- 明治時代（明治天皇）
Ministry of interior is established.
いや波(なみ)多く 内務省。
1873年 大久保利通 内務省
1873年、征韓論がきっかけとなった明治6年の政変に危機感を抱いた大久保利通は地方行政と治安を担う内務省を設置し、自ら初代内務卿に就任。
地方行政・警察事務を統括し、明治初期、政府の最高権力を握った。翌1874年には川路利良の建議により警視庁も創設された。
● 明治時代（明治天皇）
1873（明治6）年 〈地租改正条例〉★★
Land Tax Reform Law is issued.
嫌(いや)な３％ 地租返せ。
1873年 地価の3% 地租改正条例
財源の安定をはかった明治政府は税制の近代化にも着手。
1872年に田畑永代売買の禁令を解除し、地券を発行して土地の所有権を明確にした。
1873年、地価の3％を現金で納めさせる地租改正条例を公布した。
〈秩禄処分〉
廃藩置県の実施後、華士族に対する家禄の支給は政府の負担となった。
地租改正によって財源の確保を試みた政府は、歳出を削減することで更なる財政の安定を目指した。1873年、秩禄公債証書を発行し、家禄奉還の法を実施。
1876年には金禄公債証書を発行し、秩禄制を全廃した。
秩禄奉還 いや涙。で73年の秩禄処分を覚え、76年と区別しよう。
秩禄公債証書
家禄奉還の法 1873年
● 明治時代（明治天皇）
Itagaki Taisuke and others submit a petition calling for the establishment of a national assembly.
一派成(な)すのさ 民選に。
1874年 板垣退助 左院 民撰議院設立の建白書 『日新真事誌』
1874年、征韓論に敗れて政府を去った板垣退助・後藤象二郎らは国会の開設を要求し、民選議院設立の建白書を左院に提出。これをイギリス人のブラックが『日新真事誌』という新聞に掲載して広く世論に訴えた。これが自由民権運動の口火となった。
● 明治時代（明治天皇）
Saga rebellion; Eto Shimpei and other disaffected samurai lead rebellion.
嫌(いや)な世憂(うれ)え 武士の性。
1874年 江藤新平 佐賀の乱
1874年、征韓論に敗れて帰郷した前参議江藤新平らを中心に、佐賀の不平士族が「征韓・旧制度復活・攘夷」を唱えて挙兵したが、大久保利通が自ら佐賀に乗り込んで率いた政府軍に鎮圧された（佐賀の乱）。
●イギリス（ハノーヴァー朝）
England buys shares in the Suez Canal.
嫌(いや)なことです エジプトにゃ。
1875年
イギリス ディズレーリ内閣 スエズ運河株式買収
エジプト
1875年、保守党のディズレーリ内閣はエジプトの財政難に乗じ、スエズ運河会社の株式を買収し、エジプト進出を開始。
1881年にアラービー=パシャが反乱を起こすが、鎮圧後の82年、イギリスはグラッドストン政権のもとエジプトを保護国化した。
◆グラッドストン
同年 〈朝鮮；江華島事件〉
1875年、朝鮮沿岸で日本軍と朝鮮軍との間に江華島事件が勃発。翌年、不平等な内容の日朝修好条規が結ばれ、朝鮮は釜山など３港の開港を余儀なくされた。
