屁理屈王子の交換条件

　夫がブチ切れたことで、「塾へ行く気になる」という思わぬ効能があり

　皆さんコメント欄で喜んでくださいましたが

　実際は手放しで喜べる状態ではない。

　父親への恨みが募り、毎日「オヤジ殺す」と言っている。


　私「そんなこと言っちゃだめだよ～」

　次男「なんで。あいつオレのパソコン壊しやがって」

　私「そもそも、あれはお父さんが買ったパソコンで、あんたのモノじゃないし」

　次男「じゃあオレの貯金で新しいパソコン買う」

　私「えー、お父さんに見つかったら怒られるよ－」

　次男「オレがお年玉やお小遣い使わずに貯めたお金や。何を買おうが自由や」

　次男「もし、オレが買ったパソコンを壊したらオヤジの腕時計壊す」

　次男「あいつ、オレにやられたらやり返せって言ったんや。あいつが言ったとおりにするんやでいいやろ」


　たしかに、不登校初期の頃、夫は次男が学校でいじめか嫌がらせを受けていると思い込み「やられたらやり返せ！」と言ったのだった。それは私も聞いた

　次男、夫が過去に言ったことを蒸し返しては矛盾点をつき、ぐちゃぐちゃ、ゴネゴネ、屁理屈を繰り返す。


　否定しちゃダメなんですよね・・。でも、否定したくなりますね。ガマンガマン。

　あー言いたいことガマンするって疲れる。


　次男、ネット依存になってて、突然ネットを取り上げられたのでイライラMAX。

　ここでパソコンを買い与えてはいけないと思うけど


　「パソコン買わせてくれないなら塾行かん」と言い出した。


　そんな・・・
　


　昨日は「ネットカフェに連れて行け」と言われて送り迎えした。

　でも、次男のいつもやってたオンラインゲームをダウンロードするのに１時間以上かかり、居心地も悪かったと。

　「もうあそこには行かん」
　
　「オレはイヤイヤ塾に行くんや。代償があってもいいやろ」

　「パソコン買わせろ」

　「ハイスペックなやつな」

　贅沢な・・・



　「ああ、そんなんなら塾行かなくていいよ。塾は自分のために行くんだから。
親のために行くものじゃない」



　・・・そんなこと・・・言えるはずない。

　せっかく塾の申し込みしたのに・・


　今日、塾の授業料と教材費は振り込んだけれど、本当に行くのかどうか、まだ半信半疑。



　このお金、無駄になるかも・・・と思いながら振り込んだ。

　口座引き落としの手続きの用紙ももらったけれど、こっちはもう少し様子をみてからにしよう。

入塾

　体験授業の後、さっそく入塾の契約をした。

　まずは週２回で、英語と数学。

　暗いトンネルの向こうに光が差してきた感じ。

　まだまだ出口までは遠そうだけど。


　塾の帰り、マックの前を通りがかると次男、ドライブスルーしたいと言う。

　次男「いいか。ドライブスルーだぞ！店には入らん」

　私「分かってるよ～。何頼む？」

　次男「異物混入バーガー」

　私「はーい、トッピングを次の中からお選びくださーい、ハエ、アリ、クモ」

　次男「人の歯！」

　私「ははは、あったね～そんなこと」

　ドライブスルーで次男、大きな声で注文していた。（ちなみに異物混入バーガーではない）

　なんか、いい感じ。

　第３者に話を聴いてもらって、同調してもらえてスッキリしたのかな。




　でも、家に帰ると「学校行きたくねえ！オレ学校行かんで！」

　「あーオヤジ殺してえ」

　「学校燃やしてえ」

　と、同じことばかり。


　塾に入って少しずつ前を向けるようになるといいけどね。