんどん出て来て欲しいのだが。