不登校が輝く日

子供2人中学時不登校でした。

byウパリン

大きな木

2016-07-12 00:12:36 | 日記
 シェル・シルヴァスタイン作の『大きな木』という絵本がある。

 原著タイトルはThe Giving Tree

英語版と日本語版の両方持っている。


 あるところに一本の木がありました。

 その木はひとりの少年のことが大好きでした。

 少年は毎日その木の下にやってきました。

 そしてはっぱをいっぱいあつめました。

 はっぱでかんむりをつくり森の王様になりました。

 木のぼりだってしました。

 えだにぶらさがってあそびました。

 そしてりんごをたべました。

 いっしょにかくれんぼしてあそびました。

 くたびれるとこかげで少年はねむりました。

 少年はその木がだいすきでした・・・

 だれよりもなによりも。

 木はしあわせでした。

 でもじかんがながれます。

 少年はだんだんおおきくなっていきます。

 木がひとりぼっちになることがおおくなります。

 そして・・


(ここまで原文のまま、以下は要約)


 少年は大きくなると木の下にやってきて木に「遊ぶお金をちょうだい」と言います。

 木はりんごを持って行って売りなさいと言い

少年は木にのぼり、りんごを採れるだけ採り、売りに行きました。

 木は幸せになります。

 
 そのあと少年は長い間姿を見せず

 青年になった少年がやってきて「家が欲しい」と言います。

 木は自分の枝を切って家を作るように言い、少年は木の枝を切って運びます。

 木は幸せでした。


 また少年は長い間姿を見せず

 年を取った少年は久々に木の下にやってきて

 「心がつかれた。遠くにいくための舟が欲しい」と言います。

 木は自分の幹を切って舟をつくるように言い、

少年は幹を切り倒し、それで舟を作って遠くへ行ってしまいます。

 木は切り株になってしまいました。


 ずっと長い時間が経って老人になった少年がやってきます。

切り株になった木は「もう何もあげられるものがない」と言います。

 少年は腰をおろして休める場所が欲しいと言い

 木は「それなら私におすわりなさい」と言い

 少年は切り株になった木に腰を下ろし

 木は幸せでした。


 おしまい



 読み返してポロポロ泣けた。母親ってこういうものなのよね。

 

 今は次男に根っこが生えて、次男の方が木になってしまっている・・

 私はせっせと水や肥料をあたえるのだけど

 肥料をやり過ぎると枯らしてしまうので

 適度に間をおいて適量に・・この加減が難しいんだよね。


 今日の次男は、また副教材を破っていた。

 「オレ、幼稚園の時に喘息になった時、死ねばよかった」

 と、笑顔で言う。

 次男「残念やったなあ。あのとき我慢すれば死ねたのに・・」

 でも顔は笑っている。

 私「死ななくてよかったよー」

 次男「死んだ方がよかった」

 私「生きててよかったっていつか思うときが来るよ」


 その後、ご機嫌で

 「ヘイ、マム!」

 と私を呼び、ツイッターをやりたいからスマホにダウンロードして欲しいと言う。

 私「はいはい。母さんがフォロワーになってあげる

 次男「やめろー!」

 だよね・・・



 母さんは Giving Tree だから

 give できることが 幸せだよ