中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

ラミちゃん、見損ねた!

2008-02-14 17:59:14 | Weblog
 実に清々しい。真っ青な空。澄んだ空気。ピリッと冷たいが、それがどうしたというのだ。雨や曇天の空を、2週間も見てみなさい。心も頭もジメジメ、イジイジとなってしまう。そんなモヤモヤを、宮崎の快晴がスキッと吹っ飛ばしてくれた。タクシーの運転手さんに聞くと「宮崎でもこんなに晴れたのは久しぶりですよ」という。どげんかせんといかん!と思いつつ、那覇からやってきたこっちにすれば、何と幸先のいいことよ。すっかりうれしくなってしまった。

 心弾ませ、巨人キャンプに向かったのであるが、どうも勝手が違う。このおっさん記者が巨人を担当したのが、1993~94年だから、もう15年も前になる。当時は長嶋監督。「サンマリンスタジアム」ができる、ず~っと前の話だから、勝手が違って当たり前だが、それにしても随分変わった。6年前にも取材に訪れたのだが、その時と比べても違っている。見知らぬ建物が立っている(このはなドームというらしい)し、昔ブルペンがあった場所は今は使用されていないという。長嶋監督や松井(現ヤンキース)らを追いかけ、走り回っていたあの当時が、何やら懐かしくなった。

 「このなはドーム」内にあるブルペンで、阪神も獲得に動いたグライシンガーの投球を見た。力の入れ具合は6、7分程度だと感じたが、相変わらずコントロールがいい。捕手のミットがピクリとも動かないのだ。調整は至って順調なのだろう。クルーンはブルペンに入らなかったが、この2人が額面通りに働いたら、もう手が付けられなくなる。しかし、働かないとみる。過去の経験上、他球団から巨人に鳴り物入りで入団した助っ人は、ことごとく期待を裏切っている。なぜか。莫大な金額で複数年契約を結ぶのが通常だから、1年目に働かなくても2年目に真剣に働けばいいや、と思うからだ(これは推測です)。おそらく、グライシンガーは6月、クルーンは5月には原因不明の「肩痛」を発症するだろう。発症しなかったら、ごめんちゃい。

 野手で見たかったラミレスは、残念ながら見れなかった。練習する敷地があまりに広大で、どこに居るかさっぱりわからない。谷や高橋由も確認できなかった。巨人担当は、この敷地内を車で移動しているという。昔のように走っていては、取材に間に合わない。しかし、これもどうなんだろうねえ。

 午後からは紅白戦もやっていた。ただし、メンバーは2軍以下がほとんど。背番号100以上の選手もいた。誰?メンバー表で確認しながらでないと、わからん!みなさんに報告するような内容でもなかったので、ここでは割愛するが、半日みただけで戦力云々はわからない。ただ、今年の巨人は賑やかだ。これだけは間違いない。あすは、お隣のソフトバンクに行ってみます。