大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

この汽車は機関手がいない~

2009年11月05日 | 文化


~♪ガタガタ必死に走るこの汽車は~
この俺の汽車は~

なあんて、最近2回も、無人の列車を走行させて話題になった「JR名松線」。
家城駅での停車中の不始末から、無人の車両がどんどん坂を下って行ったとかなんだけど、今はそんな小椋桂さんの懐かしい歌を思い浮かべてる場合じゃないのだ。

先日の台風で、被害を受け、不通のまま、とうとうJR東海が、家城~伊勢奥津間の廃線計画を提示してしまった。
自分は過去に一度だけ伊勢奥津まで往復乗車したことがあるのだけど、あのなんとも言えない「のどか」な風景は忘れられない。
そういえば、20年以上前に、同じように天災で伊勢竹原~伊勢奥津間が不通になってしばらくバス代行の時期があったのだけど、あの時はなんとか復旧した。
じゃあ、あの時と今とでは事情がどう違うのか?

「道路事情が全然違う」のだ。

県道久居美杉線の拡幅やらバイパスやらの工事がドンドン進み、誰がどうみても、鉄道より自動車のほうが早い。
すでに高校生のときに、伊勢奥津から名松線利用で通学していた同級生がいて、列車に乗り遅れると、次の比津駅まで自転車で追いついたとかいう話もあったくらいで、そのころ以上に道路事情が良くなれば、到底ローカル線なんて太刀打ちできない。
よくぞまあ、今まで廃線にせずにがんばってくれたものだ…とも見方が正論かもしれない。

とは言うものの、思いとしては何とかもう一度復旧してほしいもので、津市などもJRに要請中だとか。祈る思い…。


写真は、2005年の麦秋、権現前~伊勢八太。
当時の現場の近く。
名松線の写真、HD探したら、これだけ出てきたので。

~♪この汽車は機関手がいない
終着駅まで止まらない
終着駅はないかも知れない
それは明日かも知れない~

~こわれそうでこわれない
必死に走り続ける・・・・・・

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