3月27日(金)
27日の朝刊の記事に、に札幌ドーム(札幌市)の内野席でプロ野球観戦中にファウルボールが当たって右目を失明した市内の30代女性が北海道日本ハムファイターズなどに計約4650万円の損害賠償を求めた訴訟で、札幌地裁(長谷川恭弘裁判長)は26日、球団などに約4190万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決理由で長谷川裁判長は、内野席前のフェンスではファウルボールを遮ることはできなかったと指摘。「球場の設備は危険を防止するに足りず、安全性を欠いていた」と指摘した。
球団側は「観客は打球に注意しさえすればファウルボールの直撃を回避できる。事故当時、場内の大型ビジョンやアナウンスで注意喚起もしており、十分な対策を講じていた」と反論していた。
判決を受け、日ハムは「野球観戦の本質的な要素である臨場感が失われることを懸念する。野球界全体に及ぼす影響も十分に考えられ、控訴を視野に検討する」とのコメントを発表した。
判決によると、女性は2010年8月21日、夫や子ども3人と日本ハム対西武戦を観戦していた際、ライナー性のファウルボールの直撃を顔に受け、右顔面骨骨折や右眼球破裂の重傷を負った。
●この記事を見て ライナー性のファウルボールの直撃を顔に受け、右顔面骨骨折や右眼球破裂の重傷を負われた女性に対し、たいへんお気の毒なことでお見舞い申し上げます。ファウルボール、 フライでも大けがをする。ましてライナー性のファウルボールが当たると非常に危険である。 ファウルボールが近くをとおり、ヒヤッツとしたことがこれまで何度かある。打球に目を離したらこわい。 しかし、裁判長の『球場の設備は危険を防止するに足りず、安全性を欠いていた』『初めて観戦に訪れる者や高齢者も安全に楽しむことができる安全設備が施されるべきだ』と指摘されている。 この指摘に違和感がある。スポ-ツ評論家の方は『防球ネットを目の前に見る野球は野球ではない。テレビ観戦と同じ感覚で球場に行くのは違うのでは』と試合の迫力を楽しみたいファンの声を代弁されている。 そのとおりだと思います。同感です。